プランターで育ててきた「ストック」が何本も何段にも花を咲かせています。
僕の「ストック」の色はこの2種類で、現在、4段で花を見せていてくれます。この花の栽培は初めてで、このようにして花を咲かせていくのには驚かされています。
高さが90㎝ほどになっていて、これだけの花をつけるのですから、たくさんの水が必要で、欲しくなると葉をしおらせて要求してきます。
隣のプランターの「帝王貝細工」も大柄で、今、背を伸ばし、蕾をふくらませているのですが、この花も、葉をしおらせて“水、ちょうだい”サインを送ってきます。
ぼちぼちと1日2回の水やりが必要なようです。
両方ともせっかく花を咲かせているのですから、できるだけたくさんの人に見てもらいたいのですが、背が高く、風には弱そうなので、これだけ開花していてもビニールハウスの中です。かわいそうに思っています。
今朝、毎日のようにビニールハウスに行くために外へ出ると、とってもいい天気で、ラベンダーが逆光の中で風に揺れていました。
振り返ると、いつ種を蒔いたのかまでは遡れませんが、昨年の11月7日に自作のプランターに定植をしているのです。
それから、外で寒い冬を過ごし、最初の長く伸びた茎を枯らし、それでも生き延びて、育ち、花を咲かせてきているのです。
何度か、もう枯れてしまったのだろうかと思う時もありましたが、根元部分が生きていることを確認して、待ちに待っての開花です。待っていてよかった! バンザーイ!!
毎朝、ビニールハウスに行って、野菜や花の様子を細かに見て語りかけているのですが、どっしりと構えたようにも見えるカエルに出あいました。
鉢植えのレモンの葉に座っていたのです。あまりカメラを近づいて彼(彼女!?)の気分を損ねてしまわないように、ゆっくりとデジカメを差し出して、パチリッ!
春がきたんですよね!!
今日、ワイフを迎えに行った帰り道、ユニークな車を発見!
「あっ、ユニークな車がある!」と助手席のワイフに話しかけながら通り過ぎたものの、いつもの僕の行動を理解していてくれるワイフが「戻って見に行ってきていいよ」と言ってくれたので、さっそくUターン!!
県道から畦道に降りて、持ち主を探すと、畦の草刈りをしておられました。それも、あの牽引している台車で運んできた「草刈機」を使って。
下の写真は農機具メーカーのHPから借用したものですが、このような草刈機でした。僕などが肩からベルトで吊るして使っているのは正式には「草払い機」というのですね。
で、さっそく話しかけて、近くで見ること・写真を取ることの許可をいただきました。
また、どこで買ったのかを聞くと、地元のジェットスキーの販売店で購入したとのこと。ジェットスキーを運ぶトレーラーだったのです。
「でも、屋根がついてますやん!?」と重ねて聞くと、「屋根は自分で作ったんや。」とのこと。
さっそく近くまで行きました。
屋根と燃料などを整理する棚が木で自作されていました。しかも屋根部分は左右どちらからでも開けられるのですよ!!
トレーラーの転用と自作、すごい発想ですね! この発想をするまでにどんな知識を得ていたのか、もっと聞きたい僕でした。
畑の遠い人、畑を借りている人、軽トラックを買ってまでは…と思っている人などなど、参考にできるのではないでしょうか!!! 写真からもわかるように、軽自動車でも引っ張れるのですよ。
今朝、朝日新聞の『天声人語』を読んで、なぜかうれしい気分になりました。
それと、昨年知ったのですが、“月のリズム” を野菜作りに取り入れる栽培方法が考えられ実行されていて、野菜栽培雑誌の目玉の1つにもなっているのですね。
雑誌に掲載され、月を追った年間の栽培スケジュールの冊子が別冊付録になっているのですから、“やってみよう!” という人が全国規模で増えるのは明らかですよね。
もちろん、人だって月の満ちる時に生まれるとはよくいわれていることですよね! 狼男に変身するのもこの時のようですが…おぉ、コワッ!
さて、その『天声人語』の全文を掲出します。読んでみてください。
『なつかしい言葉を先週の朝日俳壇に見つけた。〈甘藍(かんらん)に蝶(ちょう)の来てゐる八百屋かな〉西やすのり。記者になりたてのころ、日曜画家の展覧会を取材して、甘藍とはキャベツのことと教わった。野菜畑の絵に添えた詩句にその語があった▼絵の野菜畑は遠い記憶だが、借りて耕している素人菜園は春が1年の始まり。甘藍ことキャベツの苗を植え、ジャガイモの種芋を埋め、枝豆やトウモロコシの種をまく。食卓の晴れ姿を思い描きながらの畑仕事だ▼種や苗に満ちている命を、土と陽(ひ)と雨との共同作業で育てる。猫の額ほどの耕作ながら、それが野菜作りの妙味だろう。本職の農家には笑われようが、天候不順な春先は、風や霜を一丁前に案じて朝夕の空を仰いでみる▼月刊誌「現代農業」4月号が「天気を読む 暦を活(い)かす」という特集を組んでいた。ケヤキの芽吹きで遅霜を判断したり、山にかかる雲で晴雨を読んだり。自然の身近な「気象台」は、プロ任せのテレビ、ネット予報に慣れた身には懐かしくも新鮮だ▼昨今は、テレビの担当者が屋外から寒暖を伝え、服装指南までしてくれる。「厚手の上着を」「半袖でも大丈夫」。ありがたいが、頼りすぎて人間の「お天気感覚」が退化しないか心配になる▼きょうは二十四節気の穀雨。暖かい雨が土を潤して、野山も畑も緑を濃くする。全国的に雨の予報だが、荒れる気配もあるのでご注意を。この雨があがれば菜園も陽炎(かげろう)が揺れるだろう。半月あとの次の節気は、もう立夏である。』
なんか、しっとりと、やる気を出させてくれる文章ですね。
ビニールハウスのルピナスですが、紫色の最初に咲いた花は、どんどんと上に咲き進み、一番下の花からてっぺんの花までは、なんと60㎝にもなっています。それに、下の方から枯れ始めています。
1枚目の写真の花の左に蕾があるでしょう! 親子でさいているのですよ。だから、きっと同じ色だと思います。
右のはピンクのルピナスですが、根元のほうを見ても、子どもの蕾は見られませんでした。
他にも蕾がいくつか大きくなってきています。次々と蕾が、それも次々と下から順に花開いていくさまも、花の一生の一つの形なのですね。ただただその光景を見つめるばかりです。