京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

清和荘 京都伏見・京料理の名店

2022年06月26日 07時39分00秒 | 日記
 6月18日は伏見にある京料理の名店「清和荘」に来ました。
広い庭園を眺めながら食事が出来るのも魅力的なお店です。






 




表門の石碑にある様に新撰組の組長だった近藤勇が戊辰戦争に敗れ逃走した"遭難の地"です。

玄関横には伏見の名水のひとつ「清和の井」がこんこんと湧いています。

今回はよみうり文化センター(メルパルク京都)の人気企画「京の女将さんシリーズ」の第21弾になります。







いつもの様に約30分間、女将さん(竹中くにこさん)の家業についてや子供が跡を継いでくれる決心をし、今は炭屋旅館で仕業中である事や、かっては西京極球場でプロ野球の試合があり阪神タイガースの宿舎になっていた時のお話などをユーモアを交えて話されました。

女将さんのお話が終わり、いよいよ京会席を頂きます。





①八寸

どう言う訳か"先付"より八寸が先に運ばれて来ました。





②先付

6月の水無月にちなんで豆腐も三角形になっています。





③向附









鱧を紫陽花に見立てた一品で紫陽花の花々を感じさせます。

マグロは炙ってあるので余分な油が抜けて土佐醤油のジュレで濃厚なマグロの旨味と土佐酢の醤油でさっぱりと頂けます。

④煮物椀

賀茂茄子 すずき 万願寺 すり柚子

京野菜のオンパレードです。
出汁も非常に美味しいです。

スズキの上にはすり柚子が載っていますが、もう少したくさん載っていればよりスズキや柚子の風味や味覚を楽しめたのでは、、思います。







⑤焼物

鮎唐揚げ 藻塩 新蓮根 新丸十







鮎漁も解禁され一番には天然の若鮎が店頭に並んでいます。

塩焼きや刺身が鮎料理の定番ですが、こちらでは"鮎唐揚げ"です。

初めて頂きましたがこれが美味しい!
若鮎の唐揚げなので頭から尻尾まで全て頂けます。
美味です!

藻塩が添えかれていて川魚ですが、ほんのりと磯の香りがします。
一番の組み合わせですね!

藻塩は鯛などの白身魚ともよく合います。

⑥ご飯

土鍋で炊かれた鱧と枝豆のごはんです。
祇園祭まではまだですが、ここでも"鱧祭(祇園祭の別称"が先行しています。







⑧水物

マンゴーとメロンのぱふぇ



プリンも自家製で今朝から蒸されたものです。

⑨甘味

名物のひとつでもらある"黒糖わらび餅"
きな粉にニッキが入っているのでしょうか?
味に変化があります。





食事を終えて広い池泉回遊式庭園と茶室を見学します。









鞍馬石の飛石に四畳半の茶室があります。
かってはふたつの茶室があったそうです。

遣水周辺には半化粧の葉が白く色付いています。









庭園にある竹は"流しそうめん"の施設だそうです。





お土産に"かきのオイルサーデン"と"黒糖わらび餅"を買い求めました。



女将の竹中くにこさんです。

次に紫陽花の名所でもある藤森神社へと向かいます。