心の旅紀行

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中国は命令で国民を動かす

2023年05月26日 | 世界

中国が国の方針として米、小麦、とうもろこしなどの主要食料増産に取り組むことはいいことだと思います。

しかし、農業者が収益性を重視して選んだ作物を一方的に否定し、国指定の作物栽培を強制するのは農業者の貧困問題解決になっていないと思います。

森林、広大な公園など非生産的土地利用地、都市近郊の未利用空間など農地でないところを積極的に農地化し、農業者に国指定の作物栽培を強制しています。農地化には大昔のように農業者に鍬で土地を開墾させるようなことまでやらせています。

つまり中国は奴隷を使うように農業者を使っています。恐らく農業者は転職の自由はなく、国に管理されていると思います。農業者は苦しくなる方向です。

農業者は自分の子を農業者にすることを欲せず、大学などに行かせ、自分が好きな職業につけるように頑張っているようです。

主要食料生産農地面積が増えても農業者がいないため思うように増産できないという問題がおこるでしょう。

恐らく次は中国は農業の機械化を進め、農業者不足を補うでしょう。これは農業者の生活改善になるかもしれません。

日本では転職の自由があり、農業者の低収入が現在も問題で農業をやめる傾向が続いています。

都市部の第三次産業に疲れ、地方に行き、農業に入る若い人が増えていると聞きますが、米、小麦などに挑戦している人は少ないと思います。現在も食料自給率は低下傾向と聞いています。

自由民主主義だと食料自給率を上げることは不可能なのでしょうか。

そんな日本にも主要食料不足の時代が来るでしょう。

すると資本主義の日本は、大規模農業再開発予算を組んで、お金で農業者を増やし、国主導で主要食料増産を行うのでしょうか。しかしすぐには増産はできないでしょう。資本主義的手法でいいから、今から、国は、米、小麦などの増産に取り組んでほしいものです。

(注)日本は原発推進のため異常な割合で国がコストを負担しています。放射性廃棄物の処理処分、事故原発の処理処分、放射能汚染対策などは無限大のコストを国が負担することになるでしょう。この覚悟で国が主要食料増産に取り組めば食料安保問題は解決します。

輸入依存は危険だと思います。日本がアメリカに服属する原因は、小麦、大豆、とうもろこしなど主要食料をアメリカに依存しているからだと言われています。今はコストで負けても、食料不足時代になれば、アメリカ産も高騰します。日本はコストダウンに注力しながらまずは増産の方向に転じることが重要と思います。


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