■ 素材 : もとになる材料。
【考察】
理髪店に行った。
「(理知的なために)髪の毛がほとんど無いのだから、
少なくとも半額でいいのではないか」とたずねた。
理髪店の女性は、
「あまりに少ない素材で苦労して整えているのだから、
ほんとうは倍の料金をいただかなければならないだけれど、
サービスしているのです。」
帰ってからから考えた。
素材の「量」はとりあえずおくことにした。
しかし、素材の「質」が優れている女性は、
美容院へ行って、半額なのだろうか。
■ イニシャル : その人の名を最初の一文字で表す方式。
【考察】
「は」行の名前の人を、「H」一文字で表すことになる。
これから、その方を、エッチさんとよぶべきなのだろうか。
■ 演歌 : 哀調を歌ったもの。
女の恋心を表現したものが多いが、
これは男が作詞して、女はそうあってほしいと
願いをこめて作っているものが多い。
だから、空想物語にすぎない。
女性が作詞した歌は情念が
聞くものに絡みついてくる。
【例】別れ歌(歌の名不正確)
道に倒れて・・・・。
■ 妖怪 : 奇怪なもの。
【考察】今宵は酔って、恐怖心が無くなっているので、
自信を持って真実を述べられる。
女性とは、一見妖精に見える妖怪なのである。
・決闘をさせたいこんな月の夜に
・一人殺せと神の許しがあれば君
・愛妻記神話のごとく読み終わり
・男ののぞむ通りに生きて死にますか
以上の句「有夫恋」時実新子(ときざねしんこ)より。
妖怪の世界そのものではないだろうか。
これは、時実新子にかぎったものではないだろう。
■ 棲み分け(すみわけ) : 生活様式が類似する生物が相互作用の結果、
生活の場を空間的または時間的に分け合う状態で生存する現象。
今西錦司・可児藤吉の水生昆虫の研究から生れた概念。(広辞苑)
こんなこと、夫婦生活をしていれば、生物学を研究しなくとも
太古の昔から分かっていたことではないのだろうか。
■ 不義理 :
森繁久弥が、山茶花究を見舞いに行った。
死相が表れた山茶花究に「一緒に行こうよ」と言われて、
おもわず後ろに飛び退いてしまった。
一生で、あんな不義理なことをしたことはないと
書いていた。
乃木希典(のりまれすけ)は、妻まで自分の義理に、
つき合わせ、あの世に連れて行ってしまった。
■ 女護島(にょごがしま): 女人だけが住む島。男にとっては地獄のこと。
「世之介は稀代のプレイボーイ。生涯を通じて
情を交わした相手は、女3742人、男725人!。
バイセクシャルだったのです。」
(NHK 教育テレビ英語番組より。
日本語も書いてあったので理解できた。)
女の数は私の3742倍、
男に関しては、私は0である。
そして、女護島に向かっていく。
どうして、どうして・・・。わからない。
■ 三界に家無し(さんかいにいえなし):安住するところがないこと。
昔、女-。今、男-。
と、書いて、昔は通い婚だったのだから、
男は昔から家無しだったのではと思った。
■ 酔い醒めの水は甘露の味(よいざめのみずはかんろのあじ):
酔いざめに飲む水のうまいことをいう。
【私感】酔い醒めの水はいつも苦く、
甘露の味などしたことは一度もない。
酔って何かやったのかと、
酔い醒めの水を口に含んで、そしてひとつずつ
思い出し、「グアーッ」と懺悔の叫びを
あげるだけである。甘露の味などとてもしない。
■ 酔い痴れる(よいしれる) : 「過度に酔って正気を失うこと」と、
広辞苑に書かれているが、それは間違いだと、
最近の科学で解明されている。
ドーキンスは、「生物個体は遺伝子(DNA)が
自分のコピーを残すために作った乗り物である」と述べた。
この説は多くの科学者に受け入れられている。
「酔い痴れる」とは、「正気」に戻って、自分自身の
役割を思い出し、(相手は誰であれ)DNA複製を
残さねばという「乗り物としての義務感」がみなぎって
いる状態なのである。
醜態に見られがちであるが、崇高な生物学的使命に
輝く姿といえる。
■ 陽炎稲妻水の月(かげろう いなずま みずのつき):
捕えることのできないもの。
【私事】知識、金、自分の心