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ヤマアラシのジレンマ(その1)

肇年の喜慶  四海一般なり              

 

平成5年の年頭のご挨拶です。

 

 

 

~平成五年の新春に當たり、至心に三寶を誦し、

併せて 檀信徒の皆様の ご平安を祈念申し上げます。~

 

 

 

平成4年という歳は、社会的には バブルの崩壊や 政治不信を始め、

環境破壊、国際協力、教育・老人問題等

様々な問題提起を 私達にしました。

 

一方、科学やスポーツ界には 明るい話題も二、三 聞かれ、

多少なりとも『平成』の面目を保てたようです。

 

総じて、大船「日本丸」の運行は 

おぼつかない面もありますが、

その乗組員には 優秀な人材もいるということでしょうか。

 

この平成の時代も五年目、

ぜひとも 良い一年にしたいものです。

 

 

 

さて、『ヤマアラシのジレンマ』と言う言葉をご存知でしょうか。

 

ヤマアラシは、敵に遭うと 全身の鋭い針を立て、

尾を鳴らしながら 後ろ向きに突進して 

これを撃退します。

 

しかし、

本来は とても臆病な動物で、

昼は森の中に隠れていて、

夜になると 木の実や根などを 食べに 這い出して来ます。

 

このヤマアラシ、

冬になって 数匹が共に寄り添って

体を温めようとすると、

鋭い針が邪魔をして 互いに近寄れません。

 

離れると寒い、寄り添うと傷つけ合ってしまう。

 

自衛の武器が 愛の妨げになってしまう。

 

これが、『ヤマアラシのジレンマ』です。

 

かわいそうなヤマアラシですが、

それでは 私達 人間は どうでしょうか。

 

 

 

 

 

続きは次回に!

 

今日はここまで!

 

 

 

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