2016年2月発売タイトル第2弾は、minoriの「罪ノ光ランデヴー」でした!
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何度も言うようですが、minori=おっぱいです。おっぱいおっぱい!(爆)
特典はコチラ。
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あいちゃんの抱き枕カバーって種類がいくつかあったんですよね~。
罪ノ光ランデヴー 概要/設定等
東京にある田舎・珠里村。過去に犯した自分の“罪”から逃れるために絵を描き続ける主人公・野々村優人と、“罪”で人との繋がりを求める少女・真澄あいが出会い惹かれ合って、彼女と出会ったことで優人はずっと背けていた自分の“罪”と向き合っていくというお話です。
優人の両親は山の奥に養護施設を建て、そこで優人やその姉、そして身寄りのない子ども達と一緒に暮らしていましたが、ある日火事で焼けてしまい、そのとき優人の父親は亡くなっています。養護施設は出来た当初は排他的だった村人たちに受け入れられていませんでしたが、村長たちはやがて方針を変え、村の外の人間を受け入れるようになりました。
優人の祖母は父方の母親だったため、優人の母親とは折り合いが悪く、やがて母親は娘(優人の姉)だけを連れて家を出て行ってしまいます。祖母は息子の忘れ形見である優人だけは手放さず、手元に置いていました。優人は、しばらく祖母と暮らしていましたが、その祖母も他界。今は祖母の遺してくれた遺産で暮らしています。村長の指導の下で絵を描いていますが、本人は現実逃避のために描き続けています。優人は擁護施設の放火の犯人を施設にいたとある女の子に決めつけてしまったことを罪と感じていました。
村にある学園は中高一貫になっていてエスカレータ式。ログハウス風の寮がありますが、これは村外の人を受け入れるという村長の方針の元、村長の娘である円来の提案で出来たもの。あいや美術部部長の深柑はその寮に住んでいますが、同じく村の外からやってきた風香は寮が一杯になってしまったために優人の家に下宿しています。
で、やはりminori作品らしく、メインヒロインの真澄あいのシナリオは最後になります。長い長い物語の末に、たった1人の女の子を主人公が救う、それがお約束ですからねw
罪ノ光ランデヴー 共通ルート あらすじ
絵本「赤いろうそくと人魚」に出てくる人魚の女の子は、ろうろく屋の老夫婦に育てられました。彼女が描いたろうそくは縁起が良いとされ、たくさんの人が買い求めました。しかし、老夫婦は悪い商人にそそのかされて、少女を高値で売ってしまいます。女の子は描きかけのろうそくを全部真っ赤に縫って、老夫婦の家を去りました。
それを知った人魚の女の子の母親は、少女が残した赤いろうそくを手にして嵐を起こし、商人の船を沈めます。その後、毎晩赤いろうそくがお宮に灯るようになり、どんなに晴れた日でも大嵐になりました。やがて、赤いろうそくは不吉ということにあり、老夫婦は店を畳んでしまいます。そして、幾年もしないうちに町は亡びてなくなってしまいました。
・・・
優人が夜の珠里村で人魚の絵を描いていると、目の前に1人の少女が現れます。優人はその少女に見惚れ、彼女に絵のモデルになってもらいます。女の子は困惑しながらもモデルを引き受け、しばらく2人で何気ない会話をします。そして、彼女は自分のことを遠い昔に罪を犯した“罪人”だと言い、おとぎ話に例えて記憶を消されて罪を償うためにこの土地へ引っ越してきたと話し、冗談めいて話しますが、優人にとってはそれが例え話ではないと直感的に悟り、自分も罪の償いをするときがやってきたと思うのでした。
それから優人は彼女とは会っていませんでした。その日は入学式で幼馴染の水園円来と一緒に学園に向かいます。学園に着くと突然目を塞がれます。そんなイタズラを合いかけたのは真澄あいという名の先日絵のモデルになった人にソックリな女の子でした。彼女は優人とは初対面であることを装うとして明らかに不審な態度でしたが、優人は彼女は訳ありなのかもしれないと思い、お互い“初対面”ということにして自己紹介をします。後に、あいは初対面を装った理由を“恥ずかしがったから”と話します。
