「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

歴史と格式に満ちたイギリスの超豪華ホテル(旧陸軍省ビル・ラッフルズ・ホテル)<2023年9月

2023-09-14 17:37:07 | ヨーロッパ

英ロンドンの旧陸軍省ビル、ラッフルズ・ホテルとして開業へ 
2023.09.09 Sat posted at 17:50 JST
https://www.cnn.co.jp/travel/35208881.html

大英帝国の時代のイギリスの繁栄ぶりを忍ばせるホテルです。ビルは、1906年に完成しており大英帝国の繁栄がまだ残っていた時代に建設された建物です。

大規模修復と改修作業は、大掛かりなもので8年かかったそうです。イギリスの中央官庁街のど真ん中にある訳ですから、こんな立地は他にはないと思います。
超豪華な内部の写真例
https://www.cnn.co.jp/storage/2023/09/09/26be3cc642427a3f8e1207d84be65982/t/768/543/d/grand-staircase-raffles-london.JPG
https://www.cnn.co.jp/storage/2023/09/09/49e6f0a5f825069068bf6f25a11dda49/35208882_003.jpg
https://www.cnn.co.jp/storage/2023/09/09/111f4750456bbafc5fda059e27ad094d/35208882_008.jpg
外観
https://www.cnn.co.jp/storage/2023/09/09/845905819bbb9a06726ef7245800b133/35208882_002.jpg

凄いですね?
「2ベッドルーム・レジデンスの価格は約1148万ドル(約17億円)から。」
居住区画もあります。
「客室は1泊1100ポンド(約20万円)から。」

これならイギリスに観光旅行に訪れる人は、「1回泊まってみようか?」と言う気になるのは、確かです・写真を見ると安いような気もします。普通の高級ホテルだってこれくらいの宿泊料のところありますもんね?
(お金のある人は・・)


(ロシア)何かと話題のプーチン氏と金正恩氏の会談<2023年9月

2023-09-14 17:35:41 | 世界経済と産業

プーチン氏、金正恩氏に援助「懇願」 米
2023年9月12日 9:24
https://www.afpbb.com/articles/-/3481131?cx_part=related_yahoo
プーチン氏、金氏に協力強化要請 「解放記念日」の祝辞で
2023年8月15日
https://www.afpbb.com/articles/-/3477124?cx_part=related_yahoo
北朝鮮の金総書記がロシア到着、「両国関係の戦略的重要性示す」
ロイター編集
2023年9月13日午前 7:47 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/europe/ESZ2MXYMKVIBXO6UEIYNWPMZVY-2023-09-12/
プーチン氏、極東宇宙基地訪問へ 金氏との会談「行けば分かる」
ロイター編集
2023年9月12日午後 5:44 GMT+916時間前更新
https://jp.reuters.com/world/us/XM657TJIAZIK7JUSPMH75VJDYY-2023-09-12/

8月には、ロシアが「協力強化要請」をしたようです。
6月の末には、ロシアのセルゲイ国防相が北朝鮮を訪問して金正恩氏と何やら親密に会談していました。(結構、ゴマをすっているように見えなくもありませんでした・・)

9月には、「プーチン氏、金正恩氏に援助を懇願」と記事の書き方が変わりました。

以前なら、金正恩氏がプーチン氏に面会するならモスクワまで行く必要があったと思います。

今回は?
「ロシアのプーチン大統領は、極東のボストチヌイ宇宙基地を訪問する予定」
流石に「援助を懇願」ではロシア国内の聞こえが悪いから極東視察になりました。金正恩氏の訪問先は、ウラジオストクです。偶然にも訪問先と視察先が一致しました。

まあ、念入りに面会して相談(懇願)するのでしょうね?
ロシアが欲しいのは、主に北朝鮮の砲弾の備蓄分とグラート用ミサイルの備蓄分です。こんなのを大量に備蓄しているのは、北朝鮮しかありません。

既にプーチン氏は、去年中国の主席を訪問して(援助を懇願したものの)ゼロ回答で帰国しました。イランにもそれほど沢山の砲弾は、ないと思います。現実問題、北朝鮮しかプーチン氏の頼れる相手は、いません。

アメリカの経済制裁その他の締め付けを無視してロシアを援助できる国は、北朝鮮しかありません。プーチン氏のお土産次第では、満額以上回答もありえます。
石油に食料に軍事技術などです。全部、ロシアにあります。

フランスの通信社が書いている通りです。

『金正恩氏訪問、ロシア孤立化浮き彫りに 仏』
2023年9月13日
https://www.afpbb.com/articles/-/3481311?cx_part=top_topstory&cx_position=1

実際には、既に北朝鮮の砲弾やミサイルはロシアに供与されており、7月ぐらいにウクライナ軍が分捕り品のグラート用の北朝鮮のミサイルを、ロシア軍に撃ち込んでいるのが記事になっていました。
「どうして、ウクライナ軍が北朝鮮のミサイルを持っているんだ?
密輸入したのか?」
と、話題になりました。
ウクライナ軍が言うには・・・
「有志のカンパだ(分捕り品)、不発弾(=不良品)が多い・・・」
と言うものでした。

色々話題の多い、北朝鮮とプーチン氏です。
ブラジルの大統領もあれほどプーチン氏を擁護するのだから、砲弾位援助すればいいのに・・と思いますが、こちらはアメリカの締め付けが怖いので、「口先」だけです。言うだけならタダだし、問題ないだろう!と言う嫌がらせですね?

これからまだまだロシア軍とウクライナ軍の激戦は、続きますからプーチン氏もあちこちに相談(援助の懇願)しなければ、なりません。ロシアの国内生産分だけでは、到底足りないと思います。と言って、相談する先は今となっては北朝鮮以外にないようです。

やはり、侵略戦争は宜しくないですね!


