埼玉県深谷市にある
吉祥寺の住職のブログ
イチョウの下のよもやま話
祝
お盆中は 気を張っていたのですが、気が抜けたようです。
すみません。。。
2020年のオリンピックとパラリンピックが
東京で開催される事になりました。
疑問視する声もあったかと思いますが、
こうして決定してみると、
楽しみが増えたと、気づきます。
楽しみがある。
それは、喜ばしい事です。
東京オリンピックを覚えているか?
との 座敷ネズミからの質問です(苦笑)。
1964年に 東京オリンピックが開催された年、
私はすでに小学生でした。
近所の友達と遊んでいたら
その家のおばさんが 田んぼからの帰りに自転車で通りかかり、
「もうすぐバレーボールだよ!」
と 声を掛けてくれたのを覚えています。
東洋の魔女! ですね。
バレーボールの試合は その後 途中から
その友達の家のテレビで 観戦したように思います。
その頃の私には まだまだ 外遊びの方が 重大だったようです(笑)。
2020年。
まだ7年、ではなく、
もう あと 7年しか 残されていません!
それまでに 解決すべき問題は解決し、
整備すべき事は 整備しなくてはなりません。
今回は コンパクトに会場がまとまっているという事が
利点のひとつだそうです。
ならば、その利点を利用して
このオリンピックは
これまで バリアフリーが なかなか進まなかった日本で
世界一のバリアフリーな大会にできたらいいのじゃないか、
と思いました。
たくさんの人が それぞれの立場で
7年後のオリンピックとパラリンピックに向けて
いろいろな夢を描いているのに違いありません。
‘2020 TOKYO’は 決定事項です。
ならば、最高の大会にすべく、努力していかなければ、
楽しくありません!
関係者の奮闘を願いますし、大会の成功を祈ります。
そして 何かできる事があるかな、と
足元から見回していきたいと思います。
今日は、ここまで!
志操堅固
俗に言う、「ゾロ目」ですね。
一番多い回答は、「鏡開き」でしょう。
新聞には 「震災から1年10ヶ月」と出ていました。
私は 日誌を整理していて、
震災少し前の1月11日に
向島に出かけていた事がわかりました。
その日 向島の I川さん宅にお邪魔して
一枚の印刷物をいただいたのです。
それは 先代住職が お檀家さんに 初めて私を紹介した一文が
書かれていたのです。
初めて目にするものでした。
先代は、副住職となる人物、私を
「温厚篤実にして 志操堅固の方です」
と紹介してくださっていました。
先代の一周忌も過ぎたところで出てきた、先代の遺文です。
深く感じる所がありました。
ところが、意味がわかりません。
「志操堅固(しそうけんご) 」の語です。
「物事をしようという意志が固いこと。
環境などに左右されず、志を守って変えないこと。」
だそうです。
メモをしておきましたが、今 初めて調べました。
「座右の銘にしたい四字熟語」に出ていました。
(面白いサイトがあるものですね!)
書面の日付は 「昭和61年2月吉日」と なっていました。
ぶらぶら歩き番組
正月準備をしながらテレビをつけていましたら、
タレントが3人で 都内をぶらぶら歩く番組をやっていました。
あちらこちらと 面白そうなお店をのぞき、
美味しそうなものがあれば、試食をしています。
美味しそうなものが画面に映し出されると、
思わず 引き込まれてしまいます(笑)。
ああ、仏遊会で あそこを あんなふうに歩いたら、
楽しいだろうなあ!
思わず声に出して言ってしまいます。
すかさず、座敷ネズミからは
あんなとこ、4、5人ならともかく、10人以上で歩いたら、大変よ!
と返されます。
それはともかく、
来年は 仏遊会で 出かける事ができるでしょうか?