入学式が終わって放課後になり、優人はあいと一緒に帰ります。途中、雑貨屋で檜笠・クリスティーナ・セリカと会い、あいは彼女から何故か生理中かどうか聞かれます。戸惑うあいは、その場を忘れ物したからと誤魔化して逃げ、残された優人とセリカは言い争いを繰り広げます。セリカのイライラするのは生理のせいという言葉に、優人があいではなくセリカが生理なのではと指摘すると彼女は慌てて否定し、逃げるように去っていきます。その後、セリカが去ったのを見計らってあいは戻ってくるのでした。
翌朝、優人が祖母の箪笥を開けてみると、見たことのない箱を発見。箱の中には地元の新聞記事などが入っていました。新聞記事には、村の養護施設が火災で無くなったことが書かれていましたが、他にも日記があり、そこには養護施設の火災で優人の父親が亡くなり、祖母が引き取ったことが書かれていました。優人の記憶では、両親が居た頃の記憶はあまり残ってなく、優人には両親と姉がいましたが、母親と姉は突然村を出て行っていなくなっていったことだけは記憶に残っていました。そして、祖母が亡くなってからずっと眠っていた痛みを感じるのでした。
放課後、あいを家に連れてきた優人。そこで以前あいにモデルになってもらった絵を見せると、あいは絵を描くことが嫌いと言い出し、自分の過去を少し話します。共に親がなく過去の記憶も欠落した2人を優人は似ていると感じ、絵が嫌いと話すあいのことが寂しく見えましたが、あいは親に捨てられるという過去から、不幸なりに幸せを見つけて、自分に不幸な運命を与えた誰かがいるなら見返したいと話します。しかし、優人は絵に逃げて現実逃避している自分とは違い、その寂しさに向き合っているあいのことを強いと感じるのでした。
休日、村長に祖母から受け継いだオレンジ畑のことで教わり、絵も見てもらった後、夕飯にお呼ばれしたため神社に一緒に向かいます。すると、そこには巫女服姿の円来がいて、彼女は早朝にも泉で仕事をしていると言ったため、翌朝優人は行ってみることにします。泉に着くと禊をしている円来がいましたが、濡れて服が透けていたため、優人は慌てて目を逸らしますが、円来はそんなこと気にもせず優人に接するのでした。その後、学園に登校すると、職員室から見知らぬ女子生徒が出てきます。彼女の名前は椿風香。3年の転校生でした。
優人は彼女に冷たくされたため、あまり良い印象を持ちませんでしたが、放課後の下校途中にダンボールを抱えて座り込む風香を発見し、心配して声をかけます。すると、風香は自分のことを病弱だと言い、優人に家は大きいかと聞いてきます。優人が大きい家に1人で住んでいると答えると、風香は急に元気になって態度を変え、フレンドリーに接してきます。下宿先の都合が突然悪くなったため、新しい下宿先を探していたという彼女は勝手に優人の後をついてきて住み着いてしまいます。翌日の昼休みに風香が優人を連れて行こうやってきますが、嫌がる優人を見たあいが、それを阻止。風香はあいのことを気に入ったと言って教室を出て行きます。
放課後、あいはDIY部という部を作ると言い出し、円来もそれに入部することにしますが、優人は村長に呼ばれたため別行動をすることに。村長は優人にある頼みごとをします。村長に言われて美術室に行くと、継代深柑という美術部部員がいて、勝手に話を進めます。こうして、優人は村長に廃部寸前の美術部に入部するよう頼まれたため、自動的に美術部員になったのでした。それからしばらく経ち、風香との同居生活にも慣れ始めた頃、早朝にあいが家に訊ねてきます。同居がバレないように風香に部屋に引っ込んでもらい、あいが作ったという弁当を食べた優人は、更に昼も作ってくれるということで喜びます。しかし、風香の乱入で良い雰囲気だったのが台無しになってしまいますが・・・。
昼休み、優人はあいと円来、そしてセリカを誘って休日どこか遊びに行こうと誘います。あいと円来は乗り気になりますが、あいは風香も村に来たばかりで友達もいないだろうから誘おうと提案します。優人はセリカと風香が一緒になったらどうなるか不安でしたが、あいのことは守ろうと心に誓うのでした。そして、約束の休日。セリカが寝坊して風香の機嫌が悪くなったため、3人をオレンジ畑に連れていき収穫を手伝ってもらうことに。その後、セリカがやってきたため、目的地の泉に向かい遊びます。しかし、皆が楽しそうにしている中、あいだけ寂しそうに泉を眺めていたため、優人は声をかけます。あいはオレンジ畑でオレンジの匂いを“幸せの匂い”と称し、自分も幸せになりたいと言っていましたが、逆にその幸せの匂いを嗅いだことで自分は罪人であることを思い出し、自分が許せないから幸せになる資格がないと言い、帰ってしまいます。