見るたびに思うこと>オリンピックは止めるべき(オリンピックの残骸)

2023-09-14 17:34:18 | 社会問題

写真特集:北京五輪から10年、変わり果てた競技会場を見る
2018.08.17 Fri posted at 17:55 JST
https://www.cnn.co.jp/photo/35124144-19.html

オリンピックを開催した国に必ず出来るオリンピック廃墟です。冬季五輪でも同じです。
分かっているのに毎回、同じように競技施設を新規に建設させます。そして開催したがる国々があります。
どこでも、こんな調子です。

今のようなオリンピックならやる必要性は、全くないと思います。どうしてもやりたければ、各競技ごとにこじんまりとやれば、それで十分でしょう。開催する費用がなければ、しなければいいことです。

これだけのムダ金があれば、随分色々なことに役立てることが出来ると思います。

地球環境の保護、資源の無駄遣い、地球温暖化問題。
どれを取ってみても、有害そのものです。

競技もどの競技も、ほぼプロ的ですね。
それならプロ的にやれば、いいと思います。
金が儲からなければ、止めるでしょう。

『オリンピックの後、サラエボに何が起こったか…今も残る、廃墟になった五輪会場』
2022.2.20
https://www.businessinsider.jp/post-250410
『五輪施設の今がわかる34枚の写真…ベルリンから北京、ロンドン、リオまで』
Jul. 26, 2021, 07:00 PM
https://www.businessinsider.jp/post-238559
『リオオリンピックの会場が半年で廃墟化』
2017年02月15日 17時00分
https://gigazine.net/news/20170215-rio-olympic-after-six-months/
『ベルリンからリオまで! 過去のオリンピック会場は今』
2021/07/29
https://www.harpersbazaar.com/jp/lifestyle/travel-hotels-spot/g37154458/abandoned-olympic-venues-210729-lift3/
【進む廃墟化】101億円かけて作った長野オリンピック施設「スパイラル」の20年後|多額の税金を投じた未来はこれでいいのか?
https://www.youtube.com/watch?v=lhFyh9LQQs8


ロシア軍が過大戦果報告する理由とアメリカの長距離ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」の供与<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-14 17:32:48 | ウクライナ紛争

(1)
『実物そっくりでも安上がり、ウクライナがロシアに破壊させたい囮兵器たち』
2023.09.12 Tue posted at 18:01 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208981.html

一つにはロシア軍の一線級のパイロットの多くは去年戦死しています。だから訓練不十分な未熟なパイロットが配属されているケースが多いと思います。そうでなくてもロシア軍の訓練不足は、全ての兵科に共通する欠点です。去年からそもそも訓練中に墜落する事故が多数、確認されています。一番ひどかったのは、間違えて夜間にベルゴロド州を爆撃した戦闘機までいました。

つまり、そこに加えてウクライナ軍も武器のダミーを多数作り本物のように配備しているようです。未熟でなくてもそれを本物と誤解して攻撃するケースは多数あると思います。ウクライナ軍としては、そうして少しでも爆弾やミサイルを消費させたいわけです。そして1回攻撃した戦闘機や攻撃ヘリは、その後すぐ帰還しますから本物の被害が減るというわけです。

パイロットが未熟であればそれを本物を撃破したと誤解するケースもあるでしょうし、映像も残ると思います。だからダミーを破壊した分を本物に数えてしまうのであろうと思います。それに加えてロシア軍特有の上司への(ゴマすりの)過大戦果報告の傾向があります。

両方合わせて相当実数より多い戦果が、上がってしまうのであろうと思います。ウクライナ軍が保有する西側の戦車は、ロシア国防省の発表によると全部破壊されているはずです。その後の戦果発表もあると思いますから、合計するとロシア軍は西側から供与された台数以上の戦車を破壊してしまいました。ポーランド領まで行ってポーランドの戦車まで破壊しないと数が足りません。

(2)アメリカの長距離ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」
『ウクライナへの長距離ミサイル供与、バイデン氏が近く最終決定下す見通し 情報筋』
2023.09.12 Tue posted at 09:50 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35208957.html

バイデン大統領がウクライナに強力な攻撃兵器の供与の決断を渋る理由は、今となっては謎と言うしかありません。結果は、後出しジャンケンのように供与を決めます。
長距離ミサイルなどイギリスは、5月に供与を即決し、即座に供与しました。春の反撃作戦に効果があるに決まっているからです。その後、フランスも追随しました。

ペンタゴンは供与を推奨していたようです。
例によって悩み多きバイデン大統領は供与を決断できず、やっと具体的に検討しているようです。検討したところで結論は、供与するかしないか決めるしかありません。

「会議は踊る」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%81%AF%E8%B8%8A%E3%82%8B
この言葉を思い出してしまいます。
遅れても、やがては後出しジャンケンで進むだけ?
「1814年のウィーン会議」よりは、マシかもしれません。

なんだか「アレ」を心配しています。
年寄りには、何かを決めるのに散々逡巡して・・
最後にもったいつけて決める人がいます。

ご老体の「アレ」じゃ?ないんだろうな?
最近、段々ウクライナ戦争の行方が心配になってきました。それでも最後は、ウクライナが勝利するのであろうと思います。

ロシアの方も似たぐらいにヨレているからです。
思考停止状態の自分だけの世界に行ってしまった人といい勝負かもしれません。誰とは、言いませんけれど・・・・

プ◎◎◎とかバ◎◎◎とか!言ってませんよ?


リビアに記録的豪雨災害をもたらしたメディケーン「ダニエル」<2023年9月

2023-09-13 18:31:57 | 自然災害・気候変動

リビア東部、嵐でダム決壊 2千人超死亡、最大6千人不明と当局発表
2023.09.12 Tue posted at 10:47 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208959.html
リビアで「破滅的」洪水、死者2000人超の恐れ 当局
2023.09.12 Tue posted at 07:57 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208949.html

亡くなった方にはお悔やみを申し上げ被災者の方にはお見舞い申し上げます。

モロッコ大地震の次はリビアの大洪水で、何か呪われたような気がします。地震の方は関係ないですが、洪水の方は地球気象変動が関係しているようです。

「メディケーン」とは、地中海で発生する熱帯低気圧に類似した低気圧を指した呼称だそうです。ハリケーンから来ているそうです。ハリケーンほどには強力ではないようですが、時々発生して地中海沿岸地域に豪雨災害をもたらします。

2021年10月23日から11月2日にかけてシチリア島からイタリア半島に豪雨をもたらしたのが、「Apollo」と言う「メディケーン」です。
アフリカ大陸北岸で発生し、イタリア半島に豪雨をもたらし、その後東に進路を変えてトルコの内陸部で消滅しました。

今回の「ダニエル」はギリシャ方面で発生し、ギリシャに豪雨をもたらした後、南下して地中海を縦断するうちに勢力を増してリビアに上陸して、リビアでは記録的な豪雨をもたらしたようです。これまでリビアでは、このような豪雨がなかったので、まったく洪水に対するインフラがない状態で豪雨が降ったために甚大な被害が発生しました。

まだ、現地は救助隊も入れないような惨状のようです。被害の実態すら全く分かりません。広範囲で大洪水が発生したために、全てはこれからのようです。

ワールド
2023年9月5日8:55 午前Updated 7日前
スペイン中部で大規模洪水、3人死亡 記録的降雨で
https://jp.reuters.com/article/europe-weather-spain-idJPKBN30A1CG
スペインの沿岸地方を中心に豪雨災害があったばかりです。こちらは、「メディケーン」なのかは不明ですが、地中海で発生した低気圧であることは確かです。

