馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

山岳部 大先輩の訃報。

2020-12-04 07:33:36 | 日記
12月3日(金)
AM10時ホームセンターで買い物があり
入口でコロナ感染防止用消毒の
噴霧器があった。
手造りだ。
足で踏む仕掛け。

さすがホームセンターーと感心した。
眺めてスマホ撮影中に電話が鳴った。
山岳部の先輩からだ。

コロナ禍での生活状況の会話であったが
山岳部のOBでヒマラヤ遠征隊長であった先輩の訃報の連絡だった。
享年80歳


コロナ感染も考慮して連絡はあえてしなかった。
1959年度OBは5人いたが、全員物故した。
1930年(昭和5年)創部
2007年(平成9年)入部者ゼロとなり体育会総会にて廃部決定。
77年の歴史は閉じられた。
2度のヒマラヤ登山 初登頂もあったが
7千メートル高峰直下で登攀隊員がクレパスに滑落。
現在もクレパスで眠る。
先輩は私達夫婦の結婚式を列席
芝赤羽橋で寿司店を経営。
内輪の披露宴を三田国際ビルの和食の店で
僅かな費用で賄ってくれた。
恩義ある先輩の葬儀参列叶わず無念。
大学スポーツは、華やかな闘争競技は
メディアには取り上げられるが
地味で観客もいない、遭難を伴う登山は
現在では全く人気がない。
街中でのボルダリングは人気があるが
山岳でのロッククライミングとは別スポーツであり
競技だが、登山は自然と対峙すのではなく
春夏秋冬 山々で人と季節の移ろいを
心身に吸収する癒しの場なのだ。
私の同期も既にいない。

先輩のご冥福に伏す。
OB会も、数十年後に消える。
全てが閉ざされる。
冬枯れの落葉。
みんな 山の上でなく
地面の下に埋まる。