3歳牡馬クラシック最終戦「菊花賞」(芝3000メートル)が京都競馬場で行われた。
3歳路線は毎年盛り上がるものだが、今年の菊花賞は混戦という感じが強く、イマイチ盛り上がりに欠けたように思える。先週の3歳牝馬路線の最終戦「秋華賞」(芝2000メートル)が行われ、こちらは桜花賞馬とオークス馬が出てきて盛り上がったが(結果はご存知の通り1000万馬券が出て大荒れとなった)、菊花賞は皐月賞馬もダービー馬も不在という有様。春のクラシック戦線の負け組と上がり馬の対決となり、上がり馬のオウケンブルースリが優勝した。
上がり馬が優勝したことで、これから期待がかけられるため、一応格好は付いた形になった。これで春の勢力がそのまま優勝してたら・・・困ったことになっていたよ。楽しみが減るわ。優勝したオウケンブルースリは体質が強くなかったらしく、クラシック本番が始まる4月にデビュー。かなり遅いデビューであり、僅か半年でG1を制したことになる。デビューから約180日での菊花賞優勝は史上最速らしい。
まだこれから強くなると思うので、このまま無事にいって今後の中長距離路線の主役に成長してほしいものだ。
ところで、アメリカでは今週、競馬の祭典ブリーダーズカップが開催されていたが、そのメインレースである「BCクラシック」に日本馬のカジノドライヴが出走していた。残念ながら逃げた挙句に最下位に終わったが、春はアメリカのクラシックレースに勝ってしまうんではないか?という期待をかけてくれた馬なので、今後に期待。まぁ・・・元々アメリカの生産馬なんだけどさ。
・・・でも、なんで逃げたんだろうね?