5周目はクルルでした!!
クルル編は二部構成になっています。
“コード”が手に入るとタイトル画面が変わり、メニューに「???」が追加され、第一部のあるシーンの詳細を見た後、今度は「???」が「ワールドセレクション」に変わります。
クルル キャラクター紹介
クルルはある日突然空から敬の部屋に落ちてきた自称破壊神。名前と地上を破壊するという目的以外何も思い出せない記憶喪失状態でしたが、寮の管理人の紗月にお仕置きされて以降は大人しく紗月のお手伝いをしています。敬とは選挙後に破壊活動を手伝う代わりとして選挙活動を手伝っています。又、記憶喪失なのに色んなネタ(主に女の手管的なw)を知っており、敬はどこからそういう情報を仕入れているのか疑問に感じていますw
いつも飄々として浮世離れした印象。非常にマイペースですが、頭は良く計算高いところがあり(姑息とも言うw)、定期テストも学年5位以内に入るほど。事件などが起こった祭は彼女の意見で解決に導かれたり、相手の目的が分からないときに推理が的中したり、敬の代わりに生徒会の仕事をあっという間に片付けたり時々予想外の活躍をしますが、一方で突拍子もないことを始めて自ら問題を起こしたり、口車に乗せられて問題を起こしたりトラブルメーカーなところもあります。
敬に奢ってもらって初めて食べたラーメンが大好物ですが、お金はあまり持ってないため(それどころか寮を破壊したため25万円の借金があるw)、毎日ように敬に食べさせてもらっています(ただし、全て貸しw)。
生命のいない機械帝国からやってきたことが判明し、アンドロイド疑惑が浮上したものの、食事をするアンドロイドは存在しないため、その正体は謎に包まれていましたが・・・。
クルル編 あらすじ
生徒会選挙最終週の初日。朝食を食べているときに右腕に違和感が走った敬。その後、朝の演説を始めようとしたところ、チコが妨害工作にやってきます。そして、チコがはずみで敬を殴ってしまったところ、敬は「ダミーメイカー」を発動することなくそのまま殴られ気絶。その後は体調不良が続き、クルルが看病することに。
翌日、ロボクルル事件以降、行方をくましていたミナヨが帰ってきて、再び監視されることになりましたが、今度の対象はクルルではなく敬になっていました。それを知ってか知れずしてかクルルは敬のサポートを続けます。そして、初日の妨害以外は何事もなく投票日を迎え、敬は生徒会長に当選。敬が檀上に上がり挨拶をしている間にクルルは姿を消しますが・・・。
支持者たちと祝勝会をしていた敬ですが、クルルのことが気になり、父親に電話することを口実に席を外しクルルを探しに行きます。クルルは中庭にいましたが、それを見て奇妙な感覚に襲われた敬は、彼女に声をかけます。
クルルは敬に気付き、おめでとうと祝福すると、敬と出会った頃からの話を始め、選挙活動のお手伝いをしたら破壊神のお手伝いをするという約束の話をします。しかし、敬は破壊に加担できるような性分じゃないからと約束を変更する権利を与えると言います。“理由がなくなっても一緒にいてほしい”。それがクルルからのお願いでした。
敬がクルルからの変更の約束を承諾すると、今度は2人の関係を聞かれます。その問いには友達だと答えますが、クルルがそれ以上に回答を求めたため、敬は訂正し自分の気持ちを告白します。そして2人は月の見える夜空の下でキスを交わすのでした。
翌日、新生徒会の組閣でソフィア、ファウラ、パフの3人を勧誘したものの、それぞれの理由で(ソフィアは支持者が納得しないから、ファウラは単純に向かないから、パフは敬とクルルのイチャイチャは見たくないからw)ことごとく断られてしまいます。其の為、敬は仕方なく獅子堂軍団初期メンバーだけで役職を決めることになり、副会長(兼破壊神w)はクルル、書記はポン子、会計は見かねた伊織が、そして、パフが断るときに提案した風紀委員を設置する代わりに彼女には庶務を兼務してもらうことになりました(尚、ソロスは企画部長w)。
