イチョウの下のよもやま話

埼玉県深谷市にある
吉祥寺の住職のブログ

徒然なるままに その31

2014年11月30日 | 日々之法話
ちょっと具体的な話をします。

ブッダ最後の食事というと、
鍛冶職人の息子チュンダが用意した「スーカラ・マッダヴァ」で、

これはキノコ料理で、
これにあたってブッダは亡くなられた、
とされていますが、

最近は キノコじゃなくて、上等の野豚の干し肉にあたって、
赤痢か食中毒、
いずれにせよ 消化器官系の疾患で亡くなったという説が
最有力だそうです。



最後は 下血なんかもあって、かなり辛かったようです。

ブッダが亡くなったのは 真夏の暑い盛り、
干し肉も傷んでいたんでしょうかねぇ?






また、中村元先生によると、
チュンダの饗応は かなり豪華だったように 
資料から読み取れるそうです。



その他、ブッダが食あたりした食べ物については いろんな伝説があって、

1 若過ぎず 老い過ぎない 上等の野豚の生肉、

2 不老長寿の霊薬、

3 牛からとったスープで煮込んだ 柔らかいお米のごはん
  ~~雑炊でしょうか?

4 栴檀茸  ~~これは今でいう世界三大珍味のひとつ、トリュフ



そんな事が伝わっています。

ホントです。






ちなみに、食事には、

噛む食事~~固い食事 と、

吸う食事~~柔らかい食事 の、

大別して2種類の食事があったそうです。






食べ物の事で こんなに時間取ったら、終わんない、

話が面白いところまで行き着きません。

急ぎましょう。

今日は、ここまで!