どうやらこれまでは、どちらかと言うとアフリカ大陸の北岸の方で発生し、それが地中海を北に横切ってヨーロッパ側に豪雨をもたらすパターンだったようです。

今回は、ギリシャのエーゲ海かイオニア海で発生し、いったんギリシャに豪雨をもたらした後、地中海を南下してリビアに上陸しました。

こうなってくると地中海中どこででも発生し、どこに豪雨災害をもたらすか予測のつかないことになります。今後は、降雨のほとんどないアフリカ大陸北岸諸国でも、今回のリビアのように豪雨に見舞われるケースが出てくるかもしれません。ほぼ、どこの国も普段雨が降りませんから甚大な豪雨災害が発生するかもしれません。

地球気象異常は、これからはどの地域にどんな災害をもたらすのかは、予測不能になりつつあるのかもしれません。

欧州の熱波と干ばつは、もう異常気象ではなく普通になってしまいました。豪雨が降ったからギリシャの大規模山火事は消えたと思いますが、降らなければまだ燃え続けていたかもしれません。豪雨が降らないと大規模山火事は消えません。

その意味でギリシャには恵みの雨と言えますが、リビアでは地獄の雨になりました。

※物凄く無責任だと思う報道
『リビア東部に「壊滅的」な嵐、洪水で150人死亡』
2023年9月12日 12:33 発信地:ベンガジ/リビア [ リビア トルコ 中東・北アフリカ ギリシャ ブルガリア ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3481176?cx_part=top_topstory&cx_position=1

「東部のメディアは、ハマド氏のコメントを大きく取り上げているが、被災各地から寄せられた情報を見ると、犠牲者数はこれを大きく下回っている。」
これを読むと、それほど死者はいないような印象を受けます。

「代表議会首相のオサマ・ハマド氏はデルナ市だけでも2000人以上が死亡、数千人が行方不明になっている」と述べています。
「ただし、この数字について医療および救急当局は確認が取れていないと指摘している」

当然ですね。取り敢えず豪雨がやみこれから本格的に救助活動が始まります。数など分かるはずがありません。沿岸地域の住民は、どれだけが海に流されてしまったのかは当分、確認しようがありません。道路も連絡網の寸断されている状況では、実際の被害者の総数が判明するのは、かなり後になります。取り敢えずは、死体を探してその数を数えていくしかありません。

「被災各地から寄せられた情報」は単にその時点での死体の数を数えたに過ぎません。すでに今の段階で犠牲者は4000人~5000人を超えるのではないかと言うのが、オサマ・ハマド氏の見込みです。最低の数を推測して言っているのであって、実数はそれ以上で不明だと言っています。

1000人にも満たない数と5000人以上総数不明では、全然意味が違ってきます。記事を読むと少ない方になります。

そして今回の被害は、反政府勢力の地域に集中しています。それが更に被害の把握と救助を困難にしています。現在、国際的に認知されているのは政府勢力の方です。

いやしくも通信社が、誤解を巻き散らかすような軽はずみな記事を配信してはいけないと思います。フランス語系の地域や日本には、この情報が流れます。


スイスの(部分的)勤勉さが良く分かる?<2023年9月

2023-09-13 18:31:57 | ヨーロッパ

スイス機、乗客111人の荷物一つも載せず離陸 「職員不足」
2023年9月11日 20:23 発信地:ジュネーブ/スイス [ スイス スペイン ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3481101?cx_part=top_topstory&cx_position=4

スイスのスイス・インターナショナル・エアラインズがエーデルワイス航空に代わり運航したスイス・チューリヒ発スペイン・ビルバオ着の便が、乗客を(きちんと)載せてビルバオに無事到着したそうです。

ただし、「地上職員が不足していた」ために乗客の荷物は一切積まずに「乗客だけ」運んだそうです。

しかも、そのアナウンスもなく客はビルバオ空港で2時間以上待ってもついに荷物は出てきませんでした。それは当然で、積んでいないのですから・・・

良く分からないスイス式です。
普通なら、客の荷物を積めなければ飛行機の離陸は待つか止めるのでないでしょうか?
どうしても離陸したのなら、機内でその旨アナウンスするべきでないでしょうか?
客を放置して2時間以上、待たせたのには何の問題もないんでしょうか?(しかも、放置したままだったようです)

スイス・インターナショナル・エアラインズの広報は、離陸が「1時間16分」遅れたことには、謝罪があったようです。荷物を載せなかった事には一切触れなかったようです。
「何が起きたのか正確に把握し、今後どう改善していけるかを検討するため、引き続き状況を分析中だ」
と、言い訳だけは十分したようです。

しかも客に荷物が積まれていなかった事を知らせたのは、全然無関係のイベリア航空の職員だったようです。スイス・インターナショナル・エアラインズの職員は都合が悪いから、バックレて出てこなかったのでしょね?

あくまでスイス・インターナショナル・エアラインズの言い分は、「地上職員が不足していた」のが悪いと言うことのようです。

クレディ・スイスの事実上の倒産の理由も何となくわかるような気がします。スイス人は昔から勤勉で知られています。しかし、最近は全部ではなく部分的に勤勉なようです。スイスの何かを利用するときは、この辺りに注意した方が、いいかもしれませんね?


ウクライナがクリミア付近の海洋石油・ガス掘削施設奪還とのニュース(ボイコ・タワーズ)<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-13 18:28:18 | ウクライナ紛争

ウクライナ、クリミア付近の海洋石油・ガス掘削施設奪還と発表
ロイター編集
2023年9月11日午後 7:37 GMT+92時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/I4ZOL2E6UNJITHA3W3PHP6SS34-2023-09-11/

さてウクライナ軍は、なぜこんな陸地から離れていて防御しにくいと思われる地域を奪還したのか?海洋石油・ガス掘削施設⇒ボイコ・タワーズ

疑問に思いますが、ロシアがウクライナに軍事侵略した別の目的も見えてきます。
ロシア・ウクライナ他:大水深掘削
技術で注目される黒海の石油開発
https://oilgas-info.jogmec.go.jp/_res/projects/default_project/_project_/pdf/3/3696/201011_069t.pdf

ここに海洋面積を持つのは・・
トルコ・ブルガリア・ルーマニア・ウクライナ・ジョージア・ロシアの6か国です。中でもウクライナは、最大の大陸棚面積を持っています。

つまりロシアがクリミア半島を領土にすれば、ヨーロッパ側の大陸棚面積のほとんどを支配下に収めることが出来ます。

ロシアのウクライナ軍事侵略のもう一つの目的は、黒海の石油利権のウクライナの持ち分を強奪することです。

ウクライナが、「この戦争はクリミアで終わる。」と常に主張している理由もここにあると思います。

そう考えると、今回の一見無駄とも思える「海洋石油・ガス掘削施設奪還」には、この資源はウクライナの所有するものだとの主張もあります。
それ以上にアメリカの巨大石油資本に「ここにデカイ石油利権があるよ!」と、改めて通知する意味もあります。
「ロシアに取られちゃうよ!」
おめおめとロシア・トンビに「美味しい!油揚げ」を攫われたくは、ないでしょう?