新生徒会が発足しテストも終わったある日、これまでも軽く体調不調が続いていた敬は、突然酷い倦怠感に襲われます。その感覚に覚えがあり、それは敬が能力に目覚めたときと同じ症状でした。ただでさえ序列1位で世界政府預かりなのにこれ以上の能力に目覚めたらまた研究機関に戻されてしまうと考えた敬は、無理して学園に登校するものの、倒れてしまいます。それを見ていたミナヨは・・・。
目を覚ますと自分の部屋でクルルに看病されていました。翌日クルルに付き添ってもらって念のために研究施設に行き検査を受けましたが、異常なし。その後もクルルとデートしたり普通の日常を送っていましたが、ソロスがメロウにセクハラして攻撃されてそこに敬が仲裁に入ったとき、「ダミーメイカー」が発動せず危うく死にかけてしまいます。緊急で2度目の検査をしてもらったところ、ネオス自体は失っていないものの、「ダミーメイカー」が使用不能になっている・・・ということでした。そして、そのことをクルルは敬が検査を受ける前から気付いていました。
敬は能力を失ったことに対してはそれほど落ち込んではいませんでした。むしろ、ソフィア達が荒事の際は協力してくれることとなり、皆が心配して力になろうとしていたことを嬉しく感じていました。そして、それから何事もなく数日経ち、2回目のデートを翌日に控え、敬はクルルへのプレゼントを考え、その日の放課後はクルルと別行動します。2回目のデートの日、公園でお弁当を食べた後、昨日買った帽子をプレゼントした敬。クルルはそれを嬉しそうに受け取り、ずっと一緒にいられたらいいね、と話します。私が私でいられる限り。
その日の夜、再び月が銀色になっていました。敬は前回この月になったのはクルルがいなくなった前の日だったことを思い出し、急に不安に襲われます。その頃、クルルはミナヨと交戦中でしたが、あっという間にミナヨを倒します。そして、それと同時に天楽園が海に落ちて大津波が発生したり、劫魔界に隕石が落ちてきたり、世界各地で異常現象が発生するのでした。
翌日、世界中は大混乱に陥っている中、クルルは片時も敬から離れようとせず甘えていました。伊織たちは世界が大変なときにと呆れていましたが、敬は言いようのない不安に襲われます。放課後、紗月に頼んでお小遣いを貰ったクルルは色々準備をして、敬に結婚式をしようと言い出します。私が世界の敵だとしたらという話を始めたクルルに対し、敬はクルルを守り最後までクルルと世界が救われる方法を探すと答えます。クルルはその確率は0.0005%という限りなくゼロに近い確率を言いますが、敬は20万分の1なら宝くじに当たるよりずっと高い確率だと一蹴します。すると、クルルは笑うのでした。
夜になり、クルルは敬の部屋で結婚式の準備を始めます。敬が手伝おうとしたものの、クルルはそれを拒み、1人で全て準備します。そして始まった2人だけの結婚式。クルルはウェディングドレスに身を包んだ姿で現れます。そして、式は段取りを無視して2人の好きな様に進み、指輪を交換して誓いのキスを交わします。2人はそのままベッドで愛し合います。
クルルと愛し合った後、寝入ってしまった敬。敬が寝静まったのを確認するとミナヨが部屋にやってきます。覚悟を決めたクルルは敬との思い出を胸に、ミナヨにあるお願いをして敬の元を去ります。その後、月の色が急激に変わり、世界中で大地震が発生。大地震の後、敬がふと目を覚ますと、傍にクルルがいませんでした。慌てて起きる敬でしたが、すぐクルルがやってきます。敬は安堵するものの、抱きしめたクルルは少し冷たい感じがして・・・。
ワールドセレクション編 あらすじ
2度目の銀の月の翌朝。世界中に異常現象が起こって大混乱となっていました。放課後、クルルは敬を誘います。最初敬はクルルがいつも通りラーメンを強請るのかと思ってましたが、クルルが泣きそうになった顔を見せるのは初めてだったので驚きます。
