背景の窓は、私の部屋。
盆前にする道路の草刈りでいつも刈り取られていたので、背丈よりも大きくなった姿は始めて見た。刈られても毎年生育してくるのだから、子孫は残していることになる。
刈られることがなければ、生育範囲が広がっていくかといえば、人との接点を生息場所にしている植物だから、かえって狭まっていくことになるに違いない。
この植物のことを主にしている「春夏秋冬」を始めたのは、「男鹿半島幻想」を思い浮かべるとき、どんな景色だったのを知りたかったからである。
撮影を進めるにしたがって、現在眼にしているものの大半が、昔はなかったか、ごくまれな種だったような気がしている。外来種に限らず、人間の暮らしの変化で普通種となっているだけだろう。
ヨウシュヤマゴボウは北アメリカ原産。