今年は とうとう それどころではなく、
バタバタしたまま 年が暮れてしまいました。
もう少し 気持ちにゆとりを持って 暮らしていけたらなあ、と
思っています。
今年は 何と言っても ホームページを立ち上げた、という事が
とても大きな変化だったと思います。
もっともっと 充実させていきたいと思っています。
5月7日から始めたこのブログも
途中で更新が滞ることがありますが
少しずつ 充実したものにしていきたいと思います。
お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
来る年も よろしくお付き合いください。
ありがとう
11月17日(土曜日)には
大施餓鬼会を 無事に厳修する事ができました。
ありがとうございました。
沢山の方に お集まりいただくことができました。
ありがとうございました。
ご法要にお集まりいただいた僧侶の皆さんは
若い方が多く、声も若く、
良い“声明”をお聞かせする事ができたと思います。
また ご法要の後の講演には
たいへん嬉しく思いました。
この講演は
吉祥寺始まって以来の 変った講演(公演?)でしたが
とても楽しいものでした。
楽しかった、良かったよ、と
たくさんの人にも おっしゃっていただきました。
「ありがとう体操」は、自分の身体に感謝をします。
腰が痛くても歩ける人は 歩ける事に、
歩けなくても痛くない人は 痛くない事に感謝します。
無理をして 頑張ってする体操では ありません。
施餓鬼会の法要のお経の内容は
自分のきれいな心(=精神、=魂)に 感謝をするものです。
講演は 実際に 声に出して
自分の身体に感謝をするもので、
法要の中身と 相通ずるものがありました。
今回の 法要・講演を企画してヨカッタ、
と思います。
岡本聖子先生は、大変失礼ではありますが、
実際よりもずっとお若く見えました。
楽しい時間を ありがとうございました。
これからも顔晴って
日本人の健康を作っていってくださる事を願っています。
一方、私としましては
もっともっとたくさんの人に 参加していただきたかった、
という気持ちもあります。
来年も 知恵を絞って
楽しい先祖供養になるように 努力したいと思います。
たくさんの方たちにお世話になって
今年の大施餓鬼会を無事に終える事ができ、
感謝申し上げます。
ありがとうございました。
今日は、ここまで!
元気な岡村聖子先生について
座敷ネズミこと、うちの奥さんに
「岡村聖子先生って、ひとことで言うと、どんな人?」
と聞かれました。
私は 「すごい人!」 と答えました。
「ひとことで」と言うから、ひとことで答えたのですが、
不満だったようなので(苦笑)、
今日は 岡村先生について 少し お話ししましょう。
平成20年だったと記憶しています。
天台宗の埼玉教区の勉強会があり、
浦和のお寺さんでの講演に
岡村先生においでいただいたのです。
お話し4割、ありがとう体操の実演6割。
面白かったのですが、正直、疲れました(苦笑)。
その頃の私は、そこまで運動不足だったのです
先生は チョコチョコと よく動く印象の方でした。
おちゃめな女の子が、
おちゃめなオバチャン(失礼!)になったような、
そんな感じの方でした。
楽しい方。
でも、いろいろと、とにかく、すごい方で、
ご講演の最後には尊敬していました!
私の 「すごい人!」 というのは、この時の印象なのです。
この、初めてお逢いした時から、
「面白いから、いつか 吉祥寺でも 講演をお願いしたいなあ」
と思っていました。
今年 ようやくご縁がつながって
吉祥寺の施餓鬼会に 講師としてお招きする事ができました。
肩こり、腰痛、ひざの痛い人から、糖尿病まで、
施餓鬼で本尊様をお参りして、
先生のご講演を拝聴すれば、
「ヘ 」っと言う感じで治る・・・・・・かも?
いえいえ、それは あなた次第です。
どうぞ、リラックスして 講演に参加してください。
そして、先生に元気をもらってください。
岡村聖子先生については、
を参照してください。
お、先生のブログを発見!(笑)
「活動紹介」の中では、
11月17日の 吉祥寺の施餓鬼会で講演くださる事も
出ています!
吉祥寺のホームページの案内付きです
『岡村聖子 ありがとう体操 ~いつでも笑心地~ 』は
DVD にも なっています。
とりあえずは、お施餓鬼に ご参加ください。
女性は スラックス(若者はパンツと言うらしい?)を
着用していただいた方が動きやすいかと思います。
さあ、もうすぐお施餓鬼だ!
今日は、ここまで!
テレビの取材
皆さん、すっかりご無沙汰してしまいました。
申し訳ありません。 。。゜(ノД`)゜。。ユルシテクレル?
理由は・・・、ハイ、もちろん、忙しかったからです(汗)。
そんな忙しさの中、
テレビの取材を受ける、という事がありました。
お墓の撥遣供養(はっけん くよう)、
当地では 「開眼戻し」と言いますが、
要するに「魂抜き」をする様子を 撮影し、
重ねて 取材をさせて欲しい、
それも、今週の土曜日までに!