優人はあいの気持ちを理解して自分だったら一人になりたくなるだろうと思い、追いかけることはしませんでしたが、円来に追いかけてと言われて、あいを探すことにします。しかし、なかなか見つからなかった為、あいがどこかに行ってしまうのではないかという不安がよぎった優人でしたが、バス停のベンチに座ってるあいを発見し安堵します。優人はそこであいに自分の“罪”を話します。自分が家族と暮らしていた家は養護施設で、そこが火事になり父親が亡くなりましたが、そのとき火が灯された蝋燭を持っていた少女を勝手に犯人だと決めつけて、そのせいでその少女が村に居られなくなってしまった・・・それが優人の犯した“罪”だと話します。しかし、謝罪しようにも誰も行き先を知らないから、その罪が償われることはありませんでした。あいは、その村から去って行った女の子に興味を持ち、その子がどこにいるか探すことにするのでした。
ある日の夜、寝付けないため気分転換に外に散歩に出た優人は、バス停であいと会います。あいはそこで1人絵本を読んでいました。あいが以前行方不明の女の子を探すと言いだしたときに絵本を読むことを提案されたことを思い出し、あいが読んでる絵本“ごんぎつね”に興味が出ます。あいは、絵本に出てくる狐のごんの優しさは“罪”を犯した自分が救わるための自己満足だと言いますが、優人はごんのことを自分の“罪”に“光”を見出すことは凄いと反論します。更に“罪”を犯した事実が変わらないなら自分を変えるしかない、誰かのために何かをしようと頑張ったから悲しい結末だけど悲しいだけじゃないと付け加えます。優人に真っ向から自分の意見を否定されたあいですが、ごんに自分を重ねて自己嫌悪していたけど優人の言葉を聞いて救われたと話します。その後、優人はあいを寮まで送っていくことにしましたが、彼女の部屋に招かれます。あいは、自分の1番のお気に入りの絵本“赤いろうそくと人魚”を朗読します。優人はその少し前から眠気が襲っていましたが、彼女の朗読に耳を傾けていると、あいは絵本とは違うことを話し始めます。優人はその言葉で彼女が探していた女の子ではないかと思いましたが、その直後眠気に負けてそこで意識が途絶えるのでした。
朝、目を覚ますと隣にはあいが寝ていました。優人は昨日何かしちゃったのかと慌てますが、あいから朗読の途中で寝ちゃって残念と言われ謝ります。その日は授業がありましたが、既に登校時間を大幅に過ぎていたため、2人は欠席します。そして、2人が出会った場所で再びあいに絵のモデルになってもらい、絵の続きを描きます。あいは、優人との関係を愛ではなく罪で繋がる絆もあると言いますが、優人は幸せになりたいならそんな絆じゃ悲しいと反論します。必死にあいに訴える優人を見て、あいは昨晩話したのは絵本の続きを勝手に創作したものだと冗談めかして言います。当然、優人はそれを真に受けることはしませんでしたが・・・。優人は自分で前を向いて生きてほしいとあいに言っておきながら、あいの過去が気になっていました。家に帰ると風香が相談しなさいと言って来たため、とりあえず話すことにします。秘密を教えてくれないのは信用されていないのかと言うと、風香は秘密を打ち明けることは自分だけが楽になり周りを傷付けることもあるから、一概には言えないと答えます。ただ、その子が秘密を打ち明けてきたらちゃんと受け止めてあげなさいとアドバイスします。
それから数日後、優人はあいの事が好きと自覚し、風香に背中を押されたことあり、あいを呼び出して告白することにします。2人が出会ったトンネルの前で待ち合わせをして、優人は告白しようとしますが、なかなか言い出せずにいると、逆にあいの方から告白されてしまいます。まだ秘密を打ち明けることは出来ないけどと言うあいに対し、優人は目の前にいる今のあいを信じると答えます。そして、2人はキスをして恋人同士になり、その後あの部屋で結ばれます。初体験を済ませた後、優人はウトウトと眠くなってしまい、意識が薄れて行く中、あいに自分のことを覚えていて下さいと言われましたが・・・。
恋人同士になった2人は翌日も仲良く下校し、デートしようと約束します。あいの家まで送ったとき、優人が人がいるかもしれない場所でキスをしたことから、怒って部屋に入ってしまいます。自分の行いを猛省する優人でしたが、翌日あいのお仕置きにもならない可愛いお仕置きに、一安心。しかし、その日の放課後、部活で深柑にキスを目撃されていたことを知り、深柑に書いている女性が全部あいに似ていると指摘されたことで、それはあいと会う前からそうだったと弁護しますが、ふと自分が罪を被せた少女のことを思いだした優人はそれがあいだったことを思い出し、そのまま倒れてしまいます。その記憶の中で、あいを追い出したのは自分であることを知ります。
