日本一美味しいお得な画像カンファレンス 、なにわ臨床画像研究会 2015.10.14
1600年の古都なにわ(難波)の都にちなんだ画像カンファレンスが、日本の薬業の聖地道修町(どしょうまち)で、年三回のペースでされています。元々は、なにわの宮のあった、旧国立大阪病院のカンファレンス室でされていました。
参加施設は、北野病院、大阪府立成人病センター、国立大阪医療センター、大阪赤十字病院、大阪警察病院、NTT西日本病院、大阪鉄道病院、大阪市大病院などで、高度な放射線治療を行える、日本でも屈指の高水準の医療のゴールデンラインを形成している病院群です。
これらの病院には、放射線科医師不足と言われる日本において、多数の優秀な放射線科医師がいます。
前半は、クイズ症例です。
後半は、お呼びした講師による講演になります。
なんと言っても目玉は、江戸流鰻 志津可さんの鰻重🌸
ふっくらとした江戸焼きの柔らかい鰻が、最高です。
食べ終わったら、大満足で、9割方終わった気分になりますが、今度は知識欲をたっぷり満たす時間です。
今日は、三題の演題が出てました。
日々の新しいことに対する勉強に加え、カンファレンスでも、病院でもこのように、ストライクボールを的確に打ち返す努力が、求められています。
castleman病
膵臓近接の軟部腫瘍で、T2強調画像で、均一な高信号。よく造影される。細かい腫瘍血管増生。
hyaline vascularタイプだった。
子宮頸部小細胞癌
MRIで、T2強調画像で高信号で、悪性リンパ腫と鑑別は困難。多発性リンパ節転移、骨転移を伴っていた。治療抵抗性で、予後が悪い。
異所性過誤腫性胸腺腫
鎖骨上窩に、多く脂肪を含んだ比較的明瞭な腫瘍。造影でよく染まる。