という要望が K石材店に入り、
石材店からの照会があって、
寺院側(つまり、吉祥寺の、私です)が承諾し、
更に お施主様が承諾し、
しかも 今週中に撥遣供養の予定がある、
という事で テレビ番組の制作会社の方が
いらっしゃいました。
伊勢島地区のO家さんの墓地での撥遣供養の所作、読経、
そして 撮影です。
この時は、雨が降ってきてしまいましてね~(苦笑)。
その後、お話を聞きたいという事でしたので、
客殿で撮影を。
一所懸命にしゃべったつもりです。
でも 最初に依頼を受けた時の
「最近 増えている、
墓地の所有者の引越しによる墓地の引越し」
に関して、という内容とは
微妙にずれがあるように思いました。
案の定、
「大変 貴重なお話を伺いましたが、
番組の趣旨と 若干 異なりますので、
今回は 放送はありません。」
という連絡が 後日 届きました。
そういう事もありうる、とは
最初から聞いていましたので、
「やっぱり!」 という感じです(苦笑)。
ほっとしたような。
それでも やっぱり、残念なような(笑)。
10月中旬、放送が予定されていた日の 番組を見ました。
夕方五時過ぎのテレビは、普段は見ないのですが。
そこに映し出されていたのは、茨城県の寺院で、
震災で9割の墓地が壊れ、
「この際だから」と お墓の引越しをする方が増えた、
という話でした。
修理や整備もまだなされていない墓石も多く、
問題は これからも続く様子で、
ご住職は 困惑してらっしゃいました。
今回の吉祥寺での撥遣供養は、
上武大橋の架け替えによって発生した
道路の拡幅工事のために、
墓地の移転を余儀なくされた方のものでした。
震災の影響ではなく、
お施主さまが 遠くへ引っ越してしまう、というものでもなく、
一番 穏やかな雰囲気の 墓地の移転だったのです。
それでも
先祖代々、そこにお参りしてきた という
記憶のある方々には
様々な思い入れがあるかと思います。
そんなこんなも
このよもやま話の更新不如意の裏にはあったのだ、
という、言い訳でした(汗)。
心を入れ替えて、こんな事が二度とないようにします、
と誓う事はできません。
また あるかも知れません。
と 書いておけば、今度 またご無沙汰してしまった時の
言い訳になるでしょうか?(笑)
今日は ここまで!
「佛教講演会」で講演
お隣、本庄市で
本庄市佛教会主催の「佛教講演会」
第22回 「仏」のお話を聞く会 (後援 埼玉県佛教会)
という会が 今週の土曜日、10月13日に催されます。
今回、依頼を受けて 私が講演をする事になりました。
お話のテーマは、「生れて・生きて・死んで・それから」
とさせていただきました。
去年のお施餓鬼で お話させていただいたような事を
もう一度 お話させていただくつもりです。
過去にお話した事ではあっても、
できたら 更に さまざまなな事柄を調べて
内容を深めていきたい、と思いました。
すると、調べたい事柄が 次々と出てきて、
キリが無いのです(汗)。
そんなわけで、秋晴れの心地よい日であっても、
境内で風に吹かれる事もなく
机に向かっている日々です。
この本庄市佛教会の講演会は どなたでも聴講でき、
例年、無料だそうでです。
もちろん、今年も無料です!
日時 : 平成24年 10月 13日(土)
開会 : 午後2時より 4時まで
(開場 午後1時30分)
会場 : 埼玉グランドホテル本庄 3階
(電話 0495 -21- 2111)
本日、 本庄市仏教会の会報「澄心」の第13号をいただきました。
今年の7月1日に発行されたものです。
一面に 講演会のPRが載っていまして、
このブログの私の顔の絵が 大きく伸ばして出ています。
冷や汗が出ます(大汗)。
平成24年 お施餓鬼のお知らせ
早いもので、今年も もう10月に入りました。
皆様のお宅では 昨日の台風による被害は なかったでしょうか?