アメリカの巨大石油資本にネジを巻いたのだろうと思います。
「気合を入れて!アメリカ政府の尻を叩けや!」
何となく分かるような気がします。
石油利権が絡んでくれば、アメリカ政府だってやる気が出てくるでしょう?
放置すれば、ロシアに強奪されるんですから・・

なるほど理解できました。ロシアがクリミアを強奪すればウクライナの大陸棚の鉱区は、ほとんどロシア領になります。ウクライナ南部まで占領すれば、完璧です。

利益の巨額さを考えるとロシアの本当の目的は、ウクライナの持つ黒海の石油利権の強奪であったのかもしれません。

ウクライナが、あっさりロシアに負けてしまえば指を咥えて横目で見ているしかなかったかもしれません。
しかし!
ウクライナが負けなければ、ロシアの思った通りにはなりません。むしろ、ロシアの鉱区まで分捕れ!と言う話になるかもしれません。

話がそうなれば、アメリカの巨大石油資本も黙って見ているわけには、行かないでしょう?
絶対、内緒で(バイデンさんに)ネジを巻きますね?


ミリー統合参謀本部議長への英BBC放送のインタビューの扱いに見る微妙な違い?<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-13 18:26:43 | ウクライナ紛争

CNN
ウクライナの反攻作戦、冬の到来まで「残り6週間」 米軍トップが警告
2023.09.11 Mon posted at 11:44 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208922.html
BBC
ウクライナの反転攻勢、冬の到来まで「30日しかない」可能性=米軍トップ
https://www.bbc.com/japanese/66771645

BBCがインタビューしていますが、それにしても随分扱い方が違うように見えます。
両方読んでみると、全然異なる印象を受けると思います。
NYタイムスを利用して、ペンタゴン筋の一部と思われる向きがペンタゴンとウクライナ軍の間に微妙な行き違いがあるような情報を拡散していました。これは多数のメデイアが引用したため、かなり広く拡散しました。

両方の記事が、何となくヨーロッパ側とアメリカ側の微妙なすれ違いを表してい居るように見えなくもありません。

アメリカ政府は最後までFー16戦闘機のウクライナへの供与を許可しませんでした。ヨーロッパ諸国は訓練を先行させて行おうとしました。アメリカは、やっとFー16の供与を認めたのが、8月です。
1月に決まった戦車を含む大型の武器支援を主導したのもヨーロッパ諸国です。
その後、イギリスはウクライナの反撃に合わせて長距離ミサイルの供与を決定し、そく供与しました。当然、反撃作戦の開始に間に合わせるためです。その後、フランスも供与しました。アメリカからは、長距離の攻撃兵器の供与はありません。
BBC
イギリス、ウクライナに長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」を提供
2023年5月12日
https://www.bbc.com/japanese/65567674

やたらウクライナへの強力な武器供与に消極的なアメリカと、それを急ぐヨーロッパ諸国との違いは徐々にはっきりしてきました。

F ー16の供与を表明したのはヨーロッパの3か国です。
ロイター
ワールド
2023年8月24日11:56 午後Updated 18日前
ノルウェー、ウクライナにF16供与へ 3カ国目
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-jets-norway-idJPKBN2ZZ1B6

戦争の場所との位置関係の違いが、危機意識の違いになっているのかもしれません。ヨーロッパ諸国にとっては、今となっては自分たちの戦争です。ウクライナが勝利しなければ、ヨーロッパ諸国の安全は脅かされ続けます。中途半端に停戦になる方が、後のことを考えると恐ろしいと思います。中途半端な停戦は、その後のロシアの報復的謀略や内政干渉のような事態を招く可能性が大きいからです。

ロシアと国境の近い国々は、ロシアの軍事力を警戒し続けなければなりません。具体的には、バルト3国・フィンランド・ポーランド・スロバキア・チェコなどは、ロシアから近いか国境を接しています。ポーランドなどは、去年から急遽軍備拡張に動いていて今年も更に継続しています。仮にウクライナが敗北することがあれば、ポーランドがロシアとの最前線に立つことになるからです。

それはドイツにとっても同じです。ポーランドの隣がドイツです。だから、ドイツも明確にウクライナを支援し東ヨーロッパの安全保障に関与する姿勢を明確にしました。具体的にはドイツ軍の軍部拡張とバルト3国への駐留部隊の増員です。

つまり、アメリカにはこのような危機意識がありません。だからアメリカの都合で、ロシアとパワーゲームをしようとしているように見えてしまいます。アメリカにとっては、ウクライナが勝利することよりもロシアと折り合う方が重要なように見られても仕方がない部分が見られます。

この戦争が始まってから一貫して見られるのは、バイデン大統領の弱気の姿勢です。それもロシアが戦争を止めようとしない原因の一つのように思えます。最初からアメリカ軍の参戦を断固否定しました。

否定も肯定もしなければ、どうです?
場合によっては、アメリカ軍の参戦もありうる余地を残せば、ロシアも今のようなウクライナ民間人への戦争犯罪である無差別攻撃を出来たかどうかは不明です。控えたかもしれません。

そして停戦に対してもロシアとして考えざるを得ない部分が出てきたと思います。
今のロシアの言い分は、「ロシアが軍事占領した地域をロシア領として認めるなら停戦交渉に応じる」と言うものです。「停戦には応じない」と言っているのと事実上同じです。
アメリカが絶対に参戦しないからです。戦争を継続すれば、やがて西側諸国は折り合わざるを得ないだろう・と言う見込みの下に戦争を継続しています。アメリカが怖くないから、好き勝手なプロパガンダをわめき散らかしています。

そのようなことでは困るから、ヨーロッパ諸国は団結してウクライナを勝たせるために出来る限りの支援をしています。

アメリカは、やる気があるのか?と疑問を持つのは私だけではないと思います。


ウクライナ軍の爆撃ドローン(地雷爆弾?)<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-12 17:45:22 | ウクライナ紛争

ロシア主力戦車T-72B3が暴発するレア映像
2023年9月11日(月)15時24分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/09/t-72b3.php

見事な爆発です。このケースでは戦車兵はトーストです。これがソ連製戦車の欠点で砲塔に直撃を受けると砲塔内の戦車砲の砲弾が誘爆します。
これは、ウクライナ軍の新工夫です。前から爆弾投下型ドローンはあります。今回は回収した廃物を再利用する方法を考えたようです。