昔の記憶を思い出した優人は、2人が初めて出会った場所に彼女を呼び出します。そして、あいを連れて幼い頃過ごした養護施設の跡地を訪れ、そこでかつて少女が持っていた赤い蝋燭をあいに手渡します。それは、あいに復讐されるつもりで渡した物でした。あいは、絵本の中で出てくる赤い蝋燭は身売りされる少女が絵が描けなくて蝋燭を赤く塗りつぶしたと話します。それは彼女のトラウマを刺激するものでしたが、あいがいつもと変わらぬ態度だったため、優人は拍子抜けします。それから数日、あいとの平穏な日常に優人はこのままでいいのかと悩みます。村長のアドバイスで受け身の贖罪という自分の選択が間違っていたことも気付き、あいともう1度話し合うことに決めます。
約束したデートの日、あいと景色のいい場所を探して村中を巡ります。優人はずっと話すつもりでいましたが、なかなか切り出せませんでした。そして、日が沈んだ頃、養護施設跡地に着いたとき、あいは服を脱ぎ出し、赤い蝋燭に火を点けます。あいは、復讐するつもりはなく、ただ優人が罪を償いたいと言いながら自分のことを憶えてもらえてなかったことを辛く感じていました。だから愛の絆ではなく罪の絆を信じると言い、優人はあいの気持ちではなく、彼女の罪と過去との繋がりに興味があるのだと断言します。そして、自分の罪を自覚するために優人の側にいたと言い、施設に火を点けたのは私だと自分の罪を打ち明けます。村人から歓迎されてなかった擁護施設が解体されることを知ったあいは、他の施設に行くことが決まっていましたが、初恋の相手だった優人に覚えていてほしくて施設に火を点けたのだと話します。そして、優人からもらった唯一の“罪”というものをずっと覚えて、優人もそれを覚えていてくれるとずっと信じていて、それを確認するために村に帰ってきました。しかし、優人はそのことをまったく覚えていませんでした。それが優人の本当の“罪”だったのです。
自分の本当の“罪”を知った優人は、息苦しくなる中、2人が愛し合うことが許されないことなのかとかろうじて口にしますが、あいは父親を殺して家族をバラバラにした人と愛し合うことは永遠に許されない行為だと答えます。それでもあいは優人と一緒にいる、誰に許されなくても愛し合うことは出来る結婚しようと話します。その倒錯したあいからの求愛を優人は否定し、別れようと告げます。前を向いて歩こうとする優人に対し、あいは罪にしか光が見えないと告げ、優人の元を去っていくのでした。優人ともう1度会いたいから村に戻ってきて、優人と悲しみも愛も罪も罰も全てを分け合いたかっただけという本心を告げずに。翌朝、日曜日なのに学園に行った優人は美術室で自分の絵が赤く塗られているのを発見します。恐らくあいがやったことだろうとその時は思いましたが、後日それが自分でやったことに気付きます。またあいのことを疑い幼い頃と同じように自分の都合の良いように忘れていたことを改めて認識した優人は自己嫌悪します。それでも、優人はあいのことが忘れられず、好きなんだと自覚します。それは、自分のことを忘れないでいてくれると信じていたあいの想いが通じた瞬間でもありました。
優人と別れてからずっとあいは学校を休んでいました。その間は円来がお見舞いに行っていましたが、さすがにクラスメイト達は心配していました。でも、1週間が過ぎた頃、ようやくあいが教室にやってきます。しかし、優人と言葉を交わすことはありませんでした。優人は悩んでいても、あいとの約束で昔のことを誰にも話さずにいました。あいが再登校を始めて2日目の朝、優人がいつもより早く登校すると、あいとすれ違います。優人は自分を無視するあいに声をかけ、別れたときと同じように、過去ではなく今から真っ白な状態から始めたいと話します。しかし、あいはそんなご都合主義の絵本みたいなことは許されないと拒絶します。そして、許されなくても良い、優人に覚えていてもらえるだけで幸せと告げるのでした。
別れた日からずっと、あいとの関係に未練が残る優人。そんな優人を周囲の人間が支えます。色んな人からアドバイスされ未練は残っているものの少しずつ立ち直っていった優人は、いつか罪ではなく愛で繋がることの尊さと、この痛みの向こうに光差す未来がることを確かめようと誓うのでした。
・・・と、いうわけで、1周目は水園円来でした!
