「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ドネツク州バフムトの戦闘の現状<2023・5・13

2023-05-15 16:19:47 | ウクライナ紛争

さて、バフムトについては情報が少なく不明な点が多いです。略図を見たのは、この記事だけです。

犠牲になっても、今なおロシアを美化してすがる住民たち──言語、宗教、経済...ウクライナ東部の複雑な背景とは
2023年2月24日(金)18時44分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/02/post-100948.php
略図
https://img-newsweekjapan.jp/stories/2023/02/24/230228p30_MAP_01-350.jpg

これは、古い略図であり現在はロシア軍は、丁度大きな道路の交差する左=バフムト市街西側まで占領し更にその西の郊外のウクライナ軍の陣地を攻めています。図にあるルート「Tー0504」の北に裏道がありそこがウクライナ軍の補給路です。
その補給路を遮断するためにロシア軍は、3月中頃から激しくルート「Tー0504」の北側を攻めてきました。
これが、今までの戦闘の概略です。しかし、ロシア軍は1か月半以上攻めながら前進できませんでした。

ワールド
2023年5月12日2:11 午後12時間前更新
ロシア、ウクライナ軍の前線突破否定 ウ大統領「反攻開始に時間」
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-idJPKBN2X307Y

攻撃に失敗したロシア軍とワグネルの部隊は、大きな損害を被り攻撃が出来なくなり陣地で防御していたようです。体制を整えたウクライナ軍が、局地的に攻勢をかけ部分的に進出したようです。

南のロシア軍を撃退したのであれば、ウクライナ軍の補給路の安全は、確保されたことになります。北を攻めているウクライナ軍が、どの方面から攻めているのかは、不明です。しかし、南と北から攻められると主に市街地を防御していると思われるワグネルの部隊は、西・南・北の3方向からウクライナ軍の攻勢を受けます。武器や装備、人員を失ったワグネルの部隊は、かなりの苦戦が予想されます。

ロシア軍のバフムトでの攻勢は、完全に失敗に終わりかなりの損害を被った結果、増援なしの現地のウクライナ軍が守備から攻勢に出たのであろうと思います。それほど、ロシア軍とワグネルの部隊は弱体化したと言うことであろうと思います。

まだウクライナ軍が本格的に反撃作戦に出たのでは、ないようです。アメリカ軍が言うには?

ウクライナ軍、反攻に向けた「形成」作戦を開始 米軍高官
2023.05.12 Fri posted at 11:43 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35203700.html

事前の準備段階のようです。しかし、バフムトに関しては長期間戦闘が継続していますから状況がウクライナ軍に有利になれば、すぐ攻勢に出られます。

情報は錯そうしていますが、ロシアの政府広報の言っているのは国内向けの言い訳でしょう。ワグネルもロシアの軍事ブロガーもウクライナの広報も、ウクライナ軍の局地的な進出を言っています。

去年の8月から続いているバフムトでの激戦もどうやら最終コーナーが近いようです。ロシア軍は望む方向「=コンスタンチノフカ=バフムト西のウクライナの拠点都市」にたどり着くのは、最早困難なように見えます。

ちなみにバフムトは、地図上ではロシア読みで「アルチェモフスク」と表記されています。「ウクライナのアルチェモフスク」でgoogleマップを検索すれば、場所が地図上で示されます。大き目に拡大すればバフムトの市街地が示されています。そうすると市街地の位置が分かり、その大きな縦横の幹線道路の交差する北西側の市街地がワグネルの部隊の現在いる場所です。

詳しく地図を示して説明すると以上の状況のようです。少なくとも4月中頃よりは、ウクライナ軍は楽に前線を維持できています。この戦線でウクライナ軍の敗北は、もうないと思います。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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