降伏文書調印

2021-09-02 08:39:42 | 日記
 今から76年前の昭和20年(1945年)9月2日、東京湾に浮かぶ米戦艦ミズーリ号上で旧大日本帝国は米国をはじめとする連合国に対して無条件降伏の降伏文書に調印して負けを認め太平洋戦争が終了した。我が国は8月15日の昭和天皇の詔勅読み上げが敗戦記念日とされるが、米英など戦勝国はこの9月2日が正式の戦争終結日としている。
 日本側は重光外務大臣ほか梅津大将がサインし、連合国は米英他の代表が署名したが、カナダ代表が自分の署名欄を間違えた為、署名欄の国名などが訂正されてサインされたようだ。几帳面な日本代表はこれでは国会では通過しないのでやり直ししてくれとマッカーサー元帥に頼んだがもう調印式後の宴会が始まっているので適当に修正しておいてくれとして取り合わなかった。この辺りが面白いところで米国という懐の深い陽気な国民性を表しているようだ。
 マッカーサー元帥が調印式の会場を東京湾上に浮かぶ戦艦ミズーリー号にしたのは
 ① 安全上の配慮から
 ② 当時の大統領トルーマンの故郷ミズーリー州と同名の戦艦
 ③ 海軍に華を持たせるための配慮から
と言われている。