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水園円来 キャラクター紹介
円来は優人の幼馴染で村長の娘。神社の巫女もしており、村長の娘ということもあって常に村のためになることを考えています。ただ、父親との関係が冷え切っていて、あまり父親と話をしようとはしません。
優人のことを「ユージーン」と呼び(優=ユー、人=ジーンw)、語尾に「~なの」と付けるのが口癖で、肉まんが大好き。主食オブ主食というくらい好きで、自室には保温器が置いてありますw
のんびりマイペースな性格で独特の感性を持っていて若干不思議ちゃん系。古風な印象を受けますが、テレビなどの流行にはちゃんとついていけています。ただ、テレビを見る等は周囲の話題に合せるためにやっているだけで、彼女自身が「好き」と言えるものは肉まんだけ。決して“自分”というものを出すことはありません。
幼い頃から親が決めた許嫁がいて自由に恋愛できない彼女は、優人とあいの恋人関係に自分の理想を重ねていましたが・・・。
水園円来編 あらすじ
あいと別れてから学園をサボりがちな優人を監視する意味で優人と一緒に登校する円来は、あいと友達に戻れる道を模索するという優人の言葉を聞いて少し安心します。校門まで着くとセリカが待っていて、円来の婚約者に会ったと話すと途端に円来は表情が曇り、婚約に反対するセリカに対しだんだん言葉が冷たくなっていきます。そして、最後は職員室に用があるからと口実を作ってその場から走り去ってしまいます。
決して婚約者と会おうとせず自分の考えも話さない円来の態度に村長も困っていました。嫌なら嫌と言ってほしいのにそれすらもないから、円来に何を考えているのか聞いてほしいと頼まれてしまった優人。円来は最初は優人にも話しませんでしたが、優人が諦めずもう1度聞くとようやくちょっとだけ口を開きます。婚約者と会わないのは心まで支配されないという最後の抵抗であること、そして、自分の両親も政略結婚で神社の跡取りとして愛のない結婚をして今は別々に暮らしていること、決められた人と結婚しなければならないこと。そう円来は話し、それを聞いた優人は、円来が諦めているというのは以前から分かっていたけど、その原因に両親のことが関わっているのではないかと考えます。
知り合いに円来の婚約者のことを聞いて回る優人ですが、最終的には優人になら話してくれるという結論でした。そして、村外から来た美術部部長の深柑にも聞いたとき、だんだんと考えがまとまってきて、電話で円来が結婚して幸せならそれでいい、けどそうでないなら祝福はできない、だからちゃんと婚約者と向き合ってほしいと自分の気持ちを正直に円来に伝えます。優人の言葉は聞くものの父親のことが出ると態度が硬くなる円来は、優人に「何がわかるの」と怒鳴り、父親は娘が心配なのではなく娘が婚約破棄したときに周囲に叩かれることを恐れているだけと言います。円来の怒る声を初めて聞いた優人は驚き、言い過ぎたことを反省。翌日、お互いに謝りますが、どこか距離ができてしまい、ギクシャクするのでした。
その様子を見ていたセリカから何かあったか聞かれたため、円来に怒鳴られたことを話すと、セリカは何故かショックを受け、自分には絶対に怒らないと話します。優人はセリカに怒らないのは当然だと話すと、セリカは怒って家に帰ってしまいます。その日の晩、冷静になったセリカから謝罪の電話がかかってきて、このままじゃいけないから円来に嫌われてもちゃんと言うと決意表明して電話が切られます。優人はセリカのやろうとしていることが分かりませんでしたが・・・。
翌日の朝、円来を待ち伏せして一緒に登校した優人。円来は優人を避けていたのは怒っていたわけじゃなく、優人に怒鳴った自分が怖くなり、優人に嫌われてしまったのではないかと思っていたからだと話します。てっきり円来が怒っていると誤解していた優人は、また仲良くしてほしいという円来に対し、「もちろん」と答えます。お互い嫌われていなかったことに安堵した2人。その後、優人から電話がかかってくる前に母親から電話があったことを話します。円来の母親は、ときどき電話をかけてきて、彼女を村の外に連れ出そうとしていました。円来はそれを言われるとイライラしてしまうと話します。優人に怒鳴ったのはそれも原因の1つでした。村を大切にする円来にとって、勝手に村から出たくせに円来をも村の外に連れ出そうとする母親が許せなかったのです。
