・・・本当に続編が出たんだねぇ。正式にシリーズになったらしく、後半はそれまでとは違う展開になってました。完全に続きが出るよっていう終わり方だった。
エナの前に現れた赤い眼の少年と反世界政府組織DESTの再活動。そして”4つの絵”が描かれた後に待つもの、そして、エナの母親の意思とは。
色々謎が提示されたところで2巻が終わってしまったので今後の展開が気になります。
2巻で気に入ったエピソードは第二章の「オリーフィア」だな~。基本的にハルクの過去編は好きだなぁ。
オークションでの入札時のハルクが格好良かった!「20万ドルまでなら俺が出してやる」ってね~。ヴィベットとの約束できっちり”10万ポンド分”で入札したところがイイ!
最後にハルクがピアノ弾くシーンと挿絵も良かったよ~。
それと、第四章の「大いなる赤き竜と日をまとう女」のカッツェが可愛かった。ハルクとエナのやり取りに怯える(?)姿が(笑)。つか、この婦人警官も色々苦労してるよねぇ・・・(´ー`)
あと、ラブレターと聞いて父親っぽく叫ぶハルクも面白かったです。
他のラノベと違ってあまりにコメディ部分が少ないから好き嫌いは分かれると思うけど、紹介された絵画にまつわるエピソードに合わせた物語になっているのは読んでてすごく面白いと思う。
主人公のエナは最近のラノベに多い分かりやすい萌えキャラとは全然違うから逆に新鮮な感じがする。少女のようなあどけなさがあり時折見せる大人っぽさとか結構好きです。