高取城から下山し壺阪寺(南法華寺)を拝観しました。
創建の経緯については不明な点が多く、伝承によれば大宝3年(703)に元興寺の弁基上人により開かれたとされています。
後に元正天皇の勅願寺になっています。
また、西国三十三ヶ所観音霊場の第六番札所としても知られていて現在は真言宗の単立寺院です。
境内には天竺(インド)渡来の「壺阪大佛」がお祀りされています。
春には桜に、初夏には新緑に包まれる大佛さまを拝むことができます。
次に礼堂(重文)。
ご本尊の十一面観世音菩薩坐像です。
眼病封じに御利益のある観音さまで、お寺では珍しく観音さまに触れて御利益を願う事ができ、また、写真撮影もOKです。
三重塔(重文)。
三重塔(重文)。
道路を挟んだ向かいには、天竺(インド)渡来の大観音石像と大涅槃石像とがお祀りされています。
壺阪寺は昭和40年よりインドでハンセン病患者救済活動に参加され、長年の交流のご縁で招来された石像です。
また、昭和36年には境内には養護盲老人ホーム"慈母園"を開設され、目の不自由な人々の福祉活動にも取り組まれています。