馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

少年時代 江の島 伊豆でスタンドバイミー。午下がりのサンチョパンサ 俺達は何時から……

2020-12-14 09:05:43 | 日記

2020年12月13日(日)
黄昏の車道。
黄昏の港 ショッピングセンター前 道路は
車灯が連なる。非常事態宣言での自粛期間中は
全く人も車も通らなかった。
先日、近くの高校内でクラスターが発生。
コロナ躁鬱病はこの日 躁になった。
収拾が付かない。
センター内には入らず
ベランダから眺めるだけ。



前のブログで少年時代のモノクロ写真を掲載した。
スクラップ帳に糊付けしたセピア色を見て
想い出ずるのだ。
中学卒業して、それぞれの進路に向かった。
その夏、中学の仲間と伊豆無銭旅行に出かけたのだ。
15歳
高校受験を控えていたが、小説を読むのに熱中した。
担任教師からは
「お前マセてるな」とからかわれたが
国語担当の女教師が勧めてくれたのだ。
その女教師は、後に気付いたのだが
特別に私を可愛がり
テストの最中に、鉛筆が折れると削り
乱雑な机を整理してくれた。
成績も他の科目は最低ランクであったが
国語だけは最高位であった。
どう見ても、そんなはずはないと感じていた。


川端康成 伊豆の踊子

を中三の卒業間際、
井上靖 しろばばんば

を読み伊豆へ憧れ3人の仲間と
昭和38年7月29日 伊豆修善寺駅の下りたのだ。




後年34歳の時
スタンドバイミー

の映画を観た。
何処の国の子供も親から離れだす。
そんな自立と男女への目覚めに心身が葛藤する頃だ。
解説によると以下にようだ。
「青年前期(中学校
○ 中学生になるこの時期は、思春期に入り、 親や友達と異なる自分独自の内面の世界があることに気づきはじめるとともに、自意識 と客観的事実との違いに悩み、様々な葛藤の中で、自らの生き方を模索しはじめる時期 である。また、大人との関係よりも、友人関係に自らへの強い意味を見いだす。さらに 、親に対する反抗期を迎えたり、親子のコミュニケーションが不足しがちな時期でもあ り、思春期特有の課題が現れる。また、仲間同士の評価を強く意識する反面、他者との 交流に消極的な傾向も見られる。性意識が高まり、異性への興味関心も高まる時期でもある。


○ 現在の我が国においては、生徒指導に関す る問題行動などが表出しやすいのが、思春期を迎えるこの時期の特徴であり、また、不 登校の子どもの割合が増加するなどの傾向や、さらには、青年期すべてに共通する引き こもりの増加といった傾向が見られる。


○ これらを踏まえて、青年前期の子どもの発 達において、重視すべき課題としては、以下があげられる。


人間としての生き方を踏まえ、自己を 見つめ、向上を図るなど自己の在り方に関する思考
社会の一員として自立した生活を営む力の育成
法やきまりの意義の理解や公徳心の自覚」


まだ貧しい時代であった。
モノクロ写真に写る少年達は結構みすぼらしい。
砂利道を行き来する車の排気ガスと埃を浴びて
麦わら帽子被りひたすら歩く。
疲れて諍いも起こす。
湯ヶ島小学校のグランドで借りて食事
沢沿いでキャンプするが、深夜豪雨で
激流となり、テントを撤収して
岩場でへばりつく。
伊豆の踊子のような出会いもなく
しろばばんばのような淡い恋にも逢わず
1週間の浮浪児の旅は終わった。
私は山登りに目覚める

江の島でロッククライミングの練習もした。

仲間4人は疎遠になってゆく。
高校卒業後、市役所に就職。
後に道路測量している現場で遭遇した。
彼は私を見ると俯いた。
もう一人は高校中退後行方分からず。
付属高校から大学進学したのは県庁に就職。
結婚式に招待されたが、その後は知らない。
私は20歳になるまで、揺れ動く心を持て余し彷徨っていた。
高校中退するも恩師の計らいで再入学。
昼間働き夜勉強
夜働き昼間勉強
休日は、登山の日々。
群れるの嫌いで単独行する。

夜半の登山道を登ると、オジサンが声をかけた。
「坊や どこまで登るの」
「鬼が岩まで」
「あそこには山小屋は無いいよ」
「寝袋で寝ます」

オジサンはダンマリ。
その時代、皆貧しかった。
塾に通い数奇な出会いをするのだ。
サッカーも三浦知良ではなくもう一人の三浦和義と机を並べた。

20歳の時、遅い奨学金を得て遅い大学入学を果たすのだ。
続く

Ben E. King - Stand By Me 和訳



午下がりのサンチョパンサ
俺達は何時から……

日記
2020-07-04 18:27:00


✳……俺達は何時からガキじゃなくなったんだろう?……We could never change!……夕陽のスクリーン映る笑い声が 壊れたGT何処までも押して行く……俺達ずっと石ころのダイヤでいような……そいつだけは守れそうな約束だったぜ……✳

無責任だった少年時代の抜ける様な明るい日々……無邪気に笑い、夢を語りあいクルマに夢中の日々……。

やがて各々が仕事につき不遇を囲う奴だって出てくる。
弱気な背中を見ながらもどかしく、下手な励ましはかえって傷付ける……。

何時からこんなややこしい事になったんだろう?
無邪気に壊れたGTを皆で押してガレージまで帰ったあの日々は何処へ行ったのか?

映画の『スタンドバイミー』でもそんなニュアンスを扱っていた。
少年から大人になっていく、感傷……モラトリアムに走りそうな位、胸苦しく押し寄せる郷愁……。

それでも……少年は大人になる。
クソ面白くない義務と責任が何時の間にかまとわり付いている事に気付くのである。

通り過ぎるから美しい日々なんだろう。

フレンド&ドリームスはチェッカーズが初めて男の友情をモチーフにした曲。
少年達がGTを押していく情景がパッと思い浮かぶ歌詞は秀逸で惹き付けられたのを覚えている……。

良い曲は想像を連れて来るのである。

作詞 藤井フミヤ 作曲 鶴久 政治……今はもう反目しあい口も聞かなくなり袂を別った二人が残した名曲?だと思う……。
アマチュア時代に、共に夢を語り合った筈の二人にも……オトナの事情が訪れたんだろう……。