「早稲田の夏、清宮の夏、今、ここに終りを迎えました。」
アナウンサーの大きく宣言するような声。
やっと「清宮」の名前を聞かなくてよくなる。ホッ。
彼の父親がスポーツ界でどれだけ名を馳せていたのかは知らないが、あるいは、彼が今日までどれほどの成績を残してきたのか追跡して記憶しているわけではないが、マスコミは、なぜ、ここまで一選手を持ち上げなければならなかったのか。
こんな話題がなくても、“高校野球”は“プロ野球にない姿”で、十分に楽しめる。
それから、新聞のテレビ欄を見て、今頃、気がついた。「関西テレビ」が「カンテレ」と表記されている。
今年の3月30日以後、この「カンテレ」が用いられるようになったというのに。
略称を愛称だとして、愛称だから表記にも用いたとのこと。こんな手前勝手な三段論法って、あり!?
ここにも、マスコミの独善的な有り様を見た。
他の放送局はどうかするの!?
マスコミの怖さを、戦後70年にこんな形で味わうなんて、思いもよらなかった。