12月8日は京阪本線三条駅から直ぐの所に2019年に開業した京都悠洛(ゆら)ホテルMギャラリー」に来ました。
1887年(慶応3年)は大政奉還が行われた年です。
「いろは旅館」の跡地です。
当初は5月の開催予定でしたが、コロナの影響で2度延期になり、緊急事態宣言も解除されようやく開催された講座(?)です。
NHKカルチャー京都教室の屋外講座で館内ツアーの後、フレンチビストロ「54TH STATION GRILL」でランチを頂く講座です。
余り聞きなれないホテルですが、フランスの世界最大級ホスピタリティグループ、アコーのブランドで世界におよそ100のホテルがありますが、国や土地ごとにコンセプトが異なり、同じデザインのホテルは世界中どこにもないそうです。
大阪では難波にあるスイスホテル南海が系列になります。
1887年(慶応3年)は大政奉還が行われた年です。
ここ京都では、東海道五十三次の終着の場所であり、当時から多様な人が行き交い、また、東洋と西洋の文化とが交わる場所でもありました。
柱回りには古い箪笥の前面が使われています。
ペルシャ絨毯のタペストリーです。
祇園祭の山や鉾の懸想品を思います。
それらを象徴する三条大橋から着想を得たアートやデザインが随所に施されています。
客室にも"和"のテイストが盛りこまろ落ちつき、寛げる空間になっています。
キッチンは流行りのオープンキッチンになっていて料理の過程が見えるようになっています。
地元京都産の食材が多く使われ、この日は富山県産天然ぶりが入ったとの事でコースの一品として出されました。
どの目のメニューも満足のいく料理で大変美味しく頂きました。
食後には料理長が各テーブルを回られ、感想を聞かれていました。
まだまだ先の見えないコロナ禍の中、この様なカルチャーでの講座も少しですがクラウドファンディング的なものになっているのかも?と思います。
キッチンの料理人の方々、サービスの方々が生き生きと仕事をされていたのが印象的でした。