「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(米映画監督)オリヴァー・ストーン氏の興味深い発言<2024.3.15

2024-03-15 23:09:29 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

トランプ氏に対する司法闘争「ばかげている」 オリヴァー・ストーン監督
2024年3月14日 10:15 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ 米国 北米 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3509719?cx_part=top_topstory&cx_position=1

オリバー・ストーン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3

時事日記を書き始めてからしばらくして知らない人や組織名が出てくるとバックボーンを確認するようになりました。日記に引用する場合は、その人や組織がどのような性質があるかを確認しないと無責任だからです。
オリバー・ストーン監督のことは全然知りませんでした
発言内容が他の人と変わっていたので、どのような背景を持つ人か興味もあり調べてみました。

一番の特徴は・・・
『1967年からアメリカ合衆国陸軍に従軍し、ベトナム戦争を経験。空挺部隊に所属し、LRRPと呼ばれる偵察隊に加わっていた。この任務は特殊部隊的な側面を持ち、死傷率がもっとも高かった部隊のひとつである。』

単に従軍しただけでなく最も死傷率の高い部隊で活動し生き抜いた点です。こんな経験をした人は大抵、独特の死生観を持っています。

『2013年8月25日に『オリバー・ストーンと語る “原爆×戦争×アメリカ”』という、ストーン監督に加え、脚本を担当した歴史学者のピーター・カズニックをNHKスタジオに招き、2氏へのインタビューをメインに据えた2時間番組が放送された。ストーンは広島と長崎に訪問して被爆者と対面している。ストーンは長崎原爆被爆者の谷口稜曄を「彼は日本の軍国主義にも責任があると言っていた。物事の善悪を冷静に区別している素晴らしい人だ。」と称賛した。広島市内で読売新聞のインタビューに応じ、ストーンは「原爆投下は戦争を終わらせるために必要だったというのは幻想だ。(アメリカ人として)被爆者に謝罪したい」と語った。 』

オリヴァー・ストーン氏がアメリカの通説的な考え方からこのような考え方に変わったのは・・・
『ストーンは、ベトナム戦争の従軍体験から映画「プラトーン」を製作した40歳頃までは、「神話」(原爆正当論)にとらわれていたとも述べた』
40歳前後だそうです。
優れた政治家だとされるヘンリー・キッシンジャーとは正反対です。

作品もエンターテイメント系ではなく、ドキュメンタリー系が多いです。
大統領支持では、バラク・オバマやバーニー・サンダースなど。民主党支持と言うわけでもありません。
オバマの時は、最初は共和党のロン・ポール候補支持でした。予備選でポールが敗北したのでオバマ支持に変更したようです。
左派と言うわけでもなく柔軟な中道と見えます。

以上のようなバック・ボーンを持つ、オリヴァー・ストーン氏の発言で、しかも内容がユニークなので取り上げました。

『12日、ドナルド・トランプ前大統領に対する数々の司法闘争は「すべて政治的」なものであり、トランプ氏は「ローフェア」(政治家を沈黙させるための訴追)の犠牲者だ。

「あの男に対して約100件の起訴。ばかばかしい」と発言。「これはすべて政治的なものだ。彼を投獄したいのだろうが、それはできないだろう」

「誰もが腐敗している。ロシアは汚職で動いているし、トルコも、米国もそうだ。汚職は生活の一部なのに、それを政治問題化している」

だが、ストーン氏は今年11月の米大統領選ではトランプ氏に投票しないと述べた。

一方、現職のジョー・バイデン大統領にも投票しないと明言。「バイデンには絶対(投票)しない。なぜならバイデンは戦争屋だからだ」と批判した。』

トランプの裁判は、政治的なものだと言っています。
もっとも、トランプには投票しないそうです。
バイデンは「戦争屋」だから絶対に!投票しないそうです。

中々ユニークな見解が聞けて個人的には参考になりました。マスメデイアや普通の識者が言うこととは全然違います。

つまり❓
これがアメリカに住み中立の立場から見える風景なのだろうと思います。

※私が今考えているのと同じことを発言していました。日記の中でも触れて行こうと思います。
『2017年>日本や韓国、北大西洋条約機構(NATO)などアメリカの同盟国と言われる国々は、僕は現実には同盟国ではなく "アメリカに人質を取られた国" だと思っている』

私の言葉では「人質」ではなく「手下」か「奴隷」です。


※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/213c96513504dc77bce3a248112c2b72



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