心の旅紀行

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戦後の自由自主平等平和は素晴らしい

2023年01月15日 | 世界

私は1940年に生まれ、太平洋戦争で町の半分が廃墟になりましたが、幸運にも家族は生き残り、食料不足に苦しみながら戦後の10年を生きました。戦後の義務教育は、自由自主平等平和の価値観に基づいており、学校生活は明るかったと思います。私は貧困家庭に育ち、その上、病弱でしたが、差別を受けることもなく、反対に先生は私の才能を見つけて伸ばすような指導をしてくれました。

私は古い手紙をすべて保存していますが、小中の先生の手紙がたくさん残っています。小学生のときは病気で学校を長く休んでいましたが、担任の先生はよく手紙をくれました。

社会人になってからも、開襟シャツを着て会社や一流ホテルでネクタイをせよと注意されて不愉快な思いをしたことはありますが、耐えがたい差別を受けたことはありません。

会社では、年配が少なく、若い人が多かったので、若いのに自分で考えて仕事をしなければなりませんでした。35歳ぐらいのとき、会社は新事業企画を指示してきたので自分で新事業を企画実行しました。

自由自主平等平和の価値観は会社生活でも大いに役立ちました。私は政府や他社の人にも信用され、自由に事業・仕事ができました。中年になると、新聞社・雑誌社から私の専門分野の問題について投稿依頼がひっきりなしにあり、地方からも講演依頼が毎月のようにありました。会社の事業・仕事をこなしつつ、外からの依頼にも対応してきました。

この価値観は政治でも重要だと思います。この価値観がないと、内政も外交もうまくいかないと思います。

岸田文雄総理の政治は、国民には独裁的です。アメリカには従属的です。自由自主を失っています。

安倍晋三元総理を偉大と評価し、国民の反対を無視し、彼の国葬を断行したことは独裁的でした。岸田総理は、安倍元総理がアメリカとの同盟を深めてきたのでアメリカに忖度するため彼を偉大と評価したのだと思います。

要するに岸田総理は、アメリカの言うことをよく聞いて国民の声には耳を貸しません。G7、特にアメリカに同調していれば、ロシア問題も中国問題も解決できる、否、それ以外にいい方法が見つからない、そうすると決したということでしょう。

その結果が、防衛費増額・増税です。防衛力・アメリカとの同盟強化、反撃能力保有です。大火器開発・保有です。しかし、政府は借金残高1000兆円規模で実質破綻です。国民は確実に貧困層が拡大中です。アメリカ従属は国民の生活水準を下げます。日本を戦場にする確率を高めます。

横浜港に瑞穂埠頭があります。この埠頭の半分ぐらいの瑞穂町はアメリカ軍が軍用測量船などの軍艦を停泊させるのに使っています。横浜市は、観光を重視している横浜港にアメリカ軍施設はよくないと考え、瑞穂町の返還を国に要望しています。国は、艦船の保管に利用しているだけで、部隊を配置することはないと言ってきました。

ところが、アメリカとの同盟に関する先日のアメリカとの会議で何と日本は瑞穂町にアメリカ軍小型揚陸艇部隊約280名の駐留を決め、神奈川県にその決定を通知してきました。神奈川県も横浜市も仰天です。国にだまされていました。事前に相談はなかったようです。国民無視です。岸田内閣は勝手に考えた防衛論を国民に押し付けています。民主的ではありません。アメリカには従属的、国民には独裁的です。

岸田総理は日本にとって危険と思います。彼は自由自主平等平和がまったくわかっていません。彼は内政でも外交でも国民を悩ませます。

岸田総理は、G7協調でロシア、中国と対決し、つまり勝負し、世界秩序をつくると言いますが、ありえないお話です。対立が長く続き、双方、疲弊し、世界秩序は混乱します。

世界秩序が、大火器でつくれる訳がありません。世界の歴史を勉強すればわかることです。岸田総理の予測はあたりません。彼は思考力が弱いと思います。

日本の国民は戦後の価値観、自由自主平等平和を思い出してほしいと思います。岸田総理のロシア・中国脅威論にのせられて戦争の道を歩み、不幸になってはいけません。


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