吉祥寺では そこそこ 被害がありました。
まず、木の葉や枝が 大量に落ちて、
掃除が大変だと 頭をかかえてしまいました。
これは 総代さんが 早朝から掃除・片づけをやってくださり、
きれいになりました。
また、松の木が一本、風にあおられ、
幹がねじれて 駄目になってしまったようです。
こちらは 業者に撤去を依頼し、
明後日には片付けてもらう事になっています。
さて、大施餓鬼会が近づいています。
先日の役員会で 役員の皆様に 書類をお渡ししました。
檀家の皆様に 勧進のお願いをさせていただきます。
檀家の方にとっては 重複になりますが、
今日のブログには
その施餓鬼会のご案内を 載せさせていただきます。
***********************************************
平成24年 大施餓鬼会のご案内
合掌
万葉吟秋の候、貴家ご一同様に於かれましては
愈々御清栄の事と拝察申し上げます。
東日本大震災から1年半、
現地の復興は まだまだ 道半ばですが、
どんどん元気が出てきた日本です。
オリンピック・パラリンピックでの 選手の頑張り、
様々な競技で、様々な世代の選手が、
一生懸命、はつらつと活躍されていました。
私たちは、またもや たくさんの感動をいただきました。
こんな自由で、恵まれた、優しい人々の集う すごい国、
外には そうそう ありません。
それから、平和の祭典に水を指すような出来事もあり、
同様の問題が激化してきています。
とても残念な事です。
このことについては、日本という国と日本人は、いつも
自分たちが 素晴らしい民族であるという事にプライドを持ち、
品格を忘れず、
どこの国からも尊敬されるよう、
日々 心掛ける事が肝要だと思います。
1) 合葬墓が完成しました。
墓地の継承のこと等でお悩みの方など、
お気軽にご相談ください。
2) 吉祥寺ホームページを立ち上げました。
アドレスは 「 http://kichijoji.or.jp/ 」 です。
または、「埼玉県深谷市吉祥寺」「義光院吉祥寺」で
検索してみてください。
3) 観音堂に、
今年37回忌を迎える 良泉大僧正揮毫の山額「観世音」と、
高村光太郎氏作の観音様石造(千恵子婦人がモデル、レプリカ)が、
過日奉安の馬頭観音に続き、
御信者様によって 奉安されました。
是非 お参りください。
(除幕式は 10月10日です。)
4) 10月14日(日)、埼玉県サイクリングフェスティバル2012 が
開催され、熊谷~本庄 往復の
深谷エイドステイション(休憩所)に
吉祥寺が選ばれました。
当日は 700台前後の自転車が 当山に立ち寄るそうです。
当山近辺(特に東門近く)の通行には 十分 ご注意ください。
墓参の方の駐車場は、既設駐車場北側と
北門内の空き地を ご利用ください。
当日は 参詣のサイクリスト歓迎の意味で
鐘楼を開放しています。
さて、当山恒例の
大施餓鬼会 並びに 檀徒各家先祖代々諸精霊総回向 を
本年は 下記のとおり 執行いたします。
なお、本年の講演は 健康運動指導士の
岡村聖子先生をお招きして、
「ありがとう体操」のお話と 実演をしていただきます。
楽しい時間を過ごせる事 請け合いです。
それから、この体操をすると、
首・肩・足・腰など 本当にラクになります。
皆様お誘い合わせの上、是非 ご参詣ください。
再拝
記
日時 11月17日 (土曜日) 午後1時参集
***************************************************
施餓鬼会は 特別なご法要です。
何人もの僧侶が 声明を唱え、
本堂の中陣内を ぐるぐると回って(行道と言います)の
ご法要をします。
ご都合がつくようでしたら、是非 ご出席をいだだきたく思います。
お待ちしています!
今日は ここまで!
