立秋を迎えた。夜になると涼しい風が瞬間だが吹き抜ける。季節は間違いなく一歩進んだ感ありといったところだ。先月15日より猛暑の毎日で今夏はひと際暑い夏である。これほど熱中症がテレビで話題になったことは珍しいのではと思う。
甲子園の熱戦は続く。先日の智弁学園と香川代表英明戦は10回タイブレークで智弁がさよなら勝ちを収めたが、このタイブレーク導入は勝負の決着が早くつくが本来の高校野球の面白さが失われるような感じがするがどうだろうか。延長のせった勝負が見られないのが残念である。そして何より後攻めのほうが有利に働くようにも思えてならない。先日の試合のように先攻の英明は強硬策が失敗して点が取れなかったが後攻めの智弁は定石どおりバントで送りスクイズで勝利した。誰もがこの筋書きを予想していただろう。延長戦の白熱したゲームが見られないのが残念である。本来の高校野球はそこのあるように思うが高校球児の体力を思ってのことだろうがこれからの人生の出発点の球児たちを過保護し過ぎはいかがなものか。我々の時代はもっと厳しかったはずである。