有名神社が神社本庁の管理下から離脱する動向で、神道に関する神社本庁と、有名神社の考えに妥協できない違いが明確になってきたのかと思ったが、どうもそのような次元の高い問題ではなく、神社本庁の執行部の不法不道徳が問題になっていることが明確になってきました。
一番問題になっている人は、田中恒清神社本庁総長です。何んと5期連続で務めているそうです。総長というのは本庁事務方トップだそうです。次の問題は本庁の事務運営にたずさわる執行部が、田中総長と慣れ合いの関係になっており、田中体制ががっちりと守られていることです。
本庁が川崎市内などに保有した不動産の売却を巡って田中総長と業者の癒着疑惑が浮上し、内部告発した職員の懲戒処分に関する裁判で本庁が敗訴したという事件があり、田中総長の不法不道徳は事実のようです。
本庁最高位で宗教的権威がある人は、鷹司尚武統理だそうです。田中総長は問題と思い、体制刷新のため別の役員を総長に指名したが、続投を望む田中総理は、執行部の支援を受けて鷹司統理と対立し、統理を無視して事務運営を続けているそうです。
今回神社本庁の管理下から離脱した鶴岡八幡宮の吉田茂穂宮司は、責任役員や氏子総代と相談した上で離脱を決断したそうです。今後は本庁の外から鷹司統理を支え、正常化に向けて応援していくそうです。
吉田宮司は、鶴岡八幡宮は単立宗教法人として「源頼朝公以来の伝統を継承し、氏子崇敬者と一体となって祭祀の厳修に勤め、当宮の伝統的精神性や文化を伝えてまいりたい」と強調、また、女性神職の地位向上に努めると言っています。
現在の自民党・公明党の問題と全く同じで、神社本庁執行部は、傘下の神社に、何を考え、何を実行しているか説明せず、独善的、独裁的になっているようです。腐敗したということでしょう。カネカネカネの体質になっているのでしょう。
有名神社が、本庁管理下から離脱することは必然性があります。国民が自公を捨てることに必然性があるのと同じです。
ところで国民の中に、自公が、反省していい政治をすることを期待している人がいますが、甘すぎますね。自公が新鮮になる確率はゼロです。腐敗は進むだけです。炭酸ガスと水になって腐敗はとまります。適切なアクションがとれない日本の衰退が止まらないことは必然性があります。日本は落ちるところまで落ちるということだと思います。
自公政治家に代わる政治家になるか、育てるか、いずれかですね。当面、個人主義で現代を生き残ることがだいじです。