6月11日は旧三井家下鴨別邸の茶室を見学、呈茶を頂きました。























門を入ると旧三井家下鴨別邸本館が見えて来ます。
三階は望楼になっていて眺めがいいです。
この別邸は下鴨神社の南に位置し三井家11家の共有の別邸として建てられました。
この地に明治42年(1909)に三井家の祖霊社である顕名霊社(あきなれいしゃ)が遷座され、その他の休憩所とするために大正14年(1925)
に移築されたのが現在の別邸です。






室内は質素ながら旧財閥の別邸にふさわしく良質な材料が使われています。



床には三井家の「元祖」三井高利夫妻の絵(複製)が掛けられ、床柱は珍しい「檳榔樹(びろうじゅ)」(東南アジア原産のヤシ科の常緑樹)が使われています。
いよいよ"期待"の茶室です。




四畳半の座敷に三畳の座敷とは日差しをたっぶりと取り込んだ明るい茶室で抹茶席と言うよりは煎茶席のようです。
南側には丸窓が、北側には梅鉢型の大きな窓が取られています。


お菓子はどら焼きで有名な京菓司「笹屋伊織」さんの生菓子、お抹茶は三千家のご贔屓の「伊藤柳櫻園本舗」の冷抹茶です。
私とおふたりの女性だけの贅沢な1時間でした。
入館料500円と呈茶代1500円ですからまさにバーゲンプラスですね!
土曜日と日曜日だけの開催で期間も限られています。
時間が許せば"おすすめ"の場所です。




庭園では紫陽花が見頃を迎えています。