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徒然なるままに その56



2つのうちのふたつ目
(ひとつめは、「徒然なるままに その53)でした)、

ブッダの御教えの中で、
唯一 私なりに解釈しきれないというか、
納得しかねるというか、
なんとなくモヤモヤした感じでいたのが、

「死んだらどうなる?」

「死後の世界は有るのか無いのか?」

「霊魂と魂は 一体か別のものか?」


なんていうお弟子さんの質問に対し、

ブッダはその答えを保留して、

「そんなこと考えてる暇はないでしょ。

今を一生懸命生きていこうよ」

って答えた事。

あの、「毒矢に当たったら云々」て話です。

    参照:「毒矢のたとえ






なんとなく釈然としなかった、
ブッダらしくないような、不親切な気がしていたんです。

それが、なんとなく分かりかけてきたような気がして、
それを詳しくお話ししたかったんです。

もう無理です。

残念です。

でも、ちょっとだけ話させてください。





チャップリンの『ライムライト』に出て来るセリフです。


「人生は美しい。

 生きる事は素晴らしい。
 
 君はいつも病気の事ばかり考えて、
 暗く、うつむいている。


 それじゃいけない。

 人間には 死ぬ事と同じくらい避けられない事があるんだ。
 
 それは 生きる事だよ!」


というセリフです。






人生のどうしようもない宿命
みんなが持っている宿命、
逃げられない宿命
って 何かっていうと、

死ぬことです。



そして、もうひとつ、
死ぬまで生きなきゃならないって事です。

だから、どう生きるか の問題です。






今日は、ここまで!


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