赤い月の想い出。 - 馬鹿も一心!
沈むゆく陽12月23日作詞家なかにし礼さんが逝去された。私にとっては作詞家としての認識が強いが直木賞受賞作家として赤い月を読んだ。2010年6月25日に旅立った同期が死の間際読めと手書きメモを差し出したのだ。それがなかにし礼さんの赤い月であった。「お前が高校生時代過ごした湘南の海が出て来るぞ」赤い月2012年9月27日の日記9月の終わり赤い月。-馬鹿も一心!9月26日(水)23時半ベランダに出た。ベランダ越に椰子の木がある。10年前、このマンションに転居した時は3階あたりが木のテッペンだった。今は4階のベランダ手すりより高くなった。秋風が椰子の葉を大きな団扇のごとく煽りTシャツ1枚の体に冷たい夜風が通り過ぎる。漆黒の空を見上げる。中空に赤い月がポツンとある。星座は姿を消していた。じっと見続けた。 あいつは「読め...赤い月の想い出。