徒然なるままに 資料（１０）三十二相八十種好の３

八十種好


無見頂　　頭頂の肉髷が高く、見ることができない。


鼻直高好孔不現　　鼻が高く、鼻の穴が正面からは見えない。


眉如初月　　眉が細く、三日月のようである。


耳輪垂埵成　　耳たぶが垂れ下がり、肩につくほどである。


身堅実如那羅延　　身体が筋肉質で、天上の力士のように隆々としている。


骨際如鉤鎖　　骨がまるで鎖のように際立っている。


身一時廻如象王　　体を回すときは、象王のように　全体が一体となる。


行時足去地四寸而印分現　　歩行時は、足が地面を離れてから　足跡が現れる。


爪如赤銅色　　爪が赤銅色である。


膝骨堅著円好　　膝の骨が固く、円満である。


身浄潔　　身体が清潔で、汚れがない。


身柔軟　　体が柔軟である。


身不曲　　背筋が常に伸び、曲がる事がない。


指長繊円　　指が長く、繊細である。


指紋蔵覆　　指紋が覆い隠されていて、外からは見えない。


脈深不現　　脈が深いところで打ち、外へは現れない。


踝不現　　踝（かかと）が骨ばっていない。


身潤沢　　身体に潤いと光沢がある。


身自持不逶迆　　身体がしゃんとして、曲がっていない。


身満足　　身体が円満に整っている。


識満足　　知覚認識がすぐれている。


容儀備足　　容貌と立ち居ふるまいが美しい。


住処安無能動者　　立ち姿が安定していて、動かくことができない。


威震一切　　威厳があり、身振りひとつで　あらゆる者を動かす。


一切楽観　　如来の姿を見ると、だれでも楽しくなる。


面不長大　　顔は長大ではない。


正容貌而色不撓　　容貌が左右対称で　歪みがない。






今日は、ここまで！

まだまだ続きます！