その日の放課後、円来は用事があるからと優人から一緒に帰ろうという誘いを断っていました。優人はその用事はセリカに関係していると思い、彼女の後を追います。すると、案の定、円来の向かった先にはセリカが待っていました。セリカはおもむろに円来と出会った頃の話を始め、最後には円来に告白します。それは“幼馴染として”ではないのは明白でした。そして、円来に対し親に決められた許嫁との婚約は破棄してほしいと訴えます。セリカに告白されて動揺した円来はセリカへの返事は一切せず走り去ってしまい、物陰に隠れて一部始終を聞いていた優人はセリカが立ち去るまで待とうと思いましたが・・・誤って音を立ててしまい、セリカに盗み聞きしているのがバレてしまうのでした。
セリカの告白の翌日。放課後、セリカのところへ行き謝った優人は、いつから円来のことを恋愛対象として見ていたのか聞きます。セリカは最初から特別な友達でそれが恋だと気付いたのは数年前だったと話します。そして、この気持ちは一生言うつもりはなかったけど、優人が真剣に円来と向き合っていて未来のことも考えていて、それに対して自分は円来の幸せを一番に願っているはずなのにそれよりも自分が円来に嫌われることを怖がって何も出来なかった、けど自分の真剣な気持ちを話せば何かが変わるかもしれないと思ったから告白したと話します。その後、円来に電話して会うことになった優人は神社へと向かいます。
円来は優人が来るとセリカに告白されたことを話し、恋をしたことがないからどうしたらいいか分からない、婚約を破棄して欲しいとセリカに言われても約束は出来なかったと話します。決められた人と結婚することと自分で誰かを選んで結婚することの違いが分からない・・・円来はただ“恋愛”というものがどういうものか理解していなかったのです。けれども、円来に幸せになってほしいと思って告白したセリカのかすかな願い・・・円来の中にその変化は確かに現れていました。そして、恋が分からないから、それを理解するために優人に3日だけ恋人になってほしいとお願いするのでした。
3日だけの期間限定の偽物の恋人生活がスタート。初日は一緒に登校して昼食は肉まんを一緒に食べて一緒に下校してという普通の学園生活を送ります。2日目の土曜日は優人の部屋で過ごしますが、そこで円来は肉まん以外何も好きなものがない興味がもてない、友達も優人とセリカだけと話します。いつも友達に囲まれていた円来ですが、それは周りに合わせていただけでした。それを聞いて驚いた優人はずっと一緒にいたのに円来のことを何も知らなかったのだと気付き、そして、そんな円来に何か出来ないか考えるようになります。最後の3日目、以前皆で遊びに行った泉までデートして、そこで円来は何故あいのことを好きになったのか優人に聞きます。優人はあいとの約束で秘密にしている部分は話さず、再会したときからのことを順を追って話します。そうしていくうちに優人はあいとのことに整理がついていました。円来も少しだけ恋愛のことが分かったかもと話します。その後、村長が会議で出かけているからと円来の部屋に行き、一緒に肉まんを食べ優人が時々見ているという旅番組を一緒に観ます。
村長がそろそろ戻ってくる時間だからと帰ることにした優人。約束の3日間は終わり、明日からはまた幼馴染で友人の関係に戻るはずでした。円来は恋愛のことをちょっとだけ分かったけど、婚約を解消する気はないと話します。このままではセリカと仲直りは難しいと円来は思ったため、また悩んだら恋人ごっこに付き合ってほしいと優人にお願いします。しかし、優人は婚約を解消するつもりがないならそれはダメだと突き放します。この3日間で優人も円来も2人一緒にいる時間が楽しいと感じてしまったため、優人はこのまま一緒にいたら違う感情が芽生えてしまうと感じていました。その為、食い下がる円来を振り払って帰ろうとしますが、円来は決して優人を離そうとせず抱きつきます。寂しい・・・一緒にいたい・・・そんな円来の想いを聞き、優人も抑えきれなくなり、彼女の気持ちを受け止めることにして、2人はキスをするのでした。
休み明けの月曜日。神社の入口で円来を待っていると、村長がやってきたため、婚約をさせた理由について聞きだします。すると、村長は村のために必要なことと話したため、村を大切に思っている円来に村のためと言ったら彼女が断れなくなるのは当然だと村長に怒りをぶつけます。村長は特に何かいうわけでもなく畑に行ってしまいます。その後、円来がやっていて一緒に登校して、村長から婚約した理由について聞いたと話します。優人はつい熱くなってしまい、円来と一緒のときはいつもその話をするようになり、やがて円来は優人を避けるようになります。何となく無視されていると悟った優人ですが、それでも声を掛け続け、今度は婚約の話とはまったく違う話をしてなるべくその話をしないように心がけます。すると、ある日の放課後、円来も無視するのは止めたと言って優人と一緒に帰りますが、円来は結婚が何故“村のため”になるのか話します。村は若者がどんどん流出して人口が減っており統廃合の話が出ていました。しかし、円来が結婚することで統廃合が無くなると話します。
