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徒然なるままに その3

さて、最初に この講師のお話をいただいた時、
去年の伊香保の教区研修会の休み時間、
事務局長さんに
「どんなお話をすればいいんですか?」
と、お尋ねしたところ、
「何でもいいよ」
というご返事でした。

「何でもいい」ってぐらい難しい事は無いんでして、
言い方を変えれば、
「まあ、あんまり期待してないから、適当でいいよ」
みたいな、そんな事は無いと思うんですが、あるかもしれません。






じゃあ、頼まれると最近あちこちでしゃべってる、
「生まれて、生きて、死んで、それから」っていう話。

これは、子供の成長過程でのお祝い事と、
亡くなった御先祖さんの供養が、
同じように行われているって事から、
日本人の死生観を 民俗学的に考えてみる内容で、

檀信徒会さんの関係で、
8部慈光寺さんと、4部常安寺さん、本庄仏教会さん、岩槻仏教会さん、
それから 東海教区さんなんかでおしゃべりさせていただいてまして、
慣れてるから 勉強しなくて済む。

「これでいいですか?」
って聞いたら、そこにいた教務主任さんが、
「あぁ、その話 覚えてるよ」
って言うもんで、
「もう一度 聞いても いーすけど」
って すぐフォローしてくれたものの、
やっぱりそう言われちゃ この話はできませんよねぇ。

もっとも、これは 今日の合同研修会じゃなくて、
女性、できれば 若い上品なお母さん(それ以上のぜいたくは言いません)、
なんかに聞いてもらいたい内容・・・かもしれませんけどね。






「それじゃあ」
ってんで、
「あんまり 最近の研修会のテーマに無いようだから、
 詳しいわけじゃないけど 教判論でもやってみますか」
って言ったら、そこにいた副会長さんが
「そんな演題じゃ 誰も聞きに来ねえよ」
って言って。

その隣の会長さんが
「大事な話なんですけどね」
ってフォローしてくれましたけど。



≪なにも、 
 法華玄義の1巻教相と10巻教相がどう違って、或いは同じで、
 それを後世の、例えば、湛然さんや、
 日本の宝地坊証真なんかが どうたらこうたらを 
 ここで研究発表しようってんじゃなくて、
 (学生の時 発表して 結構話題になったんですけど・・・
  この事、知る人ぞ知る、なんですけどね・・・)≫






一般的に、お釈迦さんの事を話したりする時、
いつ どこで どんなふうに生まれて 7歩歩いて、天上天下で、
お父さんはどうで、お母さんはどうで、奥さんは、子供は、

そして、いつ出家して、どうやって悟って、
で、そのあと どこでどう亡くなったか、涅槃に入られたか、
なんて事を言うでしょ。



でも、ほとんどの本やなんかは、
悟った後のお釈迦さんに困っちゃってる

かの手塚治虫先生の名著「ブッダ」でも、
悟った後のお釈迦さんは あんまり魅力的に描かれていない。

(今度の映画は どうなんですかねぇ。)

でもね、大事なのは、
悟ってから涅槃に入るまでのお釈迦さんの教えの内容で、
ここが一番面白い




そしてね、そこんとこを解ってて、
何とかまとめていこうとしたのが 教相判釈、いわゆる教判論、
その最高傑作が 天台大師の教判でしょ。

私の学問は古すぎて使い物になんないんですけど、
五時八教なんかみてくと、
「へー」って程 面白いんですけどねぇ。

まあ、これも却下です。

私みたいな、天台教理の素人が へらず話すると、
結構 突っ込む所があって 面白いと思うんですけどねぇ。

残念!







今日は、ここまで!


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