ウクライナ軍は大量にある対戦車地雷をドローンに搭載し、無誘導爆弾として再利用している
2023-09-07
https://milirepo.sabatech.jp/the-ukrainian-military-is-loading-a-large-number-of-anti-tank-mines-onto-drones-and-reusing-them-as-unguided-bombs/

南部戦線の地雷原に無数に埋設されているロシア軍の対戦車地雷を少し改造して簡易爆弾として再利用しているようです。
『ただ、ネックとしては重量だ。TM-62の重量は7kgと重く、中型以上のクアッドドローンにしか搭載できない。』

エンジンを強化するとかして重量の問題を解決したようです。戦車を吹き飛ばすための地雷ですから威力は十分です。地雷原から掘り出した地雷も膨大に溜まっていると思います。費用無料(ロシア軍のカンパ)の即席爆弾です。もし、なくなれば掘りに行けばすぐ補充できるのが最大のメリットです。戦争が終わるまで掘ってもなくならないと思います。

※今、ドローン技術も使用方法も徐々に進歩しています。
ロシア軍の武装ヘリが、ウクライナ軍の戦車を狙うときに自爆攻撃を仕掛けるドローンもあります。ロシア軍の武装ヘリは、赤外線誘導方式のミサイルを使いますので数十秒同じところでホバリングして静止しなければなりません。それを近くにいるウクライナ軍の自爆ドローンが狙います。今のところ逃げられるようですが、もう少しドローンのオペレーターの腕が上がると命中するかもしれません。

2023.09.08
『ウクライナ軍、小型ドローンでロシア攻撃ヘリ仕留めかける』
https://forbesjapan.com/articles/detail/65857

※もっと優れものもあります。
『従来の軍用機には、なす術なし...露軍ヘリとジェット機が、どうしてもドローンを撃墜できない様子を撮影』
2023年9月9日(土)12時41分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/09/post-102601.php

以前は、クリミアを攻撃するのは自爆型ドローンだったと思います。最新型は、爆弾を投下した後に基地に帰ってくるようです。また、使えると言うわけです。

ドローンは、機関銃や機関砲の射程を外れると後は武装ヘリか戦闘機で撃墜するしかありません。こんな安物のドローンに迎撃ミサイルが使えないのは、ロシア軍も同じです。

それで戦闘機1機と武装ヘリ2機が追跡して撃墜しようとしたようです。ところが?

ドローンは、小型で低速な分、小回りが利きます。スイスイ射撃を交わして基地に帰還したようです。また、クリミアに行って爆弾を投下して、追いかけっこするのでしょうね?

ちなみに、このドローンは飛行機型のドローンです。やや大型でそこそこの重量の爆弾が搭載出来て航続距離の長いタイプです。

半年前には、こんなドローンはなかったと思います。
ロシア軍謹製の地雷爆弾返礼ドローンとかね?
戦闘機がないから、色いろ考えるのですね?

「必要は、発明の母」

ロシア軍には、間違いなく嫌われるウクライナ軍の母です。


モロッコ地震に対するモロッコ政府の対応<2023年9月

2023-09-12 17:43:51 | 自然災害・気候変動

モロッコ国王、救助隊派遣の4カ国に謝意
2023.09.11 Mon posted at 11:23 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208921.html

この記事の時点で・・・
『救助隊を派遣するスペインとカタール、英国、アラブ首長国連邦(UAE)の4カ国に謝意を示した。国営メディアが10日伝えた。』

これは、読んで呆れました。
地震発生後、72時間が人命救助できる時間の限界とされています。もちろん、その後も継続しますが72時間が勝負と言うことでその時間の間に、最大限の救助活動を行います。

トルコ大地震の時は、多くの国から援助部隊が駆け付けました。
『トルコ地震、海外部隊の活躍広がる 地震国・日本は不明者捜索に高い技術』
2023/2/13 09:14
板東 和正
https://www.sankei.com/article/20230213-JUSJQ4CG4VMR3OZTXPRSBE67GQ/

『現地メディアによると、地震発生後、日本や欧米、中東などの60カ国以上からトルコに救助、支援部隊が入った。トルコ政府の支援が遅れた影響で、被災地では捜索活動に従事する人員が足りず、・・・』

多分、24時間ぐらいのうちに各国の支援部隊が現地入りして活動を開始していると思います。

『イスラエルは海外部隊の中で最大規模の450人を派遣。・・・』

人命救助のために宗教も政治も脇に置いて、とりあえず各国とも派遣できる部隊を最大限、速く現地に送ると思います。少なくとも、トルコ地震の時は、そうでした。

『北アフリカのモロッコ中部を8日に襲った地震への対応をめぐり、同国内務省は10日夜、アラブ首長国連邦、カタール、スペイン、英国の4カ国に限って救助隊を受け入れると声明で明らかにした。救命率が下がる「発生後72時間」は11日夜に迫っている。』

今日の夜が、発生後72時間です。つまり、モロッコ政府はこれを無視して海外からの援助部隊を断っています。

無知だからそうしているのか?
何か他に理由があるのか?

不明ですが、救える自国民の救助を怠ったことは間違いありません。


地震の種類で被害状況も違います。すごく怖いカルデラ火山噴火とは?<2023年9月

2023-09-12 17:42:13 | 自然災害・気候変動

地震の種類には、日本周辺では2種類あります。
①プレートの境界線上で起きる海溝型地震。
②陸上で起きる断層型地震。

②の例は、阪神淡路大地震です。熊本大地震もその例です。これは、結構起きます。地震対策は、断層型地震を想定したものが多いと思います。

①のプレート型地震は、めったに起きません。100年単位の周期性が最近になって、やっと解明されつつあります。
東日本大震災型の地震は、約600年の周期性があるのではないか?と言うことが推測されたのは、ごく最近です。2011年の東日本大震災までは、まだこの周期性が分かっていませんでした。
原発事故のことは今回触れませんが、太平洋側の海溝型地震に対する備えも防災意識も低かったことが、被害を大きなものにしました。

日本の周辺のプレートの形状は、プレートの境界線が全部、海の底にあります。だから、プレート型地震は全部、海溝型地震として発生します。

海溝型地震で大きな被害をもたらすのは、津波被害です。陸上の揺れは断層型地震と比較すると緩やかであったり小さかったりします。
その後に大きな津波が来ます。
昔だとその津波を予測する手段がありませんでした。来てから分かるために、被害が大きくなります。逃げる暇がないからです。

