埼玉県深谷市にある
吉祥寺の住職のブログ
イチョウの下のよもやま話
天台宗勤行儀 その13 跋(2)
では、菩薩さまとは どんな仏さまなんでしょう?
仏教では 世界を十に分類します。
下方から
① 地獄界
② 餓鬼界(餓えた人々)
③ 畜生界(動物)
~ 〈ここまでを三悪道といいます〉
④ 阿修羅界(喧嘩ばかりの人々)
⑤ 人間界
⑥ 天界
~ 〈ここまでを六界、六道といいます〉
⑦ 声聞界(しょうもんかい 仏さまの声 つまり説法を聞いて お悟りを開く人々)
⑧ 独覚界(どっかくかい 縁覚界とも言い、日々の生活の中で
ある日 何かの縁でふと悟りを開く人々)
~ 〈この二界は 羅漢さんたちの世界です〉
・⑨ 菩薩界
・⑩ 佛界
~ 〈声聞から仏までを 六道に対して四聖といいます。〉
の世界です。
“菩薩さま”と呼ばれる仏さまには、観世音菩薩、文殊菩薩、地蔵菩薩などが
いらっしゃいますが、
これ等の菩薩さまたちは、皆、釈迦牟尼仏・阿弥陀仏・薬師仏・大日仏などの
仏さま(如来さま)より ひとつ下の位にいます。
では、観音さまたちは 阿弥陀さまたちより お悟りが浅いのでしょうか?
そうではありません。
菩薩さまたちも、既にお悟りを開かれている仏さまなのですが、
最後に
「この世の中の すべての人々、動物や植物、すべての命あるものたちが、
自分と同じお悟りを開いてから、
みんなでいっしょに最高位の佛界に行きましょう。
すべての生き物たちが お悟りを開くために、
私は 出来ることを何でもしていきたい。
それが 私の修行です」
という誓いを立てられたのです。
ですから、あえて上から二番目の位にいるのです。
先ずは 自分自身が 一生懸命 修行して、
悟りという境地を知り、
同時に 周りの人々の幸せのために精進努力する。
これが、天台宗にご縁をいただいた皆さんの“勤行”なのです。
繰り返しますが、天台宗の目指すところは、
成佛(佛さまに成る)のために
菩薩さまの境地に至るということです。
今日は、ここまで!
仏教では 世界を十に分類します。
下方から
① 地獄界
② 餓鬼界(餓えた人々)
③ 畜生界(動物)
~ 〈ここまでを三悪道といいます〉
④ 阿修羅界(喧嘩ばかりの人々)
⑤ 人間界
⑥ 天界
~ 〈ここまでを六界、六道といいます〉
⑦ 声聞界(しょうもんかい 仏さまの声 つまり説法を聞いて お悟りを開く人々)
⑧ 独覚界(どっかくかい 縁覚界とも言い、日々の生活の中で
ある日 何かの縁でふと悟りを開く人々)
~ 〈この二界は 羅漢さんたちの世界です〉
・⑨ 菩薩界
・⑩ 佛界
~ 〈声聞から仏までを 六道に対して四聖といいます。〉
の世界です。
“菩薩さま”と呼ばれる仏さまには、観世音菩薩、文殊菩薩、地蔵菩薩などが
いらっしゃいますが、
これ等の菩薩さまたちは、皆、釈迦牟尼仏・阿弥陀仏・薬師仏・大日仏などの
仏さま(如来さま)より ひとつ下の位にいます。
では、観音さまたちは 阿弥陀さまたちより お悟りが浅いのでしょうか?
そうではありません。
菩薩さまたちも、既にお悟りを開かれている仏さまなのですが、
最後に
「この世の中の すべての人々、動物や植物、すべての命あるものたちが、
自分と同じお悟りを開いてから、
みんなでいっしょに最高位の佛界に行きましょう。
すべての生き物たちが お悟りを開くために、
私は 出来ることを何でもしていきたい。
それが 私の修行です」
という誓いを立てられたのです。
ですから、あえて上から二番目の位にいるのです。
先ずは 自分自身が 一生懸命 修行して、
悟りという境地を知り、
同時に 周りの人々の幸せのために精進努力する。
これが、天台宗にご縁をいただいた皆さんの“勤行”なのです。
繰り返しますが、天台宗の目指すところは、
成佛(佛さまに成る)のために
菩薩さまの境地に至るということです。
今日は、ここまで!
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