映画「ブラック・スワン」を観ました
ナタリー・ポートマンが主演女優賞でオスカーを獲得した作品です
ニューヨークのバレー・カンパニーに所属するニナ(N・ポートマン)は
新作「白鳥の湖」で主役の座を射止めます
純真な白鳥の女王は彼女にとってはまり役だったのですが
邪悪で官能的な黒鳥も演じなければならないこの大役は難題でした
元バレリーナだった母親の期待、役を奪われるのではという恐怖
様々なプレッシャーから彼女は徐々に追い詰められ
悪夢と現実の狭間をさ迷います
ニナの心の混乱が狂気へと変貌してゆく様子を
ウォン・カーウェイ張りのハンディーカメラが追って
臨場感と緊迫感でドキドキです
優雅なバレー映画と思いきやだんだんオカルト風に展開しても
決して品位を失わずダークな作品に仕上がっています
フィナーレのバレーシーンは圧巻でした
エンドロールにウィノナ・ライダーの名前を発見!
万引き事件で逮捕されてビックリの彼女が?
ニナに主役を奪われボロボロになってゆく元プリマの役でした
女優もプリマドンナも華やかなステージで美しい仮面を被っていても
舞台裏で心は病んでゆくのねぇ