アメリカコハクチョウ(Cygnus columbianus columbianus) Whistling Swan
オオハクチョウの渡来地である伊豆沼にはよく行く機会があるけれど、コハクチョウが大半のハクチョウ渡来地に訪れたのは初めてのことだった。
この田圃の1面に水を張っただけの小さな池には2種のハクチョウ、それから何故かどこのハクチョウ渡来地にも圧倒的に多いオナガガモ、それからハシビロガモと他数種のカモが所狭しと池の縁に並んで休んでいる。
さて、ここで飛び立ったり眠ったり自由なコハクチョウ達を1羽1羽チェックしていくと、群れの中に数羽の亜種アメリカコハクチョウが混ざっていた。
しばらくすると、またどこかから数羽のハクチョウ達が池に飛んで戻ってきた。ハクチョウがこの狭い池に舞い降りる際、空中でその巨体に急ブレーキをかけるものだから羽が唸って「バラララッツ!」とマフラーの悪いバイクのような音がした。
オオヒシクイ(Anser fabalis middendorffii) Bean Goose
コハクチョウの群れに混ざって1羽、落ち穂を探すオオヒシクイ。特に餌がある場所では、ハクチョウは警戒心が薄くなるけれど、ヒシクイは普通そんなことは無いはず。はてさて、この個体は自分をコハクチョウだとでも思っているのだろうか。
早いものでもう1月も終わりに近いですが、今年も当ブログをよろしくお願い致します。
【2010/12/21/千葉 Chiba,Japan】