21世紀になってからアメリカはアフガニスタン戦争、イラク戦争を行いましたが、アフガニスタンやイラクがアメリカを攻撃した訳ではありません。正当防衛だと言ってアメリカがこれらの国を攻撃したことは不法であったと思います。
アメリカは戦争に勝ったが、これらの国の人々に受け入れられることなく、これらの国の中にいるアメリカ人は、軍人であろうと民間人であろうと命を狙われる始末で、とうとうアメリカ軍は両国から撤退しました。したがって両国はアメリカが思うような国になっていません。反対にアメリカから遠ざかってしまいました。アメリカの失敗です。
国軍を正当防衛だけに使うことはむずかしいことではないでしょうか。ロシアのウクライナ戦争は正当防衛だったとは到底思えません。ロシアの侵略戦争です。ロシアに正義はありません。世界がロシアとの経済交流を減らすのは当然のことです。
中国が人民軍(国軍)を台湾併合に使うことは正当防衛ではありません。台湾が先制攻撃を行わない限り、侵略戦争です。国連が、台湾は中国の一部と認めていても、現実、台湾は民主主義で、中国の独裁主義とは政治が異なります。しかも台湾は、自由独立の地域で、生活水準は中国より高いと思います。中国の方が政治を台湾に学ぶべき立場です。国威・国権だけを主張して中国の政治を受け入れよと言うのは不法です。台湾の生活水準を下げることになります。中国の方針は非人間的です。
中国も正しく国軍を使える国ではありません。
日本の自衛隊は、軍ではないということになっていますが、正当防衛に使うだけでなく、アメリカとの同盟においてアメリカの戦争を支援することに使われるようになってきました。正当防衛を逸脱し、不法領域にすでに入っています。アメリカから防衛協力を得るためアメリカへの戦争協力はしょうがないとの論理がまかりとおっています。不正です。
国軍が国民統制・迫害に使われることは非常に多いと思います。権力者政治家が国軍を手なずけ、私兵にします。
このような世界の国々の現実を見ると、国軍はどちらかと言えば、正義のためより、悪のために利用されていることが多いと思います。
したがって未来の新世界では、国軍は廃止、代わりに世界警察が設けられ、世界司法の警察機能を担い、国々の不法を防ぐということになると思います。
今から世界の人々は、世界に通用する法を考えることが望ましいと思います。人の命、人間性など、国より、人をだいじにした法を重視するといいと思います。国威・国権は人命軽視になりやすいと思います。人の自由平等平和は世界に通用する価値観と思います。
国は行政区、戦争による国土拡大は不法です。世界の人々は国の正当防衛とは何か真剣に考えるといいと思います。
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