敬が泣き顔を見るのは初めてと言うと、クルルはその指摘が合図だったかのように泣きだし、「怖い」と言います。すると、突然機械兵器が出現。中距離射撃型機械兵機「槍兵(ランサー)」。クルルがそう口にすると突然攻撃をしかけてきます。ランサーは敬を狙ってきたため、クルルと別れ人を巻き込まないように森の方へ逃げます。ダミーメイカーが使えない敬はランサーとランサーとは種類の違う機械兵機に追い詰められ死を覚悟したものの、脳裏に浮かぶのはクルルばかりで、敬はクルルと約束があると戦うことを決意。そして、気が付くとランサー達は全て倒されていました。
何が起きたか分からず茫然としているとミナヨが姿を現します。ミナヨは敬がランサーと僧兵(ビショップ)を倒した敬の新しい能力を「浄化(カタルシス)」と呼び、理性がストッパーになっていて、「ダミーメイカー」がクルルの能力を獲得し起こしたものであると話します。そして、クルルの能力は世界を破壊する力であり、敬も世界に破壊をもたらす破壊神であると付け加えるのでした。
ミナヨは敬だけが世界を救う可能性だからと機械帝国の知る情報を教えるため、機械帝国まで敬を連れて行きます。そして、辿り着いた部屋でミナヨが「マザー」と呼ぶ存在との謁見を許可し、室内に光が広まります。その光が収まると敬の目の前にはクルルにソックリな女の子が椅子に座っていました。クルルにソックリな女の子は自分を「マザー」と言い、クルルをモデルに作られたと話します。そして、知り得る情報全てを話します。
クルルはかつて機械帝国を支配していたヒトと呼ばれた種の最後の1人でした。敬たちが機械帝国と呼ぶ世界にはかつてヒトが住んでおり、彼らは争い続け創造を破壊を繰り返しやがて滅亡しました。しかし、文明の機械だけが生き残り、機械(プロトタイプ)は残された遺伝子情報に基づいてクルルを作り、クルルからマザーを作ったのです。その後クルルは十数年を過ごしマザーとの同期を済ませ冷凍保存されました。冷凍保存された理由はマザーの経年劣化によりバグが生じる可能性があり、万が一マザーが機能を失った際に新たなマザーを作るためでした。つまり、クルルはマザーを作るための“道具”でした。
クルルたちの世界はマザーを中心にして繁栄を始めますが、再び文明は終焉を迎えます。その理由は異界からの侵入でした。“『銀』の月”。それは「幽界」ヒドゥムと呼ばれる世界。ヒドゥムは世界そのものが意志の塊でした。つまりはアストラル体・・・幽霊のようなものでした。ヒドゥムは感染する意志であり、ヒドゥムと同期を果たした個は、ヒドゥムの支配を受け、ヒドゥムの一部になります。そして、最初にヒドゥムの侵食を受けたのは深い眠りの中にいたクルルでした。感染拡大するヒドゥム達の意志は、やがてマザーたちの文明を呑みこみます。マザーの管理下にあった全てはクルルによって侵され、クルルに抵抗する手段は管理下にあったもの全てとの接続を遮断することだけでした。
ヒドゥムの能力は敬が使ったものと同じ「カタルシス(浄化)」。その能力は電気信号。マザーのAIも人間の脳機能も電気信号で管理されている・・・それは意志の上書きと同義でした。個を全とするヒドゥムの意志はネットワークで繋がっておりヒト十数億人分の意志の塊であり、クルルは「幽界」のチャンネルであると同時に「幽界」は彼女のエネルギー供出源でした。そして、肉体を持つクルルは「幽界」に行使されながら「幽界」を従えている唯一の存在となっていたのです。つまり、クルルを失えば「幽界」の「カタルシス」は威力を大幅に減少させることが可能となります。それでも当座を凌ぐ意味でしたが・・・その上でマザーは敬にクルルの生体機能停止を提案します。
クルルを殺せというマザーに対して敬は怒りがわき起こりますが、その瞬間、頭上に穴が開き、ビショップを従えたクルルがやってきます。クルルはマザーが説明をしなかった「五界統合」がどうして起きたのか・・・その真実を話します。