その後、神社に着くと優人を神社の結婚式で使う祠まで連れていきます。その祠は昔結婚した夫婦が初夜を迎えるための部屋で今は円来の秘密基地でした。その祠の中で円来は許嫁について話します。許嫁は財閥の御曹司で円来と結婚すれば村に養護施設を作る約束をします。円来は若い人が都会に出てどんどん村の人口が減りやがて統廃合で村が無くなってしまうことを嘆いていましたが、擁護施設が出来て子どもたちが村に来て人が増えたら統廃合の話もなくなり、更に養護施設は財閥からの支援も受けられ若い人が増える・・・それがこの村のために一番いいと思って婚約を受け入れたと話します。上手くいかなかった両親を見てきた円来にとって恋愛にも結婚にも希望を見いだせなかったこともあり、断る理由がありませんでした。円来はその人と結婚してもきっとうまくいかない、けども結婚したら1度はその人の身体を受け入れなくてはいけないと話すと、優人は円来を押し倒します。
優人は村のために円来が犠牲になるのは嫌だと話すと、円来もようやく「嫌だよ」と自分の感情と伝えます。そして、婚約なんてしたくないユージーンが好きとこれまで言いたくても言えなかったことを告白し、泣きだします。そんな円来を抱きしめた優人は彼女を守り一緒に歩いていくことを決意。こうして2人は正式に恋人同士になるのでした。恋人になって最初の土曜日、村長に夕方、時間を取ってもらい婚約破棄の話をします。しかし、村長は村が無くなったら円来のせいだと言い、円来の心を折ってしまいます。村のことをどうするか何も考えていなかった円来は、村長を説得することは出来ず、2人は祠に行って話し合います。そして、すっかり弱気になった円来は、婚約を受けることにして、優人に別れを告げるのでした。
休み明け、円来は友人や知人に婚約を受けることにしたと言い回り、自ら退路を塞いでしまいます。優人もあいもセリカも彼女が無理しているのが分かっていましたが、どうすることもできませんでした。それでも優人は諦めず、円来を守るために何かできないか考えます。そして、結婚の主な目的である養護施設のことを調べようと、当時のことについて何か知っていたであろう祖母の遺品からヒントを見つけようとします。すると、父親から祖母への手紙を発見。その中には養護施設が経営難に陥っているという内容が書かれていました。その日付は養護施設が火事になる1週間前のことでした。優人はその手紙を持って父親のことについて村長に話を聞きに行きます。村長はこの話は村長の他には祖母と限られた人しか知らず、優人には話さないよう祖母に強く頼まれていたことから、優人には知られることはなかったはずの話だと前置きした上で、擁護施設について話します。
養護施設はある財閥の支援で成り立っていましたが、火事になる1年前に突然支援を打ち切られてしまいます。そして、火事にあって父が亡くなり、父の友人だった村長は友を守れなかった償いとして養護施設を作ることは出来ないか交渉します。そうして持ち上がったのが円来と財閥の御曹司の婚約話でした。優人は父親が村のために頑張ってきたことや村長も苦しんでいたことを知り、何も知らずに生意気なことを言ってしまったことを謝ります。その後、優人は近くを散歩しながら考えます。これまで自分のことばかりしか考えていなかったこと。もっと円来の話を聞いてあげれば良かったと。そして、神社に戻ってくると、円来が外で母親と電話で話していました。円来はこれまでずっと母親が出て行ったことへの悪口をたくさん聞かされ耐えてきました。そして、そういったことが起こると分かってても円来を置いて村を出て行った母親を許せませんでした。円来は父親の気持ちも分かってて、それでも好きな人が出来て、その葛藤の中でずっと悩んでいました。それを聞いた優人は自分の考えが本当に浅はかだったことに改めて気づきます。ただ円来が好きだから婚約を破棄してほしかった・・・それでだけは円来の心には届かないと。覚悟を決めた優人は円来を抱きしめ、円来と一緒に居るために出来ることをして、いつか円来を迎えにくると約束するのでした。
