Google アースで遊びに、北緯40度・東経140度と入力すると、
田の中を指した。
あれ、その位置には道路の脇にモニュメント(記念碑)が立っていたはずだと思い出し、
気になるので行ってみた。
説明板
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東経140度の経線(けいせん)と北緯40度の緯線(いせん)が大潟村のほぼ中央で交わっています。
日本の陸上で、経度と緯度が10度単位で交わるのはここだけです。
日本測地系(にほんそくちけい)
明治時代に定められた測量の基準で、東京の旧国立天文台跡地を
緯経度の原点として、2002年(平成14年)4月1日まで使われました。
GPS時代の現在は世界標準の世界測地系が適用されており、
世界測地系に基づく東経140度、北緯40度が交わる位置は、
モニュメントから南東に約430m離れています。
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説明板を読んで納得した。
帰ってから、地図ソフト「カシミール3D」で、測地系をTokyoにして入力すると
確かにシンボルの位置を指した。
私にはカーナビなどないから、コンパクトカメラとスマホで位置情報を入れて撮影したが、
カーナビがついた高級車で行くような場所ではない。
舗装(ほそう)していない農道で晴れた日は埃(ほこり)だらけになるし、
この日のように、前日に雨が降ったあとは水たまりができていて、
車は泥だらけになった。
道路を間違えて、モニュメント後ろの水路を挟んだ道路に入ってしまった。
水路は道路より高く、こちら側の道路に出るのに1kmほど走らねばならなかった。
ここが海面下5mなのを再認識した。(干拓地だから)
「サクラと菜の花」道路にも説明板が立っている。
この位置も、日本測地系によっているから、測っても140度にはならない。
Google マップの検索欄に次の数字をコピー・貼り付けして入力、ストリュートビューで見ることができる。
39.991432,139.996305
私が、GPS測量を始めて見たのは数10年前である。
国土地理院の検潮所の管理もしていたときで、
測定に来た方が、人工衛星を使用して測っていると教えてくれた。
当時は人為的に誤差がでるように設定されていたけれど、
国土地理院は暗号を手に入れていたのだろう。
使用ソフト カシミール3D 9.3.6