![Jingu12081101 Jingu12081101](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/d3/edb66519b67cf8683c66ae04254b5b35.jpg)
父の新盆である。
節分の日の父を思い出した。
豆まきのとき、「鬼は外、福は内」をする前に、
神棚に豆を軽く投げて、
「天照大御神(あまてらすおおみかみ)にささげまーす。
神功皇后にささげまーす。」と、
あらんかぎりの大声で叫んでいた。
そのころ、天照は知っていた。
しかし、神功皇后って誰で、なぜ、天皇陛下ではなく、皇后陛下が
でてくるのか不思議であった。
古事記や日本書紀に興味をもって読んでいるいまは、
神功皇后のことはもちろん、あのころの父の気持ちもよくわかる。
神功皇后は、仲哀(ちゅうあい)天皇の皇后で、応神(おうじん)天皇の母である。
そして、先頭に立って三韓征伐(さんかんせいばつ)をなしとげた。
つまり、朝鮮半島を征服した。
戦前には、そう教えられたもっとも有名な女性だった。
そんな教育を受けた父は、出征して片腕を失った。
敗戦ですべては変わったけれど、すべてを否定することは、
自分のいままでの人生を否定することになってしまうため、
簡単には気持ちを変えることはできなかったのだろう。
***
絵についての、簡単な説明。
○琴
暗闇の中。3人。
神功皇后が神がかりして受けた神託(しんたく)「西の国を征服させてやる」を
仲哀天皇にを伝えたが、
天皇は「嘘をいう神だな」と神にささげる琴をやめてしまった。
その場にいた建内宿禰(たけしうちのすくね)が、
「そのようなことをおっしゃらずに琴を続けてください」と申し上げると、
天皇はふたたび琴を弾き始めた。
そのうち琴の音が聞こえなくなった。
明かりをつけると天皇は亡くなっていた。
○アユ
西の国を征服できるかどうかの神託を受けるために入れた釣り針に
アユがかかった。
○神功皇后と腹の石
男性の髪型にして、三韓征伐に向かっていたが産気づいてしまった。
そこで石を腹(腰)に巻きつけて、出産を遅らせた。
応神天皇は、亡くなった仲哀天皇の子ではなかったための日数合わせなのか。
※みんな、ある意味での実在が疑われている人物である。
そして、王朝交代と関係がある話という。
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