五界統合・・・「変革の日」は機械帝国が起こしたものでした。マザーは自分の存在が飲み込まれるのが怖くなり、本来交わることのない並行した時空(敬たち人間が元々いた世界・ガイアのこと)に逃げ込もうと考えました。それは「幽界」ヒドゥムがしていた他世界への侵入と同じ方法でした。しかし、イレギュラーにより、ガイアだけではなく劫魔界、天楽園、大自然郷まで巻き込まれる事態になります。これが「変革の日」が起こった真実でした。
真相を話したクルルは、マザーを恐怖から解放するために消してあげると言い、マザーの首を掴みます。しかし、クルルは今ここにいるマザーだけが全てではないと知っていました。マザーは自分たちの技術を世界に提供するフリをして、自分のコピーを作り、世界を掌握していました。世界中に散らばったマザーの敵意をも全て受け入れるというクルルに対し、それまでずっと動けずにいた敬はようやく「よせ」と声をかけます。敬の「ダミーメイカー」はクルルからの「カタルシス」を受けて同じ能力に変化していたため、クルルからの感染は受けることはありませんでしたが、その代わり波長が合い過ぎているクルルにも効かない能力でした。しかし、そのとき、マザーから衝撃の事実が語られます。
クルルが敬の部屋に落ちてきたとき、それはクルルがマザーを追い世界に顕現したときでした。そして、クルルが最初に敬に触れて「ダミーメイカー」が彼女の「カタルシス」に適応し、感染を食い止めました。もし、最初に触れたのが敬でなければヒドゥムに感染し、そこから世界中に感染するはずでした。つまり、クルルに最初に触れたのが敬でなければそのとき世界は滅びていたのです。敬とクルルが最初に出会ったのが偶然なのかは不明でしたが・・・。
「ダミーメイカー」は本来5つの世界の能力属性をコピーする能力でしたが、本来あるはずがない6番目の世界の力に混乱したため、敬はときどき体調不良が起こり、やがて「カタルシス」が定着しました。そして、クルルの方も敬からの干渉を受け、「幽界」はクルルというチャンネルを失い、空っぽのクルルを放り出します。そのため、クルルは記憶喪失のような状態になっていたのでした。中身がない私に敬は色々なことを教えてくれたと感謝の言葉を言いますが、それは敬が作りだしたものであり本来の私ではないと話し、敬が作りだした私は私の一部になっていると伝えます。全てを1つにするクルルと、クルルのことを理解できる世界でたった1人の人間である敬は1つになることは決してない・・・それは素敵なことだと話します。私たちがアダムとイブであると。そう告げるとクルルはマザー達を連れて飛び去って行くのでした。
クルルが飛び立ってすぐ世界中の人々はクルルによって意志を取り込まれてしまいます。伊織もファウラもパフも。1億人の意志にも耐えたソフィアですらも100億人の意志には耐えきれませんでした(尚、ソフィアの「ザルツエイン」ならクルルを消すことが可能でしたが彼女は敬に希望を見出しそれをしなかった)。機械帝国から戻ってきた敬は、意志が取り込まれ動かない皆の姿を見て気が狂いそうになりますが、以前のプレゼンでクルルが行った精神干渉と根は同じなら救う方法はあると思い、最後まで抗うことにします。そして、「ダミーメーカー」を使いクルルを知る人たちから全員の能力と希望を受け取ります。敬の「ダミーメーカー」は周囲には“1つだけしかコピーできない”、“コピーした能力は破棄される”と認識されていましたが、それらは敬が訓練により意識的に行っていたものでした。実際は1度に複数の能力を保持・発動することが出来、能力を破棄するかどうかも任意で行えるという驚異的なものだったのです。だからこそのS級1位でした。そして、クルルの「カタルシス」を取り込めたのもそれが理由でした。
