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チェンソーマン 第1話 感想。

2022-10-12 23:09:10 | アニメ

めっちゃお久です。

 

「進撃の巨人・FinalSeason」が終わって特に感想を書きたい作品もなかったのでブログお休みしてました。てか、惰性でブログ書いてたのもあってしばらく書きたくない…なんならブログやめようくらい思ってたんですけど、この神アニメを観てしまったせいでまた書きたい欲がムラムラと湧き上がってきたので一時的に復活。たぶんまたすぐ止めると思います。笑

 

チェンソーマンは、ずいぶん前にジャンププラスで1話だけ無料で読めるキャンペーンやってた頃に1話だけ読んだんですけど。「自分的には呪術のが好きかな~」くらいにしか思わなかった作品なんですけど。全世界待望のアニメ化にあたって、我らがMAPPA氏が社運をかけて製作するという事でワシも期待して第1話視聴。MAPPAの本気をこの目に焼き付けました。

 

今んとこジャンプのスローガンである「友情・努力・勝利」を微塵も感じないダークな設定、世界観。なんですが、同じようにダークな設定の「進撃の巨人」で感じるような『体の芯から凍るような』恐怖や絶望や痛みはまったく感じないんですよね。それはこの作品がリアルじゃないからではなくて、すごく乾いているから。とってもドライ。(藤本先生の作画によるものも大きいと思うけど)

血がドバドバ出て、残虐グロシーンも「進撃」に負けず劣らずなんですが、「チェンソーマン」はスプラッター映画を観るような感覚で、グロシーンもショーとして楽しめるのが面白いというか。

てかチェンソーって少年漫画の武器としてどうなん?カッコイイんか?やっぱ侍ソードの方がよくない?って思ってたんだけど、チェンソーの方が手っ取り早く悪魔をぶった切れるので爽快感は段違いね。笑 そこら辺(見た目は置いといて性能のみで武器を選出してるとこ)も本当リアル。チェンソーってどっちかっつーとジェイソンとかの悪役が使うイメージだけど。笑

 

デンジくんは父親が借金抱えて自殺、その借金返済のため自身の様々な臓器を売り、底辺の生活をして(1日の食事:食パン1枚)、あげく病気で死にそうという、ジャンプ漫画としてはトップクラスの不遇の身の上の主人公。だけどまったく悲壮感がないのはデンジくんのキャラクターによるところが大きく。

父親が死んでもエレンのように親の仇を討つどころか、親の仇に犬のようにこき使われてるし、友情パワーを発揮しようとしてもポチタ以外に友達がいないし、臓器売ったりして努力しても借金は減らねーわ裏切られるわで、もう「友情・努力・勝利」の時代は終わったんか…と一抹の寂しささえ覚えたBBAのワイ。笑

ヤクザの兄ちゃんに「これ食ったら100円やるよ」って言われて、タバコ食うシーンはデンジのキャラクターを非常に良く描写しててめちゃ良かったなぁ。自尊心なんてあったって腹はふくれねぇし、そもそも自尊心を育むだけの境遇が彼にはなかったわけだから。

 

そんなデンジくんの夢は「No.1ヒーロー」になるでも「海賊王になる」でもなく、「女性を抱いて普通の生活をする」。めっちゃドライ。かつリアル。なんか「小学生に聞いた将来なりたい職業アンケート」で「会社員・公務員」って書く子供みたいにめっちゃリアルなんよデンジくんは。

 

「なんでコイツらは充分恵まれてんのに、もっといい生活を望んだ?」

「俺も同じか。ポチタがいる幸せだけじゃ満足できなくて、もっといい生活を夢に見たんだ」

「そうか…みんな夢見ちまうんだな。じゃあ悪い事じゃあねぇ。悪い事じゃねぇけど…邪魔すんなら…死ね!!」

…やっぱりデンジのこのセリフがこの作品の肝なのかなぁと思います。閉塞感に覆われた時代にすごくマッチする主人公の。

 

あと幼少期のデンジ&ポチタさいこうに可愛い。ポチタのチェンソーで使われてるときの「スンッ」って顔がすき。笑

 

 

はい。1話感想は以上です。「チェンソーマン」は(大げさじゃなく)ジャンプ変革のターニングポイント的な作品になる予感がするのと同時に、すごいジェネレーションギャップを感じる作品でもあるなぁってのが正直なところです。マキマさんの提案する朝食メニューに対し、「糖質過多!!」って思っちゃったし。もっとタンパク質とれよ若者ォ!(そこ)

 



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