Blue Metallic

2011-01-05 06:20:34 | 魚(Fishes)

ナンヨウボウズハゼ(Stiphodon percnopterygionus

沖縄に来たのなら、鳥だけしか見て帰らないのは実にもったいないこと。
例えば、清流に棲む淡水魚もとても魅力的な存在である。

このナンヨウボウズハゼの体色は、明るい光に照らされると褪せてしまうけれど、暗い場所では少ない光を反射してカワセミブルーの帯がネオンのように眩く光る。
吸盤状の腹鰭を石に吸いつけて独特の動きで「もっもっ」と石面付着藻類を食む時や、ふっと底層から浮き上がってサスペンドする時にはナンヨウボウズハゼの雄の特徴である死神のカマの如く伸長した第一背鰭をぱっと開くため、あまりの美しさに思わず溜息が出てしまうほどである。








※写真は友人M氏の協力のもと、後日M氏の水槽内で撮影したものです。


【2010/12/06/沖縄本島 from Okinawa Island,Japan】