伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

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親友の命日

2020-03-11 05:26:56 | 親友・・・気仙沼の富美ちゃん

あの日から今日て゛9年

富美ちゃんのことを思うと胸が痛む

生涯で一番の親友だった。

そろそろワカメが届くかなぁーと思っていた矢先

延々と続くテレビの津波の報道に息をのんだあの日

一睡もしないで

心が麻痺し

震えていたあの日

富美ちゃんの家は海の近くと聞いていた

何度かけても通じない電話

一番心の許せる親友だった。

旦那様と息子さんと一瞬に津波の犠牲になったあなた

さぞ

無念だったでしょう。

中学時代のあなたは一番輝いていた。

文学少女で屈折していた私はあなたと接することで

かろうじて生きることができた。

多感な時代を乗り越えてこられたのもあなたのおかげ

その後

道はそれぞれ違ったけれど

私の心の中にはいつもあなたがいて

決して離れることが無かった。

今の北湯沢の名水亭が建っている場所は

かって富美ちゃんが住んでいた場所

おじいちゃんがそこの別荘の管理人をしていた関係で

20歳になった私たちは光子ちゃんと三人でその別荘に

泊まり

将来の夢を語り合ったよネ

三人ともほぼその夢を叶えたけれど・・・。

光子ちゃんは今あなたのすぐ近く・・・仙台にいるよー

私だけ

あなたと過ごした北湯沢の近くの伊達に移住してきた。

おじいちゃんは何故故郷の気仙沼を捨て

幼いあなたを連れてあちこち北海道を行脚し

最後に北湯沢に辿り着いたのでしょう・・・。

富美ちゃん安らかにお眠りください。

 

 


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