文化の成熟度
オリンピックが終りました。
パラリンピックも 終りました。
日本選手の奮闘に 一喜一憂したり、感動したり。
大変 忙しい日々でした(笑)。
今回のオリンピック観戦で 私が最も感心したのは、
日本人が活躍する種目の多さでした。
「お家芸」と呼ばれる競技で
何人もの選手が出場権を獲得するのは
当然でしょう。
そうでない種目、日本人が苦手にしてきた種目にも
日頃 精進して 鍛えてきた選手達が
自己ベストや 日本新記録を目指して
果敢に挑戦している姿が目に付きました。
選手達が 施設や 指導者や ライバルにも恵まれて
天性の資質に磨きをかけ続ければ
決勝進出や メダルの獲得も夢ではない、という事が
近年のオリンピックで ようやく信じられるようになったと思うのです。
そして 今大会の 選手達の鍛錬の結果は
その感を いっそう強くさせてくれました。
加えて、今回 私は
日本選手が活躍する競技の種類が
たいへんバラエティーに富んでいた事に
注目させられました。
かつての日本選手が なかなか予選を突破できなかった競技や
おや、こんな競技があった、と思うような
あまりポピュラーではない種目においても
彼らは素晴らしい成果をもたらしてくれました。
この バラエテイーの豊かさこそは
日本の 国力と文化、双方の充実を 雄弁に語るものです。
私は メダルの数もさることながら、
このバラエティーの豊かさに 大きな安心と感動を覚えるのです。
しかしながら、
今回のオリンピックの期間中、アジアの国の一部の行動には
「平和の祭典」の名にふさわしくないものがあった事を
忘れては ならないと思っています。
次期選挙のためのパフォーマンスなのか、
政権維持に、あるいは 国民の人心掌握についての不安からなのか、
日本人にとっては不快そのものの、理解できないような事柄が続いて、
暗澹とした気分になったのでした。
それらの国々に対しては
「毅然とした態度で臨むべき」と 私は考え、
うちの大黒さんは 「いえ、ここは冷静に」、と 言い、
意見の分かれるところでした(苦笑)。
パラリンピックの閉幕を告げる今日の朝刊の中で
蓮池薫氏は
「私が拉致されていた北朝鮮では、障害者に対する見方は厳しかった。」
と語っています。
ただし、軍隊の任務でけがをした人だけは例外で、厚遇されており、
その生活ぶりは テレビでも紹介されていたそうです。
「自分の身を犠牲にして 国家を守った」という事だそうです。
そう言えば 日本大使の車を襲って 国旗を取り去った人は
逮捕されても罰せられなかった、
それは 「愛国」のための行動だったから、なんだそうです。
かつての北朝鮮では パラリンピックのテレビ中継もなく、
蓮池氏は その存在さえ知らなかった、と話しています。
今回、韓国のNPOの後押しもあったそうですが、
北朝鮮から 初めて 一人の選手が参加していました。
蓮池氏は
「北朝鮮政府は、限られた経済力を、
国際的にもアピールできる五輪の、
しかも 金メダルが狙える競技に集中しているのだろう。」
と言います。
「選抜された選手だけが
栄養価の高いものを食べられ、競技に取り組むことができる。」
と。
経済力と 競技を支持する文化との 両面が充実していない限り、
運動選手への 継続的な支援は 難しいと思います。
「金メダル至上主義」との言葉も蓮池氏の言葉にはありましたが、
発展途上の国々にとっては そうならざるを得ないでしょう。
国威発揚も 情報操作も
いずれも かつての日本に存在したものでした。
また その頃の日本における障害者への福祉や支援は
とても お寒いものでした。
障害の有無にかかわらず、
才能がある人が 周りの協力を得て 好きな競技を続けられる。
あるいは、才能はともかく、誰もが 好きな趣味を続けられる。
それは まさに 理想の姿かと思います。
それこそが 文化の充実度を 如実に顕す指標でしょう。
私は 幅広い競技で日本人が健闘している様子を見て
日本の国力の充実が まだ不況に押し流されていない事の顕れであり、
多様な文化を尊重する日本人の精神性の表れであると思い、
とても安心し、力強く感じました。
一方、
スポンサーの獲得が難しくなったり、
経済的に競技を諦めざるを得なくなる選手も出てくるなど、
右肩下がりの経済が続いている事の不幸せも感じました。
ことに パラリンピアンにとっては
最新技術の車椅子も 高額な競技用義足も
優秀なコーチも 練習場の確保も
経済的な基盤があってこその 一流アスリートなのです。
(日本のパラリンピアンには 専属コーチがいなかったり、
無償ボランティアのコーチも多い。)
メダルの数でもわかるように、
日本における障害者支援は まだまだ充実しているとは言えません。
車椅子での団体球技、車いすラグビーが
アメリカでは大勢の観客が詰めかける人気スポーツだなんて、
知りませんでしたよ。
障害者アスリートの競技人生が より充実したものであるよう、
国民が アタリマエに応援できる日本の文化であり続けますように。
スポーツが 日本の文化として 成熟していくのは
まだまだこれからです!
今日はここまで!
象香炉
本堂の入り口に こんなものが置かれました。
象の形をした、香炉です。
こんな顔をしていますよ。
上の穴から お香の煙が立ち上ります。
その煙をまたいで、身体まるごと清めてから
本堂にお入りいただきます。
「またぐ」という事に 抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが、
またいでください。
そのための、象さんなのですから。
「象香炉」と言います。 (まんま、です。)
HP ができたのと同じく、
7月7日が 遣い初めでした。
吉祥寺の本堂に上がる時には
ぜひ またいでください。
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