昨年は9日の近畿地方と九州四国北陸地方がそれぞれ梅雨明けした。が今年はまだ先のようだ。梅雨入りが異常なほどに遅れたので明けもそれなりに遅れるだろう。今のところ昨年のような豪雨の様相はない。ところでヨーロッパでは各地で豪雨の災害が起きている。いつもはこんな大雨はなくて異常気象だといわれている。これは何を意味するのだろうか。おそらく、南の暖かい空気が地中海を超えてヨーロッパ大陸にせり出して大雨を降らしていると想像する。その分、ヨーロッパの冷たい空気が地球の反対側の東アジアにある高気圧を南に押し下げて日本上空にせり出して今の冷たい日本の夏になっているに違いない。従って例年日本上空にある梅雨前線が押し下げられて太平洋上空にあって雨の少ない梅雨空を形成していると思われる。この梅雨前線が今後どうなるかわからない。例年だが、梅雨末期には必ず大雨があって雷が轟きそれで梅雨明けとなる。油断してはならない。災害には充分に注意しよう。