馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

激暑の橋で90歳独居老人倒れる。

2022-07-30 08:27:52 | 日記
7月29日(金)
朝10時、僕は急ぎ足で出た。
陽射しは激射だ。
短パン、ジョギングシューズだが
帽子は持たず失敗だ。通常 通らない道から駅に向かう
実は僕が住んでいる地域は島なのだ。
必ず橋をわたらなければならない。
車通行禁止の通称赤橋を通る。
橋まで来ると、老婦人とお母さんと小学生の男の子
中央で倒れている人を見守っている。


老人の杖は船溜まりの落とし刺さっている。


お母さんが私に
突然 倒れたのです。
やせほそった老人男性。
僕は静かにに老人の上半身を抱き起した。
僕の膝と両手で背後から支えた。
お母さんが呼びかけるが返事がない。
素手で人間を運ぶのは容易ではない。
軟体である身体は、その人が
私に腕で捕まってもらわないと担げない。
日陰に運びたいが引き摺りは出来ない。
傍らの老婦人の日傘を借用出来ない。
老人の顔を上げて話かける。
少し意識を取り戻した。
氏名、住いを訊ねる。
舌が回らない。
聞き出せたのは、90歳 一人暮らし。
緊急なのでリユックを調べ
ポケットも探る。
携帯電話はない。
身元らしき証明はない。
お母さんに119番通報をお願いする。
電話でやりとりは、説明が出来ない。
やっと、消防局は、関係者ではなく
通りがかりの人の通報であると理解。
照りつける太陽の下で
抱きかかえるのは限界だ。
サイレンの音がした。
お母さんの子供が走って救急車に向かい
現場を知らせる。
隊員3人がストレッチャーを持ってくる。
隊員が、私達に
「ご苦労様です」
「後は、こちらで運びます」
「ありがとうございました」。
丁重、丁寧な言葉使いで頭を下げる。
救急車はサイレンを高く国道に入る。
ホット、する。
老婦人と母子にご苦労様を言って駅に向かう。
その間に橋を通る男性がいたが
チラリと見て通り過ぎるか
無関心を装い通り過ぎる。
冷たい薄情者とは思わない。
どんな人にも、それぞれの事情があるからだ。
Do For Others 他者への貢献
他者から金銭収奪して無税の宗教精神とは相容れない。
キリスト教育の理念が瞬間的行動になされる。
体育会山岳部に所属していたので
障害児を車から降ろす。
車椅子をトラックから出す。
当時エレベーターがない駅があった。
階段を車椅子ごと障害児を運び
特別列車に入れた。
自然行動、謝礼を貰うこともない。
横断歩道を渡り切れない杖持つ老人に
さり気なく付き添った。
バスから下車出来ない障害者。


救急車を見送り、走って駅に向かう。
頼まれた買い物を済ませ
自宅に着いたのは12時半
妻は昼食を食べずに駅に向かう。
病の息子と孫娘を舞浜で向かえに行く。
僕は 朝 栃木県那須山麓から届いた
冷や麦と缶ビールをのランチ。
午後2時半 
「タダイマ」!
の孫娘の声で目覚めた。
人形を三つ抱いて
私に見せる



讃美歌312番「いつくしみ深き」