台湾海峡にトンネルを・・・

2019-07-14 09:13:14 | 日記
 今日の新聞は中国が台湾海峡にトンネルを掘り台湾と中国の行き来を自由にしようという計画があるとのことだ。トンネルの全長は130キロという。なんとも壮大な企画である。万里の長城を作ったお国柄だからできないこともないだろうか。地上の山や谷に石を積み上げて作った塀で膨大な人力を投入しての完成だっただろうことは推測できるが、海底トンネルとなると少し様子が変わってくる。ただ単なる人力でとは行かない面が多々ある。
 昨日、久しぶりに「前展望 特急スーパー白鳥1号青森~函館」に乗ってみた。新幹線の工事の進捗状況はどうなっているのかを知りたくなってである。新しい映像で解説も豊富で面白く見られた。青函トンネルは全長53.85キロ、海底部のそれは23.3キロである。海底の最深部は海面下140メートルでトンネルはその海底地面の下100メートルである。従って海面下240メートルの地底にトンネルを構築しているのである。そこはたいへんな圧力があったはずでしかも海底という未知の地層との闘いで湧水との闘いでもあった。
 台湾海峡に構築するトンネルは青函トンネルの約2.5倍の130キロというから果たしてどんな工事になるのか楽しみである。台湾付近は地震多発地帯で地下の地層は多くの断層が走っているに違いない。充分は調査のうえで工事になるだろうが一筋縄ではゆくまい。中国が打ち上げた宇宙実験船が制御不能になって墜落したニュースも入っている。掛け声は勇ましいがその後の実績がいまいち発揮されていない現実があるようで掛け声倒れにならないようにして欲しい。日本のはやぶさ2のミッションなどあまり大々的には報道してこなかったが実績は着々と積んでいるのである。世界中がそれを認めているのである。月の裏側に探査船を着陸させたと大袈裟に報道しているが裏側に降りて何をしようとしたのかはっきりしない。ロケット誘導の技術ができたとでも言いたいのだろうが、日本ははるか離れた小惑星リュウグウに着陸して岩石を採取して持ち帰ろうとするミッションで静かな研究をしているのである。中国の云う”大国”とはいったいなんぞやといいたい。