急拡大をするコロナ感染で様々な問題が提起され始めた。GoTo見直しとかで旅行制限も浮上のようで巣ごもり状況が一段と広がりそうだ。だからではないだろうが旅行業界最大手のJTBが6500人の削減を発表した。外出を控えるようにとのことで当然のことながら旅行も止めようかが増えるのは必定だ。表ざたになっているのはごくごく一部でこのような従業員削減は多くの企業でもあるはずである。削減とまでは行かなくてもオンラインでの通常業務となると実質賃下げとなるから人件費削減効果が表れる。ペーパーレス社会になりつつあるがこれはとりもなおさず人の削減に繋がる。ハンコ不要の社会はそれである。
淡路島に本社を移転して業容拡大を目指す就職斡旋業のパソナは追い風で喜んでいるかもしれない。バブル崩壊以前は我々サラリーマンは終身雇用が当たり前で首切りなど思ってもみなかった。仕事をこなすのは当然ではあるが,アフター5は「おーいあそこでいっぱい」と行きつけの飲み屋でその日のストレスを開放するのが一つの日課だった。忘年会も9割が取止めとかで会社の仲間の意識がなくなり個人個人が自由に過ごす時代でコロナがその意識に拍車をかけている。
私も一時パソナのお世話になったが期待はしなかった。自分でハローワークなどで探して短期間ではあったがその時のメシ代を稼いだ。それというのも会社員時代の企業年金があったからだがまだ若い40年代の人々にとっての退職はキツイものに違いない。