皆の能力をコピーした敬の前にクルルが現れます。クルルを救うという敬に対し、邪魔しないでというクルル。敬はクルルを救うために紗月の精神干渉でクルルの動きを鈍らせ、ありとあらゆる能力を駆使してクルルを追い詰めます。すると、少しずつクルルから敬がよく知る彼女の意志が見え隠れするようになります。敬が望む争いのない世界、意志が統一されればそれが可能となるというクルルに対し、敬は皆と笑い合った日々を語り、ひとつになったら皆が皆じゃなくなるお前はお前じゃなくなると否定します。
形勢が不利となったクルルは一旦退き、かつてソフィアと敬が戦った荒地まで行きます。そこはクルルが色々と罠を用意した場所でした。しかし、未だ抵抗を続けるマザーにより邪魔をされてしまいます。マザーは精神干渉でクルルを介して「幽界」を直接攻撃するという敬のやり方を見て勝機を見出し、バックアップすることにします。しかし、敬はそれを拒否。そのことに敬は自分自身で驚きますが、その一瞬だけ出来た隙にクルルは意志を収縮させ、敬くんが嫌いと叫びその光を放ちます。その光は敬の身体を消滅させるほどの意志の力でした。しかし、敬は滅びることなくクルルの意志の中に存在していました。
生まれてからずっと孤独だったクルル。そんなクルルにとって「幽界」の意志は何かの代償には出来ない結びつきのある特別な存在でした。ひとりは寂しいと嘆くクルルの意志に触れた敬は、クルルの意識を呑みこんだ「幽界」を敵視して彼らを滅ぼしてクルルを救おうとしたことが間違っていたことを理解します。だからクルルは自分を拒絶したのだと。出会ってからのクルルでいてほしいと願い「幽界」を悪者にしてクルルを守ろうとした敬は、クルルに謝り、取り戻すクルルはいない、お前がクルルなんだと受け入れます。そして、彼らのチャンネルであるクルルを介して「俺達ここから友達になろう」と伝えます。
敬に攻撃された彼らとクルルは怯え拒否しようとしますが、敬はケンカしたって仲直りすればいい、クルルと一緒に歩いて生きて行きたいと自分の想いを告白し、彼らに対し強制的ではなく1人1人に答えを決めさせてほしい、世界に選択させてほしいと伝えます。すると敬は優しい日差しに包まれて・・・。
「幽界」の支配が解かれ元に戻った世界。全員1つになったときの記憶を覚えていました。クルルは支配を解いたものの、どうしたらいいのか分からないから怖いと話します。敬はクルルたちの恐怖と一生向き合っていく、ずっと傍にいるからと話し、俺と付き合ってほしいと再び告白。クルルもその告白に「うん」と頷き、敬くんのことが大好きだよと自分の想いを伝えるのでした。
「幽界侵攻」騒動から半年後。銀の月・・・6つ目の世界も統合され、ようやく事態も収束に向かった頃、「幽界」を受け入れるなど理解できないと話すマザーの元を訪れた敬。機械帝国では、「幽界」の人達が入る人間とほとんど変わらない機能を持つ義体を作っており(要はクルルと同じ)、その進捗状況について聞いていました。既に一部の意志が既に義体に入っており、群体であった彼らの中にも義体を手に入れたことで自我が目覚め始めていました。最初に作られたプロトタイプの2体は敬とクルルの影響を受け、既にお互いに好意を抱いている状態でした。ただし、全ての意志を転移させるにはあと700年かかるとのことでした。マザーは彼らはこうしてヒトになっていくのか、それは進化か退化かと敬に問いますが、敬はそれは後の世代の人に聞けと答えるのでした。
すっかり日常が戻った学園。騒動からずっと事態の収拾のために世界中を飛び回ってた敬から離れようとしないクルル。学園に戻ってきた2人は、放課後は生徒会活動を再開し、それが終わった後、ラーメンを食べに行きます。銀の月の下で手を繋いで歩く2人。明日は太陽は昇らないかもしれない、今の幸せが失われるのが怖いと未だ不安を抱えるクルルに対し、敬は、迷って生きて行くしかない、今日を笑顔でいられたのなら明日太陽が昇らなくてもこれまで過ごしてきた時間に価値はあると言います。それでも不安を払拭できないクルルに、敬が毎日お前を笑わせてやるよと伝えると、クルルは私が出会えたのが敬くんで良かったと言って笑顔になるのでした。
クルル編&ワールドセレクション編 感想
クルル編の方は恋人同士になってラブラブチュッチュなお話になっていますw クルルがべったり甘えんぼさんになって、敬が喜ぶと思ったことを健気に頑張るようになって、すっごく可愛かったですね~。元々1番好きでしたけど、ますます好きになりましたw 恋人になっても敬とは漫才みたいな会話のままだったのは安心しましたw これぞクルルw
後半はグランドルートに向けての伏線が始まります。最後の結婚式とHシーンは切なかったですね(つд⊂) こういうHシーンで「別れを予感させて切ない」という表現が出来るのもエロゲならではって思います。一般作では絶対出来ない表現方法ですしね。「PRIMAL×HEARTS2」の兎姫もそうでしたけど。
ワールドセレクション編は、ほぼシリアスオンリーですが、当然のことながらこれまでの謎が一気に解ける内容になっています。五界統合の真相、クルルの生い立ち、6つ目の世界の存在、彼らの目的など。そして、ダミーメイカーの真の力も分かります。シナリオ自体はそんなに長くはないですが、一気に真相を語られるので内容は盛りだくさんです。伏線はほぼ回収されてますし、先が気になって凄く面白かったです。まぁ、「新世紀エヴァンゲリオン」の旧劇場版を思い出しましたけどw
それから最後のクルルとの戦闘シーンは熱かったです!敬のダミーメイカーの真の力がチートすぎて、クルルはほとんど対抗できませんでしたね。相手が精神体なら精神攻撃で対応する。紗月さんの能力はクルルたちにとって正に天敵でした。まぁ1番怖いのはソフィアの「ザルツエイン」ですけど、これは森羅万象あらゆるものを消滅させるというチート中のチート能力なので除きますw クルルが紗月さんを恐れたのは罰を受けたからだけじゃなくて、彼女の能力を本能的に恐れたからなのかなとちょっと思ったりしますw
Hシーンは5回。ワールドセレクション編では1度もなく、クルル編で3回、ワールドセレクション編クリア後に2回追加あります。ロリ巨乳系ってことで期待してましたが、2回目を除いては本番Hで1度はおっぱい見せてくれるので満足しました。2回目も本番Hはバックでお尻見せでしたが、その前がパ○ズ○フェ○だったので良しとしますw 1番良かったのはやはり3回目ですね。2人きりの結婚式が終わった直後のHシーンですが、2連続で本番Hがあって両方ともおっぱい見せてくれたし、何よりこのあとすぐ2人は離れるんだろうと分かったので、切なかったからですね。できればウェディングドレスは幸せなときに着てもらいたかったです(つд⊂) あとは、追加の方のチアのコスでのHシーンかなw チアリーダーのコスで応援されたら頑張るしかない!(何を?w
一般シーンですと、やはり2人だけの結婚式かな~。ヒロインのウェディングドレス姿っていうのはやはり特別です。月の明かりに照らされたクルルがすごく幻想的で綺麗でした。出来ればあんな形ではないときに見せてほしかったですけどね。あとは、共通ルートになるけど、出会ってすぐ紗月さんに連れ去られるシーンw こもわた遙華さんの描く哀愁漂うクルルの表情が凄くイイ!www それからデートでクルルの弁当を食べるシーンかな。このときのクルルは凄く可愛かった!最後に帽子を被った姿も良かったです!クルル可愛い!!・・・漫才な会話も好きですw
さてさて、お次で最後になります。サブヒロイン編です!
他のヒロインのあらすじ・感想はこちら↓
【獅子堂伊織編】【パーフィル編】【ファウラ=リィナンス編】
【ソフィア=ユースティ編】【サブヒロイン編】
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クルルちゃん可愛い(*´Д`*)b