円安が加速している。米国やEUが利上げに踏み切りそこでの結果としての今回の為替である。日銀は金融緩和を強調しているが内心穏やかではあるまい。国民側では利上げを歓迎しているのが殆どであろうと私は思っている。借金漬けになっている企業のとっては困るかもしれないが、今期の決算発表では大部分の企業で過去最高の利益を出している。銀行もゼロ金利で多額の利益を出してもうあのバブル時代のような利益を出せる体制になっているはずだ。
値上げラッシュで家計のフトコロは困窮とかだが、これは利上げを見越してのことだから政府日銀もそろそろ0.25%くらいの金利上げをしてもよい時期だと思う。
電気ガスの支払先の変更が一時期盛んに行われた。切り換えによる料金低減メリットを強調しての勧誘だったが、今回のウクライナ危機や資源高騰や円安による影響で新規参入企業が立ち行かなくなり電力供給停止という事態が起こっていることを昨日のNHKが報道していた。当方は従来通りの電力会社ガス会社のままにしていたので問題ないが、安いからといって迂闊に飛び乗ると困ったことになるという見本を見たように感じた。100円ショップも閉店が起きているという。コロナの後、景気回復基調の処にロシアのウクライナ侵攻という異常事態の発生で経済はやや不透明な模様だが、景気回復という本筋には変わりないようだ。米国は社会主義国家内部の内輪もめとして静かに見守る立場をみせてはいるが、ウクライナをNATO側にさせる為長期戦覚悟の武器援助とロシアに核を使わせないよう如何にプーチンを納得させるかを今検討中だろう。ロシアという国の本当の姿を世界中に白日のものに更けさせたのが今回のウクライナ侵攻でプーチンはそこを見誤ったと言えないか。