2011年の東日本大震災では、津波被害を認識しその備えをしていた地域では人的な意味での津波被害は少なくて済みました。全員、無事だった地域すらあります。

一方で津波被害を認識していなかった地域で、大きな人的被害が発生しました。避難が遅れるし避難の方法や避難経路も分かっていないケースが多かったからです。

一番ひどい例を言うと、海岸の国道です。渋滞が起きて車がびっちり停車していました。防災担当者が津波を予測して必死で車に乗っていた人々に高台への避難を呼びかけました。その呼びかけに応じて高台に避難した人はごく少なかったようです。当然、津波が襲ってきたときは逃げようがなく車ごと海に攫われました。

少し触れましたが近い将来に発生が予想されている南海トラフ型大地震は、海溝型地震です。だから、もっとも大きな被害をもたらすのは「津波被害」です。逃げ遅れると津波に攫われるから大きな被害が発生します。

2011年の東日本大震災の事例を考えるなら、南海トラフ型大地震で最も危険なのは、海岸地域に住む人々です。避難が遅れれば、津波に攫われます。どの程度の高さの津波が予想されるかは、地域によって違うと思います。予想される津波の高さより高い場所に速やかに避難する必要があります。すでに避難計画は策定されている地域が多いと思います。

そして場所ごとに避難計画も避難場所も違いますから、近隣の避難地域は知っておきたいものです。自分がその時どこにいたら、どこに逃げるかを知っていれば速やかに避難できると思います。こんな少しのことの積み重ねが、津波被害から自分を守ります。

分からなければ、見える範囲で一番高いところに逃げるのも一つの方法でしょう。

南海トラフ型大地震の津波被害が予想されている地域に住んでいる人は、知っていると思います。
しかし、南海トラフ型大地震で一番怖いのは、津波被害だと知らない人は、知ってほしいと思います。発生した時に自分がそこにいないとは限りませんから。

津波が発生したなら発生場所にもよりますが、速やかに避難しないと逃げ遅れます。水の力は強力です。津波に襲われたなら逃げることは出来ません。出来るのは、事前に安全な場所に逃げることだけです。

来てからでは遅いのです。
見たら、ほぼアウト!の世界です。

※カルデラ火山噴火
トンガ沖海底火山大噴火で発生した「揺れを伴わない津波」の解明進む 気圧波「ラム波」が大きな要因と判明
2022.05.24
https://scienceportal.jst.go.jp/gateway/clip/20220524_g01/

実は、2022年のトンガ沖海底火山大噴火がカルデラ火山噴火の例です。たまたま海底で噴火しましたので、被害はごく少なくて済みました。
これが陸上で噴火すると、どうなるか?
日本の過去の例では、こうなっています。

日本最大のカルデラ噴火「9万年前の阿蘇4噴火」の全体像が明らかに!
2023.04.16
https://nazology.net/archives/124748

とてつもない被害が発生します。
まあ、これは気にしても仕方ないですね?
噴火したら、終わりと言うことで諦めることが大切です。これを気にしたらストレスで不幸な人生を送るでしょう。

ここが噴火したら、人類滅亡の超巨大火山もあります。
『地底に眠る超巨大火山「スーパーボルケーノ」、地球を脅かす可能性』
2012.08.31 Fri posted at 15:42 JST
https://www.cnn.co.jp/travel/35021192.html

あまり気にしても仕方ないのもあります。
しかし?
南海トラフ型大地震と津波被害は、気にしておいた方がいいと思います。


2023年9月モロッコ地震を見て考えるべき事(南海トラフ大地震)

2023-09-12 17:40:53 | 自然災害・気候変動

また大きな地震が起きました。
犠牲者には、哀悼の意を表し被災者にはお見舞い申し上げます。

モロッコ地震の死者、2000人超す 1400人以上が重傷
2023年9月10日
https://www.bbc.com/japanese/66766283

地震の少ない地域だけに、大きな地震が発生すると被害もまた大きくなります。
この付近では、過去に1960年に南西部アガディールを襲ったM6.7アガディール地震が起きています。今回の震源地からは、西南西に150kmほど離れた港町です。1万2000人以上が死亡されたとされています。
そこから山脈が東に延びていますので、そこに活断層があるのであろうと思います。

北に行くとユーラシアプレートとアフリカプレートの境界線があります。丁度、北アフリカの海岸沿いに南北に伸びています。だから過去にも大きな地震は起きていると思われますが、どちらかと言うとやや北に放れたヨーロッパに近い方が震源地になるケースが、多いようです。

1755年にポルトガル沖合でリスボン地震(推定マグニチュードは8.5 – 9.0)が起きました。
15~30m級の津波による死者を含む10万人近くが死亡したと推測 されています。
当時繁栄していたポルトガルの衰退につながったとされています。
ところが、この活断層が調査されたのはごく最近のようです。
『超大陸形成の前兆? ポルトガル沖の活断層系を分析』
2013.06.20
https://wired.jp/2013/06/20/atlantic-rift-closing-together/

※2023年6月には、トルコ・シリア地震が起きました。
震源付近はアナトリアプレート、アラビアプレート、アフリカプレートのプレート三重点にあり極めて危険な地域です。ところが近年のトルコの地震は、北の断層のアナトリア断層で続発して起きており、東の断層は無警戒であったために大きな地震被害が発生しました。
東アナトリア断層南西部に沿った第一震(Mw7.7-7.8)長さ300kmほどにわたって断層破壊。
チャルダク断層に沿った第二震(Mw7.5-7.7)は、断層破壊長は100km以上程度と極めて断層のずれが広範囲であったために被害が大きくなりました。

日本のような地震大国では地震に関係する研究がされていますが、地震の少ない地域ではどうも余り積極的に地震の研究や断層の調査がされていないようです。

そして、50年地震がないから大丈夫とか、100年地震がないから大丈夫とか全く根拠のない誤解を生んでしまいます。日本だって断層型巨大地震の周期性について判明しし始めたのは、21世紀に入ってからです。

東日本大震災クラスの巨大地震の周期性は、約600年くらいらしいと様々な調査の結果、判明したのは地震が起きた後のことでした。津波地震被害は、それより頻繁に発生しています。
それでも、「めったにないから大丈夫・」と無視してしまいます。

次に予測されているのは、南海トラフ大地震・津波です。もう、これは過去の被害状況は判明しています。起きる範囲も判明しています。そして、近い将来に起きる可能性も高い確率で予想されています。

かならず来ることが予想されているのですから、それに対する備えは、しておくべきだと思います。

更には、南海トラフ連動型地震は、富士山噴火を引きおこす可能性も指摘されています。富士山が噴火すると東京にも3cm以上の火山灰の降下が予想されています。この規模の火山灰が積もれば都市機能は失われます。長く続くという意味では、この火山灰の降下が最悪の被害をもたらします。都市機能の復旧にかかる時間など、今の時点では予測不能でしょう。復旧計画がないからです。


