京滋IVR懇話会が先日土曜日にあり、100名を超える出席者の元で行われました。IVRとは、interventional radiologyの略で、直訳すると介在放射線、つまり内科と外科を橋渡しもしくはその二つをオーバーラップする治療のことで、放射線透視を使って、動脈とか胆道系、肝臓などの実質臓器を、穿刺針、ガイドワイヤー、カテーテルという細い管を巧みに使って治療する分野です。この懇話会では、放射線科ドクター、看護師、放射線技師が集まって情報交換をして、診療レベルの向上に役立てようとする会です。
さて、看護部門のIVRの術前訪問のことでは、放射線外来によってもらって、説明と、看護師の顔つなぎが、円滑に出来ますという報告があり、なるほどこういういい方法があるのだと思いました。技師部門では、放射線被曝で、自作プロテクターで、術者被曝の軽減が簡単に出来る話し、IVR装置により、患者被曝が、大幅に違う話しなど、貴重な情報が得られました。
教育講演では、国立がんセンター放射線診断科医長の曽根美雪先生の、綺麗な自作イラスト入りのプレゼンテーションで、産婦人科領域の、緊急を含めた止血の話し、塞栓物質の話しなど、系統立てて、分かりやすく講演頂きました。本当来てもらってすごくよかったです。先生の人となりも素晴らしいですし。その後は、会場近くの居酒屋に場所を移しての懇親会。坂本力先生、僕、大阪鉄道病院 大野浩司、甲賀病院の山崎先生、京都府立医大の竹内義人准教授、甲賀病院放射線科部長の山崎先生、京都第一赤十字病院放射線科副部長の森下博之先生、京都府立医大の林奈津子先生も集まって、楽しい懇親の場となりました。