昨日はブログ更新出来なかった。
年末 10日までにトランス千個納品迫る。
朝9時から妻と作業に取り掛かる。
娘は週一の自宅勤務であったが
コロナ感染拡大に伴い
年末まで隔日自宅勤務となった。
3人が自宅で仕事。
午後9時半まで続く。
妻は朝昼夜の食事、作り
掃除洗濯買い物しなければならない。
けして忙しいのではない。
下請けなので無理な発注をとなる。
大手は休めるがシワ寄せは零細に負担させる。
だが、翌日もまだまだ作業は続く。
12月7日(日)
夜半 眠りに就くべく、脳は閉じられようとしていた。
ライン送信の音がした。
ベッド脇のライト点灯。
夜の静寂
中野でスナックを開いている
中国人女性からだ。
文面は今月28日で閉店の知らせ。
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彼女は来日して30年。
波乱の日本生活であった。
20代、日本に行けば学べて仕事もあってとの
話に乗って上海からやって来た。
東京で就学生として夢みていたが
飛行機の降り立ったのは北の大地。
阿寒湖のほとりのホテルだった。
極寒の地で孤独に働いた。
騙されたのに気づいた。
そして数年後、東京に逃亡した。
上海で結婚していた夫は彼女を頼って来日した。
二人の東京での生活は貧乏だった。
夫は行方不明になった。
離婚した。
スナックで働き出した。
異国の地でもがいていた。
風呂無し安アパートで洗面器の水で
体を洗った。
絶望から、睡眠薬で自殺をはかった。
3日目に目覚めた。
不法滞在で強制帰国した。
その後、日本人と結婚した。
来日して総菜屋で働いた。
弊社で通訳のアルバイトをしていた
大学院留学生とは幼馴染であった。
その縁で弊社で通訳と輸入雑貨の検品作業をした。
真面目に弊社で働き永住ヴィザを取得。
後に中野でスナックを開いた。
昼間は弊社の仕事、夜はスナックママ。
きっぷのいいさっぱりした女。
彼女は中国人であるが漢民族ではない。
ウイグル族です。
父はウイグル人として差別され
台湾にもいたので、日中戦争が終結すると
日本のスパイの容疑で10年間牢屋に入った。
彼女は反中国である。
「私はどんな場合でも日本の味方」と言う。
元々 上海では看護学校出身。
日本で介護検定の資格を取得。
これからは、介護の仕事をする。
逞しいウイグル人。
私が苦境に陥ると必死に支え
お金まで貸そうとした。
弊社で5人の中国人が携わった。
彼らはけっして、政治的会話をしない。
本当の心の内を吐露する事はない。
庶民を現す漢字は老百姓(ラオバイシン)だが忍従を表現する。
会話中に、時折、数秒の言葉に
中国政府への不信憎悪を感じる。
弊社でバイトしていた女子留学生は卒業後
アメリカに渡った。結婚してグリーンカード取得。
成田空港での別れの言葉は
「二度と中国には戻らない」。
「中国人は団結できないの
右手を拡げ、砂を掴む手つきをした」。
「団結できないの、砂よ」
「手から零れ落ちてしまう」
「だから強権国家で人民を拘束しなければ共産国家は崩壊する」。
「55の民族が混在する中国は絶えず殺戮と逃亡を繰り返しきた」。
彼女は、蛇のような目つきで語り
成田空港からアメリカロスアンゼルスに飛び立つた。
ウイグル人の彼女が、弊社で仕事していた頃
公安筋から、驚くべき相談が持ちかけられた。
2大暴力団組織の顧問秘書(愛人)にならないかの誘いである。
暴力団も中国人の地下組織と繋がっいる。
公安筋として情報を得るためだ。
彼女は、父のスパイ容疑での苦しみを実感していたので
断った。
5人の中国人と日本で仕事したが
個々に様々な苦悩を抱えながら
逞しく時には犯罪すれすれの行動をしながら生き抜いている。
上記は、中国人が日本で暮らす日常生活の一端です。
続く。
午下がりのサンチョパンサ
その立場……実際ならないと分からないってか?
日記
2020-10-10 15:38:45
想像力って言葉はよく使われるけど……。
様々の窮地って……実際なって見ないとその苦しみとか絶望感とか空虚な思いは理解出来なかった。
貧乏とは長い長い付き合いになったけど……三十三歳の時、月々100円の町内会費を払えなかった。無いときは無いもので……家中の引き出しをかっさばいても数十円……100円が払えなかった。
徴収に来た年配の主婦が『たったの100円ですよ?』って蔑みながら言ったのを未だに覚えてる。これだな赤貧洗うが如しって……と我が身の惨めさが染み込んで来た。
窮地にある『相手を慮(おもんばかる)る事の大切さ』を我が身となって初めて痛感した。
我が身となって見なきゃ分からないおバカの極みだとソレまでの思い上がりを思い知らされたのだった。
ホリエモン対餃子屋さんの応酬を書きながら……お互いを『慮(おもんばか)る能力の劣化』なのだと感じた。『相手は生活をかけて働いてる場所なのだ』という認識力の無さである。
やっつけて手柄になる訳じゃない……市井の自営業者を相手に『どうだ!思い知ったか!』とやらなきゃ気が済まないメンタルの狭小さと荒廃を感じる。
ましてやその尻馬に乗って夜中にわざわざ電話までかけて『人様の生活破壊活動』に血道を上げなきゃ収まらない『多数の人達の心の不幸』を思った。
最低限……相手の暮らしを支えてる仕事を故なき妨害は止めようよ!暇な時間での喧嘩ならまだしも……自分の暇を良いことに『相手の生きる為の真剣な場と時間を汚さないこと』は最低限の人間のマナーっしょ?
『そのレベルの気遣い』に対して『想像力?』なんて仰々しい単語が必要なのでしょうか?
そんなSNSのオピニオンリーダー?やって幼稚な騒動を煽動して満足してる人達に対して……そろそろ本気で……社会の良識派が『おバカ認定』の表明しなきゃならない時期だと思う。
そんな下劣な動機で……人が死んだり、生業を破壊されるなんて事があって良い訳がない!からである……。