(MLB)ついに沈没か?エンゼルス!<2023年9月

2023-09-12 17:39:27 | MBL & プロ野球

エンゼルスがトラウト放出も 補強も大失速、大谷翔平の負傷&FA…チーム解体か 米紙報道
[2023年9月11日8時51分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202309110000186.html

毎年、秋風が吹く前に哀愁と虚しさが漂うエンゼルス。
戦い終わって日が暮れて・・
エンゼルスの場合は、日が高いうちに戦いが終わります。

マイク・トラウトは、エンゼルス一筋のスーパースターです。エンゼルスが勝利するために、ひたすら頑張ってきました。今年こそは!という思いが強かったと思います。
しかし、トラウト自身も故障してしまいその後、翔平君が孤軍奮闘しましたが、やはり8月に負け始め9月になると終わっていました。

マイク・トラウトの心の内を推察すると・・
「ひたすら、虚しい・・・」
何のためにこれまで頑張ってきたか・を思い起こすと虚しさしかないでしょうね?
エンゼルスは、毎年地区優勝など夢のまた夢・・
ワイルドカードすら、手にしたことがない・・・

二流・三流の選手なら、これでもいいかもしれません。
一流・超一流は、プレーオフに出てワールドシリーズで優勝することを望みます。
エンゼルスにいたら、全部夢にすぎません。

では、どうする?

プレーオフに出てワールドシリーズで優勝するためには、エンゼルスを出るしかありません。

多分、トラウトはそんな気分になっていると思います。

エンゼルスを見ていると、エンゼルスに入団する選手は、ほとんど腐ってドツボに沈みます。トレードで他のチームに出されて復活するパターンが、ほとんどです。つまり、チームの体質が腐りきって淀んでいるとしか言いようがありません。

勝ち目のないエンゼルスに来たい有力選手はいないでしょうし、エンゼルスにいる有力選手は、出ることを希望するでしょう。どんどん勝てなくなって、負け犬根性とやる気のなさがチームに蔓延します。

トラウトが仮にエンゼルスに残ったとしても、この染み付いた体質は変わらないと思います。

そんなチームのたどる道は?
同じ西地区で、ダンペ街道まっしぐら!のアスレチックスです。30球団最弱を誇り、観客動員数では傘下の3Aのチームに負けるという、まあ何というか?ダメぶりです。
ほんと、ホームのスタンドを見ると昔のパ・リーグと全く同じです。しかも、それ以上に弱い!

マイク・トラウトは、故障が治れば超一流のスーパースターです。そんな選手がいるべきチームとは、到底思えません。

翔平君もFAでチームを出ると思います。もし、エンゼルスに残留したら勝つ気がないのでしょうね?プレーオフに出たい!ワールドシリーズで優勝したい!と思えば、他のチームに行くしかありません。

本当にエンゼルスを見ていると、ダメの見本で見るのが嫌になります。翔平君が活躍しているうちは、翔平君を応援しますが翔平君がいなければ、単なるポンコツ・チームです。

メジャーのチームがダメになる過程を順調にあゆみつつあるように見えます。オーナーが変わらないとダメのままでしょうね?


日本⇒サッカー、イギリス⇒フットボール、どうして?

2023-09-12 17:38:11 | サッカー

2022 年 12 月 1 日公開
なぜ日本は「サッカー」と呼ぶの?世界の約9割は「フットボール」
https://b-rise.jp/articles/medicalsports2022120115/

サッカーの本場イギリスでは、サッカーをフットボールと呼ぶらしい?こう知ると、「どうして?」と思いますよね・・・
ネット時代は、すぐ調べられます。検索すると一発回答!便利ですね?

サッカーの起源は、今となっては良く分かりません。競技として定着したのが、イギリスのようです。
イギリスで1863年に競技のルールを統一化するために協会(Association)が設立され、その協会が定めたルールのフットボールを、「Association Football(アソシエーション・フットボール)」と呼ぶようになりました。
ここでフットボールが正式名称として定着しました。それが世界に広がって行ったので、ほとんどの国では「フットボール」と呼ばれます。

ところが?
カナダやオーストラリアでは、フットボールと呼ばれる競技がそれ以前から存在していたために、イギリス式フットボールを区別するために「サッカー」と言う名称を考えたらしいです。

『その「Association football」から“soc”を抜きだし、人を表す“er”から出来た呼び方が「soccer(サッカー)」なのです。』

こうして同じ競技に二通りの呼び方が出来たようです。

※アメリカンフットボール
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB
起源1869年
最初にイギリス式フットボールがアメリカに紹介されたのが、1867年とされています。最初は、イギリス式をプレーしていたようです。
ところが、ここにラグビーの要素を取り入れる大学が造反してラグビールールの試合も行われました。その大学が、ハーバード大学です。
『他の相手を求めてカナダのモントリオールのマギル大学からの挑戦を受け、1874年5月14日、ラグビールールの試合を行った』

これが、最初のアメフトの試合と言うことになると思います。アメリカの大学では、これが段々人気になって・・・

『そしてその後も2校は、ラグビールールの下で、1874年から1875年にかけてシリーズ戦を行ったラグビータイプのゲームはまもなく他の学校にも流行り始め、その後十年以内にアメリカンフットボール特有のゲーム形式が発展して行った。そして19世紀後半以降、アメリカンフットボールは、大学のスポーツとして人気を博すことになる。 』

そして
『1876年、ラグビー選手として活躍していた、のちに「アメリカンフットボールの父」と呼ばれるイェール大学のウォルター・キャンプの呼びかけによりコネチカット州において会議が開かれ、基礎的なルールが決められた』

その後、ルールの改変を伴いながらアメリカではアメリカン・フットボールがスポーツとして発展していきました。イギリス式の方は、アメリカではさっぱり人気がなく最近までアメリカは、「サッカー不毛の地」と言われていました。

※実際には、アメリカではフットボールはアメリカンフットボールになって定着したために、アメフトとイギリス式を区別するために「サッカー」と言う呼称を作ったのではないかと思われます。
それが、アメリカからカナダ、オーストラリアやニュージーランドに伝わったのであろうと思います。アメフトが普及した国にサッカーと言う呼び方も一緒に伝わったのであろうと思います。

※日本にサッカーを伝えたのは、1873年の英国の海軍のダラス少佐らだとされています。

『その後、1878年には筑波大学の前身である体操伝習所が、「体育教員や指導者の養成」「日本の近代体育の推進」を目的として設立されました。そこでは体育教師としてアメリカ人が採用され授業が行われていました。』

どうやら、これが日本にサッカーの呼称が普及した理由のようです。サッカーをサッカーと呼ぶアメリカ人が日本の学生たちに教えたので、サッカーになったようです。そこで学んだ学生たちが卒業後、各地で体育教師としてサッカーを教えるようになりました。
最初の正式名称は、「ア式蹴球」です。「アソシエーション・フットボール」の和訳ですね?
しかし、略称としてアメリカ人の教師が使っていた「サッカー」が使われたのではないかと思います。

一方で、アメリカンフットボールも・・・
『日本では1917年に岡部平太がシカゴ大学で学び、1920年に帰国して学生にアメフトを教えたのが始まりとされています。』

つまり日本では、イギリス式フットボールとアメリカンフットボールがほぼ同時期に始まりました。
やはり、サッカーとアメフトで区別する方が分かりやすくて便利だったのが、サッカーの呼称が普及した理由ではないかと思われます。
こうして、世界では超マイナーな「サッカー」の呼称が日本では、一般的になったと思われます。アメリカでサッカーの呼称が普及したのと、ほぼ同じ理由です。サッカーを最初に学校で教えたのがアメリカ人だったので自然にそうなったのでしょうね。

サッカーに、サッカーとフットボールと二通りの呼称がある経緯が分かりましたね?

これくらい能書きを言うと?
見直されるかもしれません。
この能書きが、ネットだと?
10分で調べられます!
便利な世の中だこと!
(実際に30分くらいで調べて、日記を書きました。正確には調べながら日記を書きました。)


欧州サッカー>ドイツサッカー連盟の決断<2023年9月

2023-09-12 17:36:28 | サッカー

ドイツ代表フリック監督、123年の歴史で初解任 日本に惨敗後「私は正しい監督」続投志願も
[2023年9月11日0時1分]
https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202309100002124.html

これは、結構驚きました。
ドイツ・サッカー連盟は代表監督の出来が良かろうと悪かろうと監督を解雇したことは、なかったからです。そしてフリック監督は、無能な監督ではありません。むしろ、経歴を見るならば優秀な監督と言うべきでしょう。

しかし、ハンジ・フリック監督が2021年に代表監督に就任したのちは、ドイツ代表の成績は惨憺たるものです。優秀な監督であろうと実績を示せなければ、ダメと言うことです。ドイツサッカーの歴史で、代表監督が解雇された例は初めてだそうです。

フリッツ監督の最後の仕事は、日本代表と試合をしてドイツ代表の完全ダメを証明することでした。ドイツ・サッカー連盟はそれが十分わかったので、全部総入れ替えで最初から、「やり直し!」を決断したのであろうと思います。何しろ2大会連続のWカップ予選リーグ敗退です。ドイツの代表チームでは、過去こんな成績はありませんでした。

これは、フリッツ監督だけの責任ではありません。最近のブンデス・リ-グ(ドイツ)のヨーロッパサッカーの中での実力の低下は、はっきりしています。ドイツサッカー全体の実力が低下していて、それが代表チームにも影響していると言えます。

これは、アメリカに移籍した吉田麻也も記者会見で触れていました。クラブとしても施設面でも、ドイツはプレミアに劣っていると言っていました。また戦術面でもポゼッションの意識が低くサッカーとしてつまらないとも言っていました。ポゼッションとは、正反対の方向に行っているのが今のドイツサッカーです。
ドイツサッカーの現在の主流は、以下のようになっています。

現代サッカーの一大派閥「ラングニック流」。その戦術を徹底分析する
2020年09月10日 11:00 公開
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/wfootball/2020/09/10/post_194/

これは、スペインのポゼッション・サッカーに勝つために考え出された戦術です。ドイツ人監督には、この系譜の監督が多いです。短期間、「ラングニック流」が強かった時期もあります。リバプールが強かった時期です。

ところがサッカーの世界は、有力な戦術が考え出されるとすぐにそれを破るための戦術が考え出されます。「ラングニック流」はそれが通用する相手には効果を発揮しますが、その戦術を回避する相手にはあまり効果がありません。

サッカーの戦術は、日々変化し進化していくものであって同じ戦術が通用するのは、数年です。

今のドイツサッカーは、その変化と進化についていけなくなっています。結果として古い戦術に頼ることになりドイツ国内では勝てても、他のリーグの有力チームには勝てない現状があります。それが代表チームにも大きく影響していると言うことだろうと思います。

鎌田大地選手のフランクフルトでの扱いを見て、そう思いました。イタリアのラツィオに行けば、4-3-3の2列目の右が指定席で最初からポジションが用意されていました。
その攻撃的な選手を、ブンデスの中堅チームのフランクフルトは、守備的なポジションであるボランチで起用することが多かったです。攻撃より守備を考えていることの証明です。サッカーは、点を取らないと勝てません。点を取ることよりも点を取られないことを考えるのが、今のドイツサッカーであると言わざるを得ません。

これが、ヨーロッパサッカーの中でドイツの実力が低下した一番の原因だと思います。簡単に言うとドイツ代表が負けるのは、弱いからです。その弱さの原因は、リーグで古いサッカーをやっているからだと思います。そしてドイツ・リーグには競争がありません。バイエルンが常に一番で、それを脅かそうとするクラブがなくなりました。バイエルン以外のチームは、2番以下でコップの中の争いをしています。ブンデスの中での競争もありません。余計にドイツサッカーが弱くなるわけです。

ここら辺を大改革しないとドイツサッカーは、当分低迷を免れないと思います。競争も希薄で進歩する意欲に欠ければ、それまでの強豪はアッという間に過去の強豪になります。

かつて単純で低レベルのサッカーをやって低迷していた、プレミア(イングランド)が今、世界最高のリーグになりました。その理由を考えない限り、ドイツサッカーは低迷が続くでしょう。

日本のサッカー界も考えて欲しい部分ですね?

※監督の国籍
ブンデス ほとんどドイツ人

プレミア
マンチェスター・シティFC/監督
ジョゼップ・グアルディオラ(スペイン)
リヴァプールFC/監督
ユルゲン・クロップ(ドイツ人)
アーセナルFC/監督
ミケル・アルテタ(スペイン)
チェルシーFC/監督
マウリシオ・ポチェッティーノ(アルゼンチン)
マンチェスター・ユナイテッドFC/監督
エリック・テン・ハフ(オランダ)
トッテナム・ホットスパーFC/監督
アンジ・ポステコグルー(オーストラリア・ギリシャ)
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/監督
ロベルト・デ・ゼルビ(イタリア)

上位のチームにイングランド人監督はいません。
実力主義の多国籍編成です。
違いが、良く分かると思います。無能な監督はプレミアには就職できませんし、出来が悪ければ即解雇の運命です。出来に無関係に切られる場合もあります。それは、チェルシーの監督です。監督の首を切るために監督を雇うのではないか?と思うほどにチェルシーの監督は首になります。
これは、例外で他はそうではありません。