村に養護施設を作る・・・円来と一緒にいるために今ではなく将来のことを考え始めた優人は、そのために何が必要か資料を集めて調べます。そして、先ずは保育士の資格を取るために、村の外の専門学校に通うことにします。それを知った円来も、自分の足で歩きたいと言った気持ちは嘘じゃない、優人と一緒にいるために自分も考えたいと話し、一緒に資料を調べることにします。その後、優人は養護施設ではなく先ずは保育園を作ることを考えます。2人で保育士の資格を取って保育園を経営し、擁護施設を作るための資金はそれで貯めていく・・・。円来もその提案に賛成します。村のために出来ることを考え、やるべきことが決まった2人は、祠に行って再び告白し合い、2人はもう1度恋人になるのでした。
休日、再び村長と話をする優人と円来は2人で決めたことを村長に話します。2人の覚悟を知った村長は婚約破棄を認めますが、それなら村を出た方が良いと話します。人口減少に困っているのはこの村だけではないのだからと。しかし、円来はハッキリとそれではダメですと答え、大切な人たちがいるこの村が好きだから他の村では駄目と自分の村への想いを告白します。そして、どんなに周りから非難されても、お父様が味方でいてくれるし、村の皆が大好きだから、どんなに時間がかかってもきっと分かってくれると話します。円来の言葉を来て村長はこれまでのことを謝り、娘の成長を喜びます。こうして、これまですれ違っていた父娘の間にあったわだかまりは無くなるのでした。父親と和解した円来。しかし、もう1つ残された問題がありました。それはセリカのことでした。2人はセリカに会いに行き、円来はそこでセリカに感謝します。人を愛する気持ち知りたいと思わせてくれたのはセリカだからと。そして、優人を好きになったからセリカとは付き合えないと謝り、それでも円来にとって凄く大切な友達だよと伝えるのでした。
それから数年後。2人は村に保育園を建てました。まだ子どもの数は少なく、村人全員に受け入れられたわけではありませんが、そこには子どもたちの笑顔があるのでした。
水園円来編 感想
結局、ずっと言われてた“許嫁”は登場しませんでしたねw 1度どんなヤツか見て見たかったですw 円来編のメインは円来ちゃんが婚約破棄するかどうかを判断するために恋愛を理解することと、村の為に出来ることを他人任せではなく自分の意志で行うこと、この2点ですね。婚約を破棄することで村が無くなってしまうかもしれない・・・それが彼女の背負う“罪”でした。まぁまだ少女とも呼べる女の子に村の運命など背負わせるべきではないとは思いますが、村長の娘として産まれてきた宿命ですね。
まとめると、円来が優人を好きになり、“好きな人が出来たから婚約破棄してほしい”と訴えますが、村長から自分たちのことしか考えてないと問題点を指摘されて失敗。その後、婚約の真実を知ったことで、具体的に村の将来をどうしたいかを2人で考えて、それで初めて婚約破棄を認めてもらったというわけです。まぁぶっちゃけ、保育園や養護施設の有る無しだけで人口減少を食い止められるとは思えないので、村の統廃合は進みそうな気はしますが、それを言ったらお話にならないので、円来編は村を救う方法として養護施設に焦点を絞ったっていう解釈で良いと思いますw
円来ちゃんはなんというか、優人と一緒にいるときよりも、肉まん食べてる方が幸せに感じてるんじゃね?っていうくらい、肉まんが好きですよねw それくらい肉まん食べてるシーンが1番幸せそうに見えるwwwww のんびりマイペースの天然ちゃんに見えるけど、村長の娘だけあって色々と物事を考えていて、意外と策士なところがあって人をからかうことが多く、特にあいちゃんはその被害に遭ってますねw ぃぇ、この場合、あいちゃんが純粋すぎるのかもしれませんがwww
Hシーンは4回。うち1回はフェ○だけです。全体的には微妙だったなぁ・・・。おっぱい見せる率は半々。それぞれのHで見せたり見せなかったりです。つか、3回目はフェ○だけとかありえんわー。2回目も目隠しは論外です。おっぱい見せてても目隠しされてる時点でアウトです。ううーん、これまでの作品と比べると円来ちゃんはおっぱい見せる率が低い印象だなぁ・・・。パ○ズ○フェ○も回数は多いけど目隠しされてたり優人が余計なことしたり中途半端でした。色々と残念でした。最後のHの本番2回目のヤツはお漏らしあっておっぱい見せたので良かったですがw
一般シーンだと、やはり肉まんを食べてるシーンでしょうw 円来ちゃんが1番幸せそうに見える瞬間ですwww あとはやはりセリカの告白シーンかな。円来ちゃんに影響を与える1番の要因になったシーンですしね。
さてさて、お次は椿風香です~。
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【椿風香編】【真澄あい編】
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