馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

青春無頼17歳の焦燥10 彼女の食べ残しを食べる。

2021-08-11 07:30:47 | 日記
8月10日(火)激暑の緑道を結構歩きました。
ランチビールが旨い!
習志野緑道




続きです。
母とは確執 葛藤を胸にしまい込んで
17歳18歳は休日があれば登山に行った。

山では土埃にまみれ、陽光に焼かれ
渓流の水音に負けまいとするかのように
鬱憤を大声で叫ぶのだ。
疲れてはいるけれど
多幸感を持たらす山々
満ち足りた心で家路に向かうのだ。
登山中、上りの分かれ道に行きあったら
必ず横道に入らず上り坂を選ぶ。
その後人生行路も同じだと気付く。
前のブログでは、恋する娘より山が恋しいと書いたが
青春無頼17歳の焦燥Ⅷ 恋する山々。

高校クラス内では、僕に関心シグナルを送る女生徒がいた。
いつも素っ気ない態度をした。
学校内では面倒煩わしいと感じた。
サラリーマン新人の頃
湘南電車 品川駅ホームで、気配を感じて振り向いた。
数人のグループの一人の女性がこちらを見ている。
仲間が話しかけるのも気はそぞろで僕を見ていた。
異なる入口に乗った。
アッ と気づいた。
高校時代のクラスメートだ。
素っ気ない扱いをした彼女だ。
後年40歳を過ぎて自宅に電話が架けてきた。
当時の仲間と飲み会への誘いであった。
起業して苦闘中であったので
やはり素っ気なく断りの返事をした。
どうやって電話番号を調べたのだろう?


思春期であるので、全く女の子に関心がなかったわけではない。
土日のバイト先に、小柄な優しい目をした少女がいた。
バイト仲間数人で中華食堂で食べた。
彼女の会話の中で、父と弟との3人暮らしを知った。
母親がどのような経緯でいないのか聞かなかった。
夕方 買い物して食事の用意をしなければならない。
彼女はカレーライスを食べていた。
食べきれないのか、皿に残っている。
僕は無言で彼女の食べかけの皿とスプーンを
取り寄せ食べた。
仲間の男達は何も言わない。
彼女は一瞬
えっ!の顔
食べ終わり皿を彼女に前に戻した。
彼女の優しい瞳が潤んだよう見えた。
その後、又 数人で安食堂で彼女も交えて食べた。
彼女はやはりカレーライスだ。
一番安い。
彼女は食べ残した、。
同じく、皿とスプーンを寄せて食べた。
互いに何も語らなかった。
彼女を見詰め、頷いた。
彼女は、少しはにかみ下を向いた。
それから、バイトに現れなくなった。
辞めたのだった。



大学生になった私は幼馴染と恋をした。

やはり、彼女の飲み残しのジュース
食べかけのパフェ
ラーメンのスープ
頂いた。
彼女は何も言わず
当然の如く見ていた。

彼女も後年 私を探した。
その後、付き合っていた大学のワンゲル女子部員と
新宿のお好み焼き ぼてぢゅうで食事した。

食べきれない彼女の皿を取り寄せ食べた。
彼女も嬉しそうに見ていた。
僕が卑しいのかではなく
この子の食べ残しを口に入れるのは
どんな女性にでするわけではない。
大丈夫と確信めいたものがあった。
振られた。
後年 彼女の結婚生活が幸せではないとの噂を聞いた。


どうしてそのような行為をしたのかと言えば
ずっと年を経て気づいた。
幼児の頃から母に疎んじられ
母乳を吸ったことがなかった。
その本能欲求が顕われたのだと
自分なりに分析した。
3人の女性には全て振られた。
社会人になってからは、さすがにその行為はなかった。
伴侶を得てからは、その願望は消えた。
心は満たされたのだ。


海外での女性犯罪者は刑務所に入ると
妊娠出産後、3年間は一緒に生活
母乳育児する。


続く。