寡黙な父が兄が自衛隊に入りたい・・・
と言った時烈火の如く怒った
小学生の私は恐くて震えた・・・・。
「どんな思いで家族が樺太から命からがら逃げてきたか
忘れたのか・・・戦争が始まったら一番先に死ぬのが
自衛隊なんだ・・・・」
それっきり父は樺太での辛かったことは一つも語らず
数々の思いを抱いたまま
76歳で多難な人生を終えた。
ことあるたびに
引き揚げの時にお金を隠して持ってくれば
良かった・・・あれもこれも持ってくれば良かったと
愚痴っていた母も86歳で倒れ寝たっきりになり
第二の故郷である大滝の病院でこれまた93歳で多難な人生を
終えた。
兄たち三人も70代の若さで次々と旅立ってしまった。
おかチャンは頑張って樺太の語り部にならんとにぁー
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と言った時烈火の如く怒った
小学生の私は恐くて震えた・・・・。
「どんな思いで家族が樺太から命からがら逃げてきたか
忘れたのか・・・戦争が始まったら一番先に死ぬのが
自衛隊なんだ・・・・」
それっきり父は樺太での辛かったことは一つも語らず
数々の思いを抱いたまま
76歳で多難な人生を終えた。
ことあるたびに
引き揚げの時にお金を隠して持ってくれば
良かった・・・あれもこれも持ってくれば良かったと
愚痴っていた母も86歳で倒れ寝たっきりになり
第二の故郷である大滝の病院でこれまた93歳で多難な人生を
終えた。
兄たち三人も70代の若さで次々と旅立ってしまった。
おかチャンは頑張って樺太の語り部にならんとにぁー
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