スナクイギリス首相はインド系の人であるが、平和を重視する政治家と思います。
ロンドンは人種の坩堝(るつぼ)と言われています。帝国主義が非常に強かった時代、イギリスは世界各地を支配しました。その結果、支配された国から大勢の人がロンドンに移住してきました。
イギリスはインドを長く支配しましたが、マハトマ・ガンディーの独立運動で独立の方向が定まり、ガンディーは狂信的なヒンドゥー教徒に殺されましたが、1950年、イギリスから完全に独立することができました。その後はイギリスとのインドの交流は一段と密になり、多くのインドの若者がイギリスに行き、学問し、いろいろな分野で活躍するようになりました。
スナク首相はインド系の初めての首相で、イギリスは変わったとの印象を深めました。
パレスチナ自治区ガザで、2023.10、イスラエルとハマスの戦争が始まってから、イギリスで親イスラエル派と親パレスチナ派の対立による社会の分断が深まっています。
スナク首相は、ユダヤ人の子どもが差別を恐れて制服を着られなくなったり、イスラム教徒の女性が路上で罵声を浴びたりする例をあげ、過激主義が強くなっていることを問題にしました。彼は、自分の経験から、成功を決めるのは人種でも、宗教でも、生まれた場所でもない、人々が共有する価値観を守る必要性があると話してきました。人間性のある政治です。
そんな彼も、過激主義の大波にのまれてしまうかもしれません。
分断・分裂はアメリカでも日本でもおこっています。健全増殖ではなく、分散弱体化です。
日本は政府が機能不全です。立法府も司法府も機能不全です。波乱の時代に突入しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます