関西うつ自助会。大阪、京都、兵庫、家族会

活動報告やうつについてのお話を提供するblog
大阪、京都、兵庫で開催しております!

珍しく京都担当。主婦のうつについて!

2008年04月02日 | うつについて
京都担当です。めずらしくセラピーご報告以外に記事を書かせていただきます。

3月のグループセラピーの中で触れることも記事を書くこともできなかったのですが、個人的にとっても語りたいテーマがありまして、それが上記タイトルなわけです。(「足引っ張り役」さん、コメントありがとうございます!引っ張ってなんかないですよ!頼りにしてます!)
男性がうつを抱えながらの仕事、休職・復職・退職・再就職・・・について語るのを聞きながら、それもとってもよくわかるのですが、一方で「休職して休めるなんてうらやましい!」という気持ちにもなってしまいました。というのは、京都担当は専業主婦でうつを抱える、という経験をしているからです。

グループセラピーにも、主婦でありうつを抱えているという方も何人か来られます。「主婦である」ということを強調したいのは、ほかのどの仕事にもない特徴として、「自宅にいながら休めない」からなのです。外で仕事を持っていれば、休職して自宅にいる間は、仕事を切り離して90%くらいは休むことができます。しかし主婦は、24時間365日、自宅が仕事場と同じことです。休職するということを主婦に置き換えると、一年くらい自宅を離れてホテル住まい(家事をしなくてよい)という感じですかね。実際にはそんなことは経済的に無理ですし、実現しようと思えばホテルの代わりに入院するくらいが関の山ですね。というわけで、主婦でうつを抱えてしまうと、十分に休むことができないという悲鳴をとてもよく聞きます。

仕事をしながらうつを抱える、ということの大変さもよくわかるつもりです。しかし、主婦がうつを抱えるということについても、もっともっと知ってほしいと思います。家の中が散らかり放題でも、洗濯物を溜め込んで山を作っても、出来合いばっかりの食事でも、休職してるんだからいいじゃないじゃないですか!
われながら異論の出そうなことを書いてしまいましたね・・・でも主婦でうつのみなさん、きっと共感していただけますよね? ね?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都担当:3月グループセラピーのご報告

2008年04月02日 | Weblog
どうも。まいどひと月に一度しか登場しない京都担当です。3月のグループセラピーのご報告が遅れて本当にすみません。大阪担当さんもご同様のようですが、しばらく調子を崩しておりまして。まったく厄介なことです。

さてさて、3月の京都グループセラピーは22日(土)に開催いたしました。参加者は5名と今回もこじんまり、ちょうどよいサイズでお話ができました。今回は5名のうち4名が男性ということで、「うつと仕事」についての話が白熱いたしました。

「うつと仕事」はシビアなテーマです。うつは日常生活を送る能力や判断能力等が減少するため、うつ罹患後に仕事を続けるのは並大抵ではありません。そのうえ「一人前に仕事をすることができない」という無力感・自責感がうつを悪化させますし、なによりも働かなければ食えません・・・。残念ながら、この話題は「なんとかなるんですよ!」と楽観的にまとめることが私にはできません。休職中の焦燥感、回復が間に合わずに結局退職してしまうことが多いという現実、うつ経験者の再就職の難しさ・・・飛び出してくるどの経験談をとっても、思わず暗くなりますよ。できるかぎり仕事を続けることができるように、うつへの理解が広がることと、復職後のリハビリ出勤(時短勤務など)が普及することを願ってやみません。

希望があるとすれば、考え方を変えることでしょうか。うつになる前の仕事のスタンスにこだわる限り、現状復帰ははっきり言って難しいです。たとえば宮仕えから離れて独立開業する、出世コースにはこだわらずのんびり仕事をする・・・といった切り替えができれば、多少は気が楽になるのかもしれません。というよりも、うつが軽快して何とか共存できそうになった人たちは、自然とそういう切り替えができるようになっているように思えます。

うまくまとまりませんでしたが、ご容赦のほど。最後に次回京都グループセラピーの予定ですが、次回は4月19日(土)14時~、会場はこれまでと同じ中京青少年活動センターです。皆